621 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/04(水) 03:51:17.32 ID:fmbgA2co
>>465,470
ピッコロ「……出来た……」
ピッコロ「われながら改心の出来だぜ」
ピッコロ「これならば『あれ肉じゃがだったのか』などと言われん!!」
ピッコロ「……」
ピッコロ「そわそわ」
ピッコロ「そわそわ」
ピッコロ「ええい、待つのは性に合わん!持って行ってやる!」
ピッコロ「ええとあいつの会社の住所は、と」
ピッコロ「ふむふむ」
ピッコロ「クク……>>1が泣いて喜ぶ顔が目に浮かぶようだ」
ピッコロ「む、あのビルだな」
ピッコロ「さて、どうやって潜り込むか」
283 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:20:22.27 ID:zGPiIJAo
〜〜前回までのあらすじ(前スレ>>621)
肉じゃがにリベンジしたピッコロさんが俺の会社まで来てくれたぞ!
ピッコロ「……ふむ。ああいう服を着れば紛れ込めるかも知れんな」
ピッコロ「よし。こうか!さて…」
周囲「ざわ・・・ざわ・・・」
社会人1「何あのでかい人」
社会人2「顔色悪っ」
社会人1「なんで鍋抱えてんの?」
社会人2「あんなヤツいたっけ、いや明らかにいねーよな」
ピッコロ「な、何故溶け込めんのだ……!」
287 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:23:11.57 ID:zGPiIJAo
受付「あ、あの」
ピッコロ「なんだ!」
受付「ひっ」
ピッコロ「オレに話しかけたのではないのか、お前」
受付「な、なんでもないです」
ピッコロ「……」
警備員「……」
ピッコロ「……」
警備員「〜♪」
受付「わざとらしく余所見して口笛を噴出したわ…!なんて使えない警備員!!」
ピッコロ「……溶け込めてはおらんが止められんな」
ピッコロ「ならばよし!」
ピッコロ「会社とは常にこんなにざわついているものなのか…?」
ピッコロ「うろうろ」
ピッコロ「>>1はどこだ……」
294 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:28:38.60 ID:zGPiIJAo
ピッコロ「おい、そこのお前」
社会人1「ひいッ」
社会人2「おおおおまえご指名だぞ」
社会人1「何も聞こえない何も聞こえない」
ピッコロ「おい、お前!」
社会人1「ひいいッ」
社会人2「おまえの分までメシ食って来てやるから!じゃあな!」
社会人1「お、おめえなああっ」
ピッコロ「聞きたいことがある」
社会人1「ヒーッ…な、なな、なんでございましょうかっ」
ピッコロ「>>1はどこだ」
社会人1「は?」
ピッコロ「>>1だ!」
社会人1「え、え?」
ピッコロ「この名刺の男だ」
社会人1「あ、ああ、>>1さんでございますか、えっと多分上にいるんじゃないでしょうかぁあ」
ピッコロ「上?」
社会人1「よよよ4階でございますうう」
ピッコロ「そうか。礼を言う」
社会人1「……>>1さん、どこの星にうらみを買ったんだろう……なんまいだぶなんまいだぶ」
297 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:33:06.06 ID:zGPiIJAo
ピッコロ「むう…エレベーターとは少し気分が悪くなるものだな。階段で行けばよかった」
ピッコロ「ここの階か…」
ピッコロ「きょろきょろ」
社員1「な、何あの人…鍋抱えて何してるのかしら」
社員2「きゃあ怖い顔っ!!!」
社員3「目、目を合わせないほうがいいぜ…あれは犯罪者の目付きだ」
社員1+2「きゃーきゃー」
ピッコロ「!」
ピッコロ「……」
ピッコロ「は、犯罪者だと…!」
304 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:38:55.23 ID:zGPiIJAo
ピッコロ「くそッ……ここで騒動を起こすわけにはいかん」
ピッコロ「>>1のやつはどこにいるんだッ」
俺「ですからそれでは強度が犠牲に……」
上司「コスト面を考えたことが……」
俺「それはクライアントの意見ですかそれとも……」
上司「君の言い分もわかるがね、……」
ピッコロ「む。まだ仕事中か?昼飯の時間に合わせて来たつもりだったが」
ピッコロ「……」
