どらごんメモリアル〜forever with you〜

742 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 17:27:12.34 ID:sZyDVu6o
どらごんメモリアル〜forever with you〜

ジリリリリリリリ……
聞き慣れたけたたましい目覚ましの音で覚醒した。
枕元でがなりたてる時計を思い切り平手で上から叩きのめす。
ジリ……
たわいもなく時計は沈黙した。

朝だ。

俺はのろのろと身支度を整え始める。
朝飯は……面倒だ。今日は良いか。

父親の海外出張に母親も付き合い、海外に行きたくないと
言い張った俺は1人日本に取り残されている。
1人暮らしも慣れたもんだ。

「おおおーーーいっ!主人公〜〜〜ッ!!」

ガッツンガッツンと力任せにドアを蹴りたくるアホが、今朝も来た。



743 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 17:31:41.01 ID:sZyDVu6o
>>1「おっはよー!!」

開けたくなかったがドアを開けないことには学校に行けない。
それにドアへのダメージが心配だ。
渋々ノブを廻して開けると、満面の笑顔が飛び込んできた。
女のクセにツルツルのスキンヘッド。
スカートの下にジャージを履いた、ちょっとどうかと思う格好で
>>1が立っていた。

>>1「なんだよ朝っぱらから辛気くせー顔してんなあ」
主人公「朝っぱらからうるさいぞ」
>>1「折角迎えに来てやってんだから感謝しろよな〜」

頼んだ覚えはない。
だがそれを口に出すとギャンギャンと、ますますうるさくなりそうだったから
黙って靴を履いてマンションの廊下に出た。
薄っぺらで、中身が空なんじゃないかとすら思える鞄を振り回して
>>1が歩き出す。俺はついていく。

1人暮らしをこのマンションで始めるまではこいつは俺のお隣さんだった。
いわゆる幼馴染ってやつか…余りいい思い出はないけど。


748 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 17:37:08.23 ID:sZyDVu6o
>>1「あ、ピッコロさんだ」
主人公「なんでお前、同級生なのにピッコロにさん付けするんだ?」
>>1「なんとなくさんづけしたくなるんだよなあ」

>>1とピッコロは仲が良い。
というか一方的に>>1が纏わりついているような印象だ。
はたから見ていればピッコロは迷惑しているんじゃないかとも思えるが、
>>1がピッコロに構いだす前はずっと1人だったから
それも良いのかも知れない。俺は傍観していた。

>>1「ピッコロさ〜んっ!!」
鞄を持った腕をぶんぶん揺すって自己アピールしながら
>>1がピッコロに近づいていく。
ピッコロがゆっくり振り返って、いっつも厳しい顔をしている表情筋を
少しだけ緩めた。
ああ、怖いやつだと思ってたけど、こうして見ればそうでもない。

ピッコロ「おはよう」
>>1「おっはよ〜〜!!」
主人公「おはよ」

ピッコロの腕に飛びつくように抱きついた>>1を、邪険にしながらも本気で振り払いはせずに
ピッコロも並んで歩き出した。
最近はいつもこうして三人で登校するようになっている。
なんで毎朝会うんだろうな?ピッコロと。偶然って結構日常に転がってるもんだな。


754 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 17:46:38.44 ID:sZyDVu6o
市立どらめき高校。
俺たちが通う高校だ。かなり自由な校風の学園で、皆フリーダムに生きている。

「おはよー」
「おはよう」

挨拶をかけあう生徒達の波の中に俺たちも紛れ込んでいく。
ふとその波が割れた。
人ごみの割れ目に出来た道をまるでモーゼのように堂々と歩いていくのはフリーザだ。

フリーザ「おはよう、一般庶民ども」

とりまきのザーボンやギニューたちを引き連れて悠々と登校する姿は、
背の低さを忘れさせるほどに気品に満ちている。

同じ制服もあいつが着ていると何故か高級品に見える。
一説によるとファンクラブも出来ているらしい。俺は会員じゃないが、>>1がそう言っていた。

>>1「いや〜、やっぱフリーザ様はすげえカワイイよなー」
ピッコロ「そうか…?」

うっとりとフリーザを見送った>>1の呟きに、ピッコロが小さく首を傾げる。


757 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 17:51:40.73 ID:sZyDVu6o
ピッコロ「じゃ、オレは職員室に行くのでな」

