どらごんメモリアル〜forever with you〜2

前スレ:どらごんメモリアル〜forever with you〜
938 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 21:00:59.92 ID:sZyDVu6o
>>900 B・従う

主人公「あーあ、なんで俺が授業サボって生物準備室の掃除なんて……」
クウラ「全くだ。なんで俺が掃除なんてしなくてはいけないんだ」
主人公「クウラせんせーの仕事でしょうが!」
クウラ「整頓されていなくても俺には何が何処にあるのかくらい解っているんだ」
クウラ「それをあの…あいつが…片付けないと給料を下げると」
主人公「あいつ?」
クウラ「理事長だ…」
主人公「そういえば俺、ここの理事長見たことないです」
クウラ「ふんッ」
主人公「どんな人なんですか?」
クウラ「口より手を動かせ。使えないやつだな」
主人公「きっついなあ」

主人公「…?」
主人公「良く見たらホルマリン漬けの瓶だけはホコリ被ってなくてキレイだ」
クウラ「手もとがお留守だぞ。てきぱきと片付けろ」
主人公「うわ、偉そう……」


944 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 21:09:24.61 ID:sZyDVu6o
主人公「先生」
クウラ「黙って片付けろ」
主人公「いや、なんでホルマリン漬けの瓶だけはピカピカなのかなあと思って」
クウラ「!」
主人公「?」
クウラ「……俺が知るか。誰かが磨いているんだろう」
主人公「視線がなんだかアサッテの方を向いている」

クウラ「早く片付けろ。今日中に始末をつけなければ給料に響く」
主人公「なんで俺が……」


クウラ「ふむ。何とか片付いたな」
主人公「ぜー、ぜー」
クウラ「お前を使ったことは誰にも言うなよ」
主人公「え?」
クウラ「俺のプライドの問題だ。1人じゃ出来ないのかと思われたら癪だろう」
主人公「じゃあ1人でやればいいのに」
クウラ「……勿論1人で出来た。わざわざお前に手伝わせてやったんだ」
主人公「はっ?」
クウラ「感謝しろ。そして出て行け、もう放課後だぞ」
主人公「うわッ!!こんな時間か!」
クウラ「お前の体臭が染み付く前に出て行け」
主人公「…なんて言い草ですか!ひどいな!」


951 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 21:21:19.69 ID:sZyDVu6o

フリーザ「!」
主人公「!」
フリーザ「お、お前は体育の時の…」
主人公「フリーザじゃないか、こんなとこで何してるんだ?」
フリーザ「お前には関係ないでしょう!」

主人公「……?生物準備室に何か用事なのか?」
主人公「取りあえず教室に戻るか」

放課後、思い思いに部活動に向かったり、教室に残ってお喋りを楽しんだりと
生徒達は楽しそうだ。
ざわめきを聞きながら教室に向かうと、>>1とピッコロはまだ残っていた。

主人公「まだ帰ってなかったのか」
>>1「おっ、サボリ魔のご登場だぜ〜〜」
主人公「うるさいな」
ピッコロ「具合でも悪かったのか?」
主人公「別にそういうわけじゃ…、あ、そうだ、>>1」
>>1「ん?」


A・クウラ先生ってどんな人か知らないか?
B・フリーザって生物部とかそういうのだっけ?
C・一緒に帰ろうか!

>>954


964 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 21:31:28.39 ID:sZyDVu6o
>>954 A・クウラ先生について

主人公「クウラ先生ってどんな人か知らないか?」
>>1「おっ、クウラ先生かよ〜、目が高ぇな主人公!」
主人公「え?」
>>1「性格悪そうだしやたらプライド高いし生徒にも厳しいから人気ねーけどさ」
>>1「良く見たら白衣から覗く膝小僧とか滑らかかつ柔らかな動きを見せるしっぽとか」
>>1「クソえろいよな!」
主人公「……いや、そういうことではなくて」
>>1「わりいわりい!ついたぎっちまったぜ!」
ピッコロ「……しっぽか……」
>>1「クウラ先生は最近赴任してきたばっかりで流石の俺もまだ情報集め切れてないんだけどなー」
>>1「なんか前の学校で事件起こしちまったらしいぜ?詳しくはまだわかんねえんだけど」
>>1「自分のテリトリーに人を入れるのがイヤみたいだな。なんか人間の匂いが嫌いとか?」
>>1「こっそり盗み見たりしてると、たまに辛そうにため息ついたりしてるあたり」
>>1「なーんか裏がありそうなんだよなぁ。陰のある大人の無性ってかー!萌えるぜ!」
ピッコロ「……」
>>1「あと、教師同士の飲み会とかそういうのぜんっぜん参加しねーってさ」
主人公「お前ほんと詳しいな」