ピッコロ「……」
ピッコロ「……」
社員1「だ、誰を見ているのかしら」
社員2「>>1さん、>>1さんよっ」
社員3「いや上司かもしれない!」
社員1「逃げて…!2人とも逃げてー!」
311 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:44:15.33 ID:zGPiIJAo
後輩「さあせん>>1さんだけに言わせちゃって」
俺「全くだよwwwwこえーよwwwwボーナス心配だよwwww上司まだこっち睨んでるよwwww」
後輩「さあせんwwwwww今度一杯奢りますからwwwwww」
俺「バッカ後輩に奢らせられっかよwwww」
後輩「んじゃ昼どっか安いもん奢らせてくださいwwww」
俺「安いもんかよwwwwあほwwwwんじゃ食い行くかあ」
後輩「ういーす」
俺「あれ」
後輩「ぎゃあッこここえええ人があああ」
俺「ピッコロさんっ!!」
後輩「えええええ知り合いですか?!?!?」
俺「知り合いって言うか…」
ピッコロ「…何か食いに行くのか」
俺「え、うっす、メシの時間だし…ってその鍋は」
ピッコロ「……」
俺「!! もしかしてメシ作ってきてくれたんすか!」
後輩「じょうきょうがはあくできないですう」
317 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:48:01.83 ID:zGPiIJAo
俺「あ、ごめん、俺この人と飯食うから」
後輩「ええええ平和的にランチを楽しめるような風貌してないっすよおお!?」
俺「おま…ちょ…」
ピッコロ「……」
後輩「ひいッ睨まれた!ちびっちゃいそう!」
俺「失礼だなお前、こんな可愛い人に対して」
後輩「えええええ!?かかかわ、かわ?!」
俺「ちびるなよ」
ピッコロ「……べ、べつに、そいつと約束をしていたのならオレは構わん」
俺「約束ってほどのこっちゃねーっすよ!!すげえ嬉しい!」
後輩「ひいいいい」
ピッコロ「……」
俺「パンツ洗えよー」
323 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:53:05.24 ID:zGPiIJAo
俺「こっちの屋上は人来ないんすよー、てっぺんは人多いんすけどね」
ピッコロ「ふむ」
俺「俺べんとーとかだった頃はよくここで食ってたんすよね」
俺「それ知ってるヤツも多いし、穴場狙うヤツもたまにいるけど、今はいねえみたい」
ピッコロ「そうだな」
俺「こっちベンチねえのがアレだけど、人いねえほうがいいっすもんね」
ピッコロ「……オレはそんなに、恐ろしい見た目か?」
俺「え、ものすげえベッピンさんっすけど」
ピッコロ「……」
俺「可愛すぎて俺のちんこが困っちゃう!」
ピッコロ「……」
ピッコロ「……お前がそう思うなら良いんだが」
俺「あっちょっとたった」
ピッコロ「落ち着け」
俺「スーツ姿のピッコロさんがおなべだっこしてるなんてもう」
俺「もう!」
ピッコロ「抱き寄せるな、あほう」
俺「たまんねえええ」
ピッコロ「会社だろうが。離れろ、ほれ、……折角持ってきたんだ、食え」
俺「ああああwwwwwwwwww俺wwwwwwww幸せwwwwwwwwwwwwww」
328 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/06(金) 23:56:39.84 ID:zGPiIJAo
俺「…………」
俺「……に、肉じゃがっすね!」
ピッコロ「ああ。」
ピッコロ「フッ…やはりうまく出来たらしいな、見てすぐに解ったようだ」
俺「……良かったカンが当たった」
俺「そんじゃあ……その、いただきます!!」
ピッコロ「ああ」
俺「…………」
ピッコロ「こら、良く噛んで食わんか」
336 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 00:01:09.28 ID:sZyDVu6o
俺「すごい」
俺「……なんかすごい」
俺「当たり前なはずの材料からなんでこんなエグみとニガみを生み出すことが出来るんだろう」
俺「才能……?」
俺「じゃりじゃりごりごり、ぬめっとしたなんとも形容したくない触感」
俺「飲み込んでも口の中にいつまでも残るねばっとした後味」
俺「舌を刺すようなニガみがまるで痺れを産むようだ」
俺「でも…あのヘドロと消し炭に比べればまだ食べ物だと判別できるだけ上達した…かな」
ピッコロ「ど……、どうだ?」
俺「え、えーと」