下駄箱のところでピッコロとは別れる。
学級委員長のピッコロは毎朝担任のところに行っている。大変そうだよな。
ぴんっと背筋を伸ばしてすたすたと歩く後姿に、スカートが揺れている。
涎でも垂れそうな顔で>>1がピッコロの腰つきを見詰めていたが、
気付かない振りをした。

さて、クラスにつくまでは>>1と2人きりか……

A・「お前、なんでピッコロに付きまとうんだ?」
B・「ピッコロってどんなヤツだ?」
C・「フリーザファンクラブってどんなことしてるんだ?」

>>760


771 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 17:57:50.78 ID:sZyDVu6o
>>760
主人公「なあ>>1」
>>1「お?」

背中に手を突っ込んでバリバリ引っ掻いている>>1に声を掛ける。
本当にこいつは女なんだろうか。
長年の付き合いだが、こいつに対して色気や可愛らしさを感じたことが
一度もない。

主人公「お前、なんでピッコロに付きまとうんだ?」
>>1「へ?なんだよ突然」

パチパチと瞬きする>>1だが、可愛くない。
眉毛もない女に可愛さを求めることが間違っているんだろうな。
うーん、と唸りながら首をぐるぐる廻す>>1。首の骨がバキバキと言い出す。
お前はおやじか。

>>1「なんでかなあ……ピッコロさん優しいし、あー、俺ピッコロさん好きなんだろうなあ」
主人公「へ?」
>>1「恋愛じゃねーかも知れんけど、ピッコロさんが楽しそうにしててくれないと」
>>1「なんか寂しいんだよなー」
主人公「ふうん……」

解ったような解らないような。ヘラヘラ笑う>>1が、クラスの戸を開けた。


782 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 18:04:18.03 ID:sZyDVu6o
めんどくさがりの担任の代わりに、委員長のピッコロがHRを終わらせる。
授業中は平穏なものだ。ふと、背中を叩かれる。手紙が廻ってきた。

手紙「おまえ朝飯食ってないんじゃねー?」

>>1の字だ。食ってない、という手紙を返すと、あっという間にまた手紙が戻ってくる。

手紙「一時間目終わったら購買行こうぜー」

そろそろ腹も減ってきた。>>1をちらりと見ると、ニヤニヤ笑っている。
手で○を作って返事の代わりにした。>>1が親指を立てる。

キンコンカンコーン……
チャイムと共に俺と>>1は立ち上がった。
10分しかない休み時間のうちに、購買まで行って戻ってこないといけない。
それは言うなれば己へのチャレンジだ。

ピッコロ「おい、>>1、どこへ行くんだ」
>>1「購買っす!!」

俺たちは競争するように廊下を走りぬけた。
女のくせになかなかやるな、>>1め。だが負けないぞ!


788 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 18:11:00.99 ID:sZyDVu6o
カリン「なんじゃおまえら、まだ昼休みじゃぁないぞ」
主人公「そこをなんとか」
>>1「こいつ朝メシ食ってないんすよ!可哀相だと思うっしょ!!」
カリン「ズルはいかんな、ズルは」
>>1「そこをなんとか〜!」

ヤジロベー「ほれ!これさもってけ!」
主人公「!」
>>1「これは焼きそばパン!」
ヤジロベー「これももってけ!」
>>1「そして卵サンド!!」
カリン「これヤジロベー!勝手に何するんじゃ」
ヤジロベー「ええでねーか、かったいこと言うでねえ」
>>1「さっすがヤジロベーさん!お代ここおいときますね!
主人公「恩に着ます!」

