2008年12月31日の夜…
デンデ「もう夜ですか、最近暗くなるの早いですよね…」
679「冬ですからね」
デンデ「そうなんですけどね」
679「神様は夜がお嫌いで?」
デンデ「そんなに嫌いってわけじゃないですよ、…でも」
679「でも?」
デンデ「…」
679「…」
679「私は好きですよ、夜」
デンデ「ぼくはあんまり好きじゃないです…」
679「何故?」
デンデ「何故って……だって679さん、夜になったら帰っちゃうじゃないですか」
679「ふむ」
デンデ「…」
679「やはり、私は好きですね」
デンデ「…」
679「夜になると、あなたが少しばかり甘えてくれる。」
679「『帰らないで』なんて言われた日には、もうたまりませんね」
デンデ「!!」
679「神様は真っ紫だ」
デンデ「も、もう!もう!帰ったらいいじゃないですか!679さんは恥ずかしい人です!」
679「帰って欲しい?」
デンデ「え…」
679「残念ですが今日は帰りません。研究所にはそう言ってあります」
デンデ「年末年始忙しいって、言ってたじゃないですか…」
679「さてね、私はあなたと新しい年を迎えるためならば、休む間なんか惜しくはないんですよ」
デンデ「…」
679「無論、神様が嫌だと仰るのならば帰りますが」
デンデ「…いい」
679「神様?」
デンデ「…嫌じゃ、ないです」
679「それはよかった」
デンデ「679さんはやっぱり恥ずかしい人です…」
679「何とでもどうぞ」
デンデ「…」
デンデ「でも、少しうれしいです」
679「私もですよ。少しなんてものではないですが」
デンデ「ふふふ、この星に来て、何度目の年越しかわかりませんけど、はじめてなんです」
679「初めて?」
デンデ「ポポさん以外の人と、年越しするの」
679「それが嬉しい?」
デンデ「はい、…変ですか?」
679「いえいえ、その話を聞いて私も嬉しく思います」
デンデ「…」
679「…」
679「やはり、何よりもあなたと共にいる時間を選択してよかった」
デンデ「ねぇ、679さ…」
679「あと15秒」
デンデ「?」
679「あと10秒で来年ですよ、神様」
デンデ「早いなぁ…」
679「5、4、3、2、1…」
デンデ「あけましておめでとうございます。679さん」
679「こちらこそ、あけましておめでとうございます。神様」