主人公「事件、か…」


A・なんだか気になる。生物準備室にもう一度言ってみる
B・>>1!帰ろうか!
C・今日は1人で帰ろう。

>>970


985 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 21:41:20.76 ID:sZyDVu6o
>>970 B・いつも通りの帰り道

主人公「今日はなんだか色んな人と話したなあ」
>>1「お?そうなのか。お前昼も午後もいなかったもんな!」
主人公「ああ。昼はお前ら2人で食べたのか?」
ピッコロ「ああ」
>>1「あ、ちょっと待ってて!駄菓子屋でタラタラ買って来る!!」
主人公「ガキくせーなあ」
>>1「うっせ!」

ピッコロ「おい」
主人公「なんだ?」
ピッコロ「昼、は」
主人公「?」
ピッコロ「最近、いつもオレが一緒なのがイヤなのか?」
主人公「へ?」
ピッコロ「……お前と>>1はいつも一緒に昼食を取っていただろう」
主人公「ああ、なんとなくな」
ピッコロ「……オレが混じるのがイヤだったのか?」
主人公「お、おい、なんでそんな思いつめた顔してんだよ」


A・「そんなことない!」
B・「実はちょっと、そういうトコあんだよな」
C・「寧ろ歓迎してるぞ?」
D・「うーん、まあ気は使うけどな……」
E・「なんだよ突然」

>>990


7 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 21:49:11.24 ID:sZyDVu6o
>>990 C

主人公「寧ろ歓迎してるぞ?」
ピッコロ「……本当か?」
主人公「あったりまえだって!あいつとは腐れ縁でずっと一緒にいたけど」
主人公「正直うるさいしさ。なんか勘違いされるのも本当に心の底からイヤだし」
ピッコロ「……」
主人公「あんたが一緒に行動してくれんのはありがたいって」
ピッコロ「そう、か?」
主人公「そーそー。男女が一緒にいるだけで変なこと言うヤツとかいるしさ」
ピッコロ「お前と>>1は、本当に、ぜんぜんそんなことはないのか?」
主人公「きっもちわるい!考えただけでリバースするぞ」
ピッコロ「>>1もそう言っていたが……」
主人公「本当に無理」
ピッコロ「そうか?」
主人公「マジで無理。男みたいじゃんあいつ。ダチとしちゃ悪くないけど」
ピッコロ「そうか……」

ピッコロ「オレは邪魔じゃないか?」
主人公「馬鹿だな!邪魔なんかじゃないって」
ピッコロ「……。そうか」


22 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 21:57:02.47 ID:sZyDVu6o
主人公「だからそんなこと気にしないでいろよ」
ピッコロ「……すまん」
主人公「あはは!昼抜けたのはちょっとした気分転換だって」
ピッコロ「そうか」
主人公「深い意味はないよ」
ピッコロ「そうか」

>>1「ああ?!俺のピッコロさんと何盛り上がってんだよ?!許せん!」
ピッコロ「誰がお前のだアホか」
主人公「別に盛り上がってねーって。おいこら『タラタラしてんじゃね〜よ』投げつけんな」
>>1「成敗!成敗!」
ピッコロ「勿体無いだろう、止めんか」
>>1「うっす!やめる!」
主人公「ったく……」

>>1「それにしても明日の英語の小テスト気が重いよなー」
ピッコロ「普段からきちんきちんとやっていれば大したことじゃない」
>>1「きちんきちんとやってない俺には大したことなんだよ!」
主人公「英語の小テスト……?」