カリン「おうおう、もう見えんなあ…今から追いかけるわけにもいかんしのう」
ヤジロベー「へっへっへ」


793 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 18:14:04.55 ID:sZyDVu6o
ピッコロ「! お前ら、まだ昼食の時間じゃないぞ!」
>>1「堅いこといわねーでwwwwww卵サンドくそうめーwwwwwwww」
主人公「焼きそばパンもいけるぞ」
>>1「ひとくち!」
主人公「ほれ」
>>1「うめえわー。卵サンドもほれ」
主人公「うまいなー」
ピッコロ「……お前等仲が良いな」
>>1+主人公「「気持ちわりーこというなよっ!」」


797 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 18:20:47.70 ID:sZyDVu6o
二時間目も終わった。
腹が満ちて睡魔に襲われた以外はなんともない授業だった。
ちなみに睡魔との壮絶なデッドヒートはギリギリのラインで俺の負けに終わったが、
教師にバレはしなかったから勝負に負けて試合に勝ったと言っても良いだろう。

三時間目は体育だ。着替えてグラウンドに集合する。
2クラスしかないどらめき高校の体育は2クラス合同だ。

不良ランチ「良いかあおめーらっ!!男子はマラソン、女子と無性は100m計測だあッ!」
生徒「はーい」
不良ランチ「ちょっとでも手ぇ抜いてみろっ!!このマシンガンのサビにすっぞお!!」
生徒「ひいい」

主人公「あーくっそ、マラソンか。面倒だなあ」
>>1「でも見てみろよ、女子のwwwwww乳がwwwwwwゆっれゆれwwwwwwひゃっはーwwwwww」
主人公「なんでお前マラソンに参加してんだよ!!あっちだろうが!!」
>>1「あれ?!」

>>1を列から蹴り出した。ほんとにあいつチンコついてんじゃないか?
暫く真面目に走っていたが、ついつい女子の方に目が行ってしまう。


A・ピッコロを探す
B・フリーザを探す
C・ランチ先生を凝視
D・女生徒の太腿を楽しむ

>>802


807 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 18:45:57.51 ID:sZyDVu6o
>>802 B

一定のリズムで地面を蹴り、列から抜け出さず遅れもせず付いていく。
運動は好きじゃないけどキライって程でもない。多少の息の乱れを無理矢理落ち着けながら、
ふと気が向いてフリーザを目で追ってみる。
ちょうどフリーザが計測する番らしい。

「フリーザちゃーん、頑張ってー」
「フリーザさまあー!」
「フリーザ様ハァハァーー!」

色とりどりの歓声の中、フリーザがツンと済ました表情で小さな体を屈める。

「おい見ろよフリーザだぜ」
「えっちな体つきだよなあ」

周りの男子生徒も色めきたった。確かに、フリーザの体つきは男心をそそるものがある。
きゅっと背を屈めて、人を小ばかにしたような顔で前を見詰める。
ランチ先生の合図と共に、フリーザが思い切り地を蹴って、


808 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 18:46:53.61 ID:sZyDVu6o

「ちょwwwwwwwwフリーザ様飛んじゃらめぇwwwwwwwwwwwwwwww」
「フリーザ反則うううーーッ!」

フリーザ「なんだって?ですが僕は走るより飛んだほうが早いのです!!」
不良ランチ「ダメだダメだー!!!決まりなんだぜ!!!」
フリーザ「な、なんですって……」

イライラした顔で指を噛むフリーザ。つんつんおすまししてるいつもの顔より、
ああいう顔つきの方がなんだか親近感が沸くよな。
でもどっちにしろ、フリーザは高嶺の花……なんだろうけどさ。


811 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 18:52:41.16 ID:sZyDVu6o
体育が終わり、教室に着替えにいく前に外の水道で顔を洗う。
冷たさを顔面にぶちまければ汗も引いていく気がした。
気持ちがいい。運動は好きじゃないが運動した後の心地よい疲れは良いもんだ。

顔を上げてタオルでわしわしと乱暴に水気を拭う。
ふう、と人心地がついて辺りを見渡すと、着替え終わったフリーザが1人で校舎に向かう姿を見つけた。

面識はほとんどないけど、ちょっと声でも掛けてみるかな?



A・やめておく
B・「お疲れ」とさり気無く
C・「見てたぞ、計測」とニヤニヤしてみる
D・「ファンクラブに入れてください!」

>>814


818 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:01:10.61 ID:sZyDVu6o
>>814 C

主人公「おい、フリーザ」
フリーザ「……?誰です、お前は。なれなれしく声を掛けないで欲しいですね」
主人公「見てたぞ、計測」
フリーザ「……!!」
主人公「お嬢育ちのフリーザ様は100m計測もまともにできないのかな?」
フリーザ「だ……黙れ!おだまりなさい!!」

フリーザ「そもそも下賤の者たちと交わってやっているだけで感謝されるべきなのです!」
フリーザ「そ、それを……些細なミスをあげつらって笑いものにするなど」
フリーザ「さ、最低ですっ!」
主人公「そんなプルプルして怒るなよ、軽いジョークじゃないかジョークジョーク」
フリーザ「じょ、ジョークですって」
主人公「そうそう。あれ?やっぱりお嬢様にはわかんないのかな?」
フリーザ「!! わ、わ、解ってます!じょ、ジョークですよ!」
主人公「だよなー」
フリーザ「勿論です!」
主人公「じゃあ怒ってないよな」
フリーザ「も、勿論です!!」


822 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:07:42.71 ID:sZyDVu6o
主人公「あれ、行っちゃうの?」
フリーザ「次の授業がありますからね!ふんっ」

主人公「あっはっは、必死な顔するフリーザは結構可愛いもんだな」
>>1「あっれえ?主人公まだ着替えてねーの?もう女子着替えおわっちったぞ」
主人公「おお>>1」
>>1「今フリーザ様としゃべってなかった?お前」
主人公「うん。結構可愛いトコあるな、あの人」
>>1「ぐへへwwwwwwだよなあwwwwwwwwたぎるwwwwwwwwぜwwwwww」
主人公「お前はカケラ程もかわいくねーな…」


A・「フリーザってどんなヤツなの?」
B・「お前もフリーザと喋ったことあるのか?」
C・「フリーザファンクラブってどんなのなんだ?」
D・フリーザ以外の話題を振ってみる

>>824


826 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:16:02.91 ID:sZyDVu6o
>>824

主人公「フリーザってどんなヤツなの?」
>>1「お?お前もフリーザ様の魅力に気付いたかよ〜!」
主人公「別にそういう訳じゃないけどさ…」

>>1「解り易く一言で説明するとお嬢様。たかねの花だなあ」
>>1「いっつもとりまきを引き連れて偉そうにしてるけど、友達はいないみてーだな」
>>1「たまに俺たちがくだんねーおしゃべりとかして騒いでると」
>>1「チラチラ見て来るぜ。声かけたらものすげえ罵倒されるんだけどな」
>>1「俺の調べでは男とも女とも付き合ったことがねえみてーだ」
>>1「近づきがたいんだよな、金持ちで可愛くてとりまきまでいるんだから」

主人公「そうだなあ…」
>>1「でもたまに寂しそうだぜ〜」
主人公「へえ?」
>>1「昔のピッコロさんみてえ」
主人公「?」
>>1「とりまきがいてもてはやされてても、心を許せる相手ってのはいねえんじゃねーかな」
主人公「そっか……」

>>1「教室戻ろうぜ!」


828 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:20:15.87 ID:sZyDVu6o
四時間目も無事終わった。
>>1との消しゴム投げあい合戦は俺の勝利に終わったと言えよう。

さて、いつもなら>>1がメシ食おうぜ〜なんて声を掛けて来て、
ピッコロと三人で学食に行って食うことになるんだけど……

A・今日はちょっといつもと気分を変えたいな
B・>>1を待つ
C・五時間目の予習でもするかな


>>832


837 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:28:23.10 ID:sZyDVu6o
>>832 A

いつもいつも>>1と一緒だし、たまには別々にメシくらい食いたいな。
そう思った俺は>>1が声を掛けてくる前に立ち上がって教室を抜け出す。


>>1「あれっ?主人公がいねえ」
ピッコロ「さっき出て行ったぞ」
>>1「なんだとー!俺とメシ食うのがイヤだっつーのかあいつ!!」
ピッコロ「そう怒るな」
ピッコロ「……オレと2人じゃイヤなのか?」
>>1「あふん!」