28 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 22:00:17.64 ID:sZyDVu6o
>>1「あ!そうかお前五時間目いなかったもんな」
ピッコロ「ああ…すまん、教えておけばよかったな」
ピッコロ「明日の英語はまとめ小テストらしい。教科書はちゃんと持って帰っているか?」
主人公「……」
>>1「通知表に響くらしいぞ〜」
主人公「……」
>>1「教科書置いてきちまったんだなお前wwwwwwwwざまーwwwwwwww」
主人公「くそっ、早く教えてくれよ!」
ピッコロ「……仕方ないな、オレの家に寄って少し勉強していくか?」
>>1「え!何それずりい!走って取りにいけばいいじゃん!」
主人公「そうだな……」


A・もう一度学校に戻る
B・ピッコロの言葉に甘える
C・諦めて明日の朝詰め込む

>>35


51 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 22:10:11.24 ID:sZyDVu6o
>>35 A・学校へ

主人公「まだ明るいしガッコ戻るよ」
ピッコロ「良いのか?」
>>1「俺ら帰っとくぞ〜」
主人公「ああ帰ってろ帰ってろ。ふん」
>>1「ピッコロさ〜ん!ちょっと駅前ぶらつこう〜♪♪」
ピッコロ「……あ、ああ」

ピッコロ「おい、本当にいいのか?」
主人公「え?ああ、サンキュー、仕方ないよ俺が忘れたんだし」
ピッコロ「そうか。……解った、気をつけるんだぞ」
主人公「おう」

>>1「ピッコロさんピッコロさんっ」
ピッコロ「おい、あんまり張り付くな歩きづらい」
>>1「おそろいでノートとか買おうぜ〜〜ひゃっほう」


主人公「……仲いいなあいつら」


57 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 22:18:54.13 ID:sZyDVu6o
茜色の陽射しが窓から注ぎ込む教室にはもう誰も残っていなかった。
机の中に置いたままの英語の教科書を引っ張り出して鞄に押し込むと、
俺は一つ溜息をついた。
夕暮れの学校はただそれだけで少しセンチメンタルな気持ちを抱かせる。
俺詩人!

教室から出て廊下を歩く。部活動に励む奴等の掛け声や明るいざわめきが満ちている。
ふと気が向いて足を生物準備室へと向けた。
もうクウラ先生も帰っているだろう、ただなんとなく前を通りかかっただけだ。


バタン!

突然目の前の扉が開いて、小さな人影が転がるように飛び出してくる。

主人公「うわっと」
フリーザ「!!」
フリーザ「お、お前。どうしてここに」
主人公「……?泣いてるのか?」
フリーザ「!!!!」

俺にぶつかってきたフリーザの目許がほんのりと濡れているようで、
思わず口に出てしまった言葉に、フリーザは表情をゆがめた。


65 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 22:23:46.31 ID:sZyDVu6o
主人公「うぎゃあッ!」

思いがけない状況に硬直してしまった俺を、フリーザが思い切り突き飛ばして廊下をすっ飛んでいく。
ああ本当に走るより早いな…なんて、壁にぶつけた頭を撫でながら見送った。

よろよろと立ち上がって、生物準備室をそっと覗く。
クウラ先生が1人で机に向かっているようだ。

さて……


A・生物準備室へ
B・フリーザを探しに
C・頭がとても痛いので保健室へ

>>70


81 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 22:35:31.49 ID:sZyDVu6o
>>70 A

少し開いたままだった扉をそっと開かせて中に頭を入れる。

クウラ「……、……」

クウラ先生が何かぼそぼそと話しているが、良く聞き取れない。
1人でいるように見えるけど、誰と話しているんだろう?