さて、学食じゃどうせかち合うことになるし、購買でパンでも買って行こう。

カリン「ま〜たきたのか」
主人公「今度は昼だから売ってくれるだろ?」
カリン「ふんっ、仕方ないやつじゃ」


839 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:30:45.23 ID:sZyDVu6o
購買のカリン様ののどを暫くごろごろ言わせて満喫してから、
パンを片手に少し悩む。
いつも昼は三人で学食だったから、どこで食えば良いのか解らない。


A・教室で
B・屋上で
C・空き教室で
D・裏庭で

>>842


850 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:39:56.43 ID:sZyDVu6o
>>842 B・屋上で

旧校舎の屋上に向かう。
重い鉄のドアを開けると空気の流れがびゅうと耳の傍を通り抜けた。
新校舎ほど高くはないが、やはり風が気持ち良い。

屋上はやはり人気があるのだろうか、何グループかの生徒達が楽しげに弁当を広げている。
彼等を微笑ましく眺めながら、屋上への出入り口のある四角い凸部分の裏手に廻った。

こちらには人気がない。
何故か青く塗られているコンクリートの上に座り込んで、
二つ買ったパンのうちピザトーストの方の封を切った。


852 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:45:45.53 ID:sZyDVu6o
主人公「あー、静かだ」

いつも廻りが騒がしいためか、こうして1人でいられる時間はとても大切に感じる。
流れる雲をのんびりと見上げながら、ピザトーストの上のコーンが落ちないように気をつけつつ食べていく。


???「オマエ、誰?」

突然、高い声が頭上から響く。
ビックリして見上げると、妙に色の白い少年…?少女?がふわふわと浮かんで俺を見下ろしていた。

???「オマエ、おねーさんのトモダチ?」
主人公「何言ってんだ?お前初等部の制服じゃねーか、校舎に帰れよ」
???「うるさいっ!!ボクはここでおねーさんと、」

まんまるい目をきいっと吊り上げて喚きだす白いのにイライラとしていたら、
ぱたぱたと軽い足音が響いた。そして、「おいチビッ」と、ハスキーな声が響く。
振り返ると、三年生の学年章をつけた女生徒が立っていた。


860 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:51:03.13 ID:sZyDVu6o
三年生「ああ、悪いな、チビが何か迷惑かけた?」
主人公「え、いや別に」
???「おねーさんっ!!」

性悪そうな顔をしていた白いのが、いきなりぴかぴかーっと輝くような笑顔になる。
あ、そういう顔してりゃ可愛いじゃないか。

???「おねーさんっ、こいつ知り合いじゃないの?」
三年生「ああ、うん。けど迷惑かけんじゃないよ、ここは別に私たちの指定席って訳じゃないんだから」
主人公「あー……俺、退きましょうか」
三年生「別に良いよ!っていうか退かれたらなんか私たちが追い出したみたいでムカつくだろ!」
主人公「え」
三年生「良いからそこにいなさいっ」
???「おねーさん、みて!みて!今日のおべんとう!うまくできた!!」

でっかい包みを嬉しそうに三年生の女生徒に差し出す白いの。
さっきはやたらイヤな感じの顔をしていたくせに、今の白いのは可愛すぎる。
思わずデレーっと見とれていたら、三年生が包みを開いている合間に
物凄い目付きで睨まれてしまった。やっぱり怖い。


866 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 19:59:02.90 ID:sZyDVu6o
三年生の人は>>464、白いのはチャオズというらしい。
重箱に納まった見事な昼飯をきゃっきゃっと楽しそうに食べていく二人と、
ぽつりぽつりと会話を交わした。

>>464「二年生って今どの辺やってるんだ?」
主人公「あー、現代文は」
餃子「おねえさんっ!みてみて!みて!ミートボールの中に色々いれた!」

主人公「>>464先輩って何か部活とかやって」
餃子「おねーさんおねーさんっ!あーんして!これ上手にできた!!」
主人公「……」

>>464「2年生のフリーザって目立つよなー」
主人公「可愛いっすからねー」
餃子「おねえさんの方が百倍可愛い!!おねーさんこれも食べて!あーんして!あーんっ」
主人公「……」