クウラ「……本当に」
主人公「?」

もう少し近づいてみよう……。

クウラ「フリーザにも困ったものだ…余り私に関わらないようにと言っておいたのに」
主人公「……?」
クウラ「そもそも俺は生き物が余り好きじゃないんだ…それでも生物教師をやっているのは」
クウラ「君達と一緒にいられるからだ、フィール、それにロスも……」
クウラ「今日も美しい。真っ白に脱色されてたゆたうお前たちは本当に可憐だ」
主人公「……?」


A・こっそり手元を覗く
B・声を掛ける

>>85


91 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 22:53:44.95 ID:sZyDVu6o
>>85 A・覗く

クウラ先生の白地に紫のラインが入った丸い後ろ頭越しに、そっと手元を覗いた。

クウラ「フィール、お前の華奢な肋骨はとてもステキだ」

フィール?……板の上に固定されたネズミの骨格標本のことだろうか。
クウラ先生の紫色の指がネズミの背骨を慈しむようにやわやわと撫でている。
あれ。もしかしてこの人危ない人なのかな。

クウラ「ロス、お前のさらけ出された(自主規制)…ホルマリン水溶液に漬けられて」
クウラ「硬く硬く凝固してしまっているそれをこの手の上で転がしてみたいものだな」
クウラ「そして俺の手の上でぐずぐずに崩れていく様を見守りたい……」

ロス、っていうのはあのカエルのホルマリン漬けのことなのか、な。
(自主規制)が丸出しになってる…。正直あんまり視界に入れたくはない。


100 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:01:26.20 ID:sZyDVu6o
クウラ「!!」
クウラ「ホルマリンの芳しい香りに混じって嫌な匂いが……誰だ!」
主人公「ひい!」
クウラ「何者だ貴様…、ん?……どこかで見たことのある面だな」
主人公「昼間片付け手伝ったじゃないですか!忘れるの早いな!」
クウラ「ああ……そういえば。なんだ今更。お前なんぞにもう用はないぞ」
主人公「えーと……」

立ち上がったクウラ先生が、俺から標本を隠すように後ろ手で机の隅に押し遣っている。
表情は冷徹そうな無表情のままだが、もしかしたら少し慌ててるのかも知れないな。
にしても嫌な匂いってヒドイな……。


A・「その標本、名前ついてるんですか」
B・「さっきフリーザが飛び出していったみたいですけど」
C・「俺そんなにいやな匂いですか?」

>>103


111 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:08:33.90 ID:sZyDVu6o
>>103 A・標本について

主人公「その標本、名前ついてるんですか」
クウラ「何を言っているんだお前は」
主人公「いや、だってさっき呼んでたじゃないですか」
クウラ「……盗み聞きをしたのか。趣味が悪いな」
主人公「確かふぃー…れ?」
クウラ「フィールだ!そしてこっちがロス!」
主人公「ああそうそう。やっぱり名前付けたのクウラ先生なんですね」
クウラ「ふん……まあ俺はそんなに隠すつもりはないんだ」
クウラ「美しいだろう?」
主人公「え…」

クウラ「生命が終われば土に還るはずのこいつらが」
クウラ「教育のため、研究のためと理由をつけてこうして無理に形を留められ」
クウラ「既に魂はここにないというに、体を失うことも許されず」
クウラ「こうしてはしたない姿を晒しているのだ」

クウラ「悲しく、そして美しいと思わないか」


118 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:15:22.92 ID:sZyDVu6o
主人公「……」

クウラ「見たまえ、ロスの切り裂かれた腹からいやらしく見せ付けるように覗いた(自主規制)を」
主人公「……」
クウラ「はしたないだろう?ロスは生前、自分が死んだあとこんな風に辱められるなんて」
クウラ「思いもしなかったに違いない」
クウラ「父や母、兄弟や仲間達と同じように地に還ることが出来ると心底から信じていただろう」
クウラ「それなのに今ロスはどうなっている?」
クウラ「幾人もの目の前で(自主規制)を浅ましく曝け出して」
クウラ「ホルマリンに侵蝕されて硬化したかわいそうな体を」
クウラ「どうすることも出来ず見せ付けたまま、静かに、じっとしているしかないのだ」

クウラ「ああ……これこそが美だ」

主人公「クウラ先生、とーすいしている」


123 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:21:20.06 ID:sZyDVu6o
クウラ「死体は思想を語らない」
主人公「?」
クウラ「死体は夢を語らない」
主人公「はあ」
クウラ「死体は、嘘をつかない」
主人公「……?」

クウラ「生き物は何にでもなるだろう。性にも悪にも正義にも偽善にも」
クウラ「死体は何にもなれない。ただどこまでも死体であり、それは静かだ」
クウラ「だから俺は死体が好きだ」

主人公「うーん……」


A・「俺には良く解らないです」
B・「そうですね。確かに生きてるもんよりは純粋かな」
C・「それよりフリーザと何があったんですか?」

>>130


142 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:32:39.99 ID:sZyDVu6o
>>130 B・同意?