終始こんな感じだった。チャオズって子はどうも俺を敵視しているような気がする。


869 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 20:03:42.96 ID:sZyDVu6o

食べ終わった後、いそいそと弁当を包みなおしたチャオズが>>464先輩の膝にのっかる。

>>464「おいこらっ!何してんだよーチビ、重いだろ退けよっ」
餃子「やだっ」
>>464「おめーなあっ!人前で何すんだよ!」

>>464先輩が退かせても退かせても諦めずに先輩の膝に乗ろうとするチャオズ。
なんでこんな必死なんだろうな?


A・お邪魔みたいだからもう行こう
B・「>>464先輩嫌がってるじゃないか、止せよ」
C・「俺の膝なら乗ってもいいぞ?」

>>872


874 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 20:13:45.69 ID:sZyDVu6o
>>872 A・お邪魔しました!

>>464「あ?もう行くのかよ?」

ゴミを纏めて袋に入れて立ち上がると、先輩が見上げて首を傾げてくる。
チャオズは「計算通り」とでも言いたげな顔で俺を見て笑っていた。
癪に障るなー、だけど必死に先輩に構ってもらおうとしてんのは可愛かった。

主人公「そろそろ教室戻るっすよ、んじゃまた」
>>464「おう、そっか」
餃子「ばいばい!」

あ、すげー可愛い笑顔。帰ると解ったらそれかよ、チャオズめ。
苦笑しながら俺は屋上を後にする。


>>464「おい、だから乗るなって!」
餃子「もう人前じゃない!」
>>464「そ、そういう問題じゃないだろうがよッ」
餃子「おねーさんチャオズのこと嫌い?」
>>464「え、」
餃子「ぐす……」
>>464「き、キライなら毎日一緒にメシくわねーだろうがよーっ!!」


878 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 20:18:35.10 ID:sZyDVu6o
結局静かにメシは食えなかったけど、いい気分転換にはなった。
帰り道に購買でカリン様の尻尾の付け根をもみもみしてアヘアヘにさせてから、
急いで教室に戻る。そろそろ五時間目の授業が始まってしまうからな。

A・走る
B・決して走らず急いで歩いていく
C・サボっちゃおうかな?

>>882


890 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 20:28:08.65 ID:sZyDVu6o
>>882 ダッシュ!

俺は風になった…
自由に校舎を駆け巡る風だ…
今俺の足は軽やかに廊下を蹴り
前へ前へと体を運んでいく…
空気と一体になった俺を止めるものなんていやしないのさ……


クウラ「そこのお前!!廊下を走るんじゃない!!」

ダークネスアイビームが背後から飛んできた!!!
前方に飛び込むように慌てて避ける。


897 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 20:34:20.33 ID:sZyDVu6o
主人公「し、死んだらどーする!!」
クウラ「ふん…生徒の1人や2人、死んだところで構わん…」
主人公「そんな滅茶苦茶な!」
クウラ「全く生活指導は何をしているんだ!ドタバタドタバタと毎日喧しくて堪ったもんじゃない」
主人公「以後気を付けま」
クウラ「どこへ行く」
主人公「え、きょ、教室に!五時間目始まってしまいますから!」
クウラ「廊下を走った罰として少し俺の仕事を手伝っていけ」
主人公「いやいや五時間目が……!」
クウラ「消し炭にされたいか?」
主人公「えええ!!」


A・逃げる
B・仕方ないから従う

>>900



つづきます!
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Author:picoma
VIPに投稿された「ピッコロと俺の結婚生活」から派生したお話のまとめサイトです。
簡単な解説はカテゴリの説明にて。

お話を連続して読むためだけの目的で作成していますので、途中のレスなどは省かれています。
現行スレへのリンクは、混乱を避けるためしておりません。コメント・トラバも受け付けておりません。ご了承下さい。
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