主人公「そうですね。確かに生きてるもんよりは純粋かな」

そう呟いてみると、『ロス』と名づけているらしいホルマリン漬けのカエルを
うっとりと眺めていたクウラ先生が少し目を眇めて俺を見た。
赤い瞳が俺の表情を探るように、チラと輝く。
ロスを見詰めている時とは違う、甘やかな目線ではない。
だけど昼間に俺を見たときの、無機物を見るような目つきともまた違うような気がする。

クウラ「お前の名前はなんというんだ」
主人公「え。主人公です」
クウラ「主人公……か。俺の話を聞いて逃げ出さなかった奴は初めてだ」
主人公「あー……」

確かに、俺でもちょっと退いた。多分普通なら俺も逃げていたと思う。
だけどクウラ先生の言葉の端々に、どこか悲しげな気配を感じてしまったんだ。
>>1の言葉を思い出す。事件。辛そうな溜息。そして人間の匂いが嫌い?


154 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:40:03.48 ID:sZyDVu6o
クウラ先生がゆっくりとホルマリン漬けの瓶を机に置いた。
ゴト。重い音が立つ。紫色の指先が磨き込まれた瓶の表面を滑るように撫でている。

なんとなく言葉が途絶えた。
窓の外で輝いていたオレンジの光は段々とその力を無くしていき、
少しずつ生物準備室は墨を空気に流し込んだように端から暗くなっていく。
どうして出て行けと言われないのだろう、なんて
ぼんやり考えながらクウラ先生を眺めた。


A・「生き物は思想を持つから嫌いなんですか?」
B・「生き物は夢を語るから嫌いなんですか?」
C・「生き物は嘘をつくから嫌いなんですか?」
D・「……前の学校で、何かあったって聞いたんですが」
E・「フリーザが泣いていたんですが、どうしたんですか?」
F・「クウラ先生のことを、理解したいと思っているんです」


>>158


167 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:50:40.69 ID:sZyDVu6o
>>158 E・フリーザについて

沈黙を破るように唇を開けた。

主人公「フリーザが泣いていたんですが、どうしたんですか?」
クウラ「ああ……、フリーザか」

生物準備室の前でぶつかったフリーザの目尻に滲んでいた涙。
どうしてもそれが忘れられない。
生物準備室にいたのはクウラ先生だけで、
それならばクウラ先生はその理由を知っていなければおかしい。

クウラ「あれはしつこくてな……」

クウラ先生がふっと視線を机の上に落とす。
片付けたばかりのはずの机の上は既に雑然としていた。

クウラ「家に戻って来いとうるさいんだ」
主人公「家に?」
クウラ「なんだ。気付かないのか。あれは俺の妹だ」


170 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 23:55:15.73 ID:sZyDVu6o
主人公「ええっ……」
クウラ「似ていないか?昔は良く似ていると言われたものだが」
主人公「そう言われれば……」
クウラ「ともかく俺は戻る気はないからな。そのことで少し言い争っただけだ」
主人公「そうなんですか」

混沌とした机の上にひっそりと立ち尽くすネズミの骨格標本…
…確かフィールだったっけ。それをいとおしむようにクウラ先生の指があやす。
クウラ先生の赤い目はしんとしていた。静かだった。
それは穏やかなようにも見えたけれど、やはりどこか寂しげに感じる。


A・「姉妹なのに一緒に暮らしていないんですか?」
B・「フリーザと仲が悪いんですか?」
C・「フィール、可愛いですね」

>>174



更につづきます!
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VIPに投稿された「ピッコロと俺の結婚生活」から派生したお話のまとめサイトです。
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お話を連続して読むためだけの目的で作成していますので、途中のレスなどは省かれています。
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