A・「美味しいっすよ!」
B・「さーせん、正直言ってキツイっす」
C・「前よりは上達したっすね!」
D・「…………うおええええ!」
>>340
347 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 00:06:47.21 ID:sZyDVu6o
>>340 A・愛と根性で耐える
俺「美味しいっすよ!」
ピッコロ「そ、そうかッ」
俺「うわ嬉しそう」
ピッコロ「そうだろうとは思っていたがな!フン、肉じゃがなんぞオレの手に掛かればたわいもない」
俺「そ、そうっすね」
ピッコロ「ほれ、もっと食わんか」
俺「う、うっす」
ピッコロ「鍋いっぱいあるから幾らでも食え」
俺「う、うっす」
ピッコロ「……こら、丸呑みしないで良く噛め」
俺「……う、うっす」
俺「ぐふぅ」
ピッコロ「まだ残っているぞ、ほら」
俺「う……うっす……」
357 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 00:15:32.85 ID:sZyDVu6o
俺「ああ……俺の腹の中の土管から配管工が顔を出してこっち向いてニヤニヤしてる」
ピッコロ「どうだ?美味いか?」
俺「ああ……でも何度も確認してくる嬉しそうなピッコロさんが可愛すぎて」
俺「地獄なような天国なような」
俺「う、うめーっすよ!!!」
ピッコロ「そうかそうか!!ふふん!!」
後輩2「>>1さーん!あ、やっぱここにいた」
俺「お……おう」
後輩2「きゃあッ!なんかでかくて怖くて顔色の悪い人に連行されたってウワサが立ってたけど」
後輩2「ほんとだったんですね!!」
ピッコロ「……」
俺「でかくて緑色だけど怖くはねーっつの…ぐふっ」
後輩2「あ、食事中…?しょく…?えーと、なんかしてる中スミマセン、」
後輩2「ここんとこ何度考え直してもダメっていわれるんですよ〜」
俺「マンマミーヤ…」
後輩2「ちょっと見てもらえるでしょーかあ〜」
俺「ワッハー!ヤッフーゥ!」
後輩2「きゃーっ、ありがとうございます〜」
ピッコロ「……」
364 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 00:23:42.87 ID:sZyDVu6o
後輩「>>1さん?>>1さん?目がうつろですよぉ!」
俺「あ、うん、げふげふっ」
俺「えーと…あー、そうなそうな」
後輩2「どこが悪いか解ります〜?」
俺「悪いってゆーか一般的じゃないだけなんだけど」
後輩2「ええ〜?」
俺「俺の机の上のさ、赤い背表紙のファイルにこの辺の参考になるの纏めてっから」
俺「持ってて良いよ、見直してみ」
365 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 00:24:04.98 ID:sZyDVu6o
後輩2「えぇ〜?もうちょっと具体的にどこがダメか教えてくださいよぉ〜」
俺「自分で気付いた方が身に付くっつの」
後輩2「えぇ〜…でもぉ〜…私じゃ解らないかも知れないしぃ」
ピッコロ「……」
俺「大丈夫だって。そう判断したから任せてんだし」
後輩2「だってぇ」
ピッコロ「……」
俺「取りあえずもうちょい考えてみ。どうしても解らんかったらもっかい聞きに来いな」
後輩2「えぇ〜〜……」
俺「やってみ。な」
後輩2「はぁ〜い……」
ピッコロ「なんだあいつはッ。べとんべとん喋りやがって!」
373 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 00:28:30.30 ID:sZyDVu6o
後輩2「>>1さんのけちぃ…赤い背表紙のファイル…あ、これかな」
後輩2「にしても>>1さん何食べてたんだろ〜」
後輩2「4、5回地面に叩き付けたあと子どもが汚い手でこね回したポテトサラダみたいな…」
ピッコロ「貴様もデレデレしやがって…!」
俺「してねーっすよ全然!?」
ピッコロ「どうだかッ……ふん」
ピッコロ「……まあいい」
ピッコロ「さ、食え。腹いっぱい食え」
俺「う…うっす……!この命に代えてでも完食するっす…ぐはぁ」
377 : ◆hAmnyPalgs[sage]:2008/06/07(土) 00:32:03.78 ID:sZyDVu6o
俺「ごち そ さま、でした」
ピッコロ「うむ。キレイに食べたな」
俺「は い」
ピッコロ「それじゃあオレは帰るが、午後も頑張れよ」
俺「うっ す」
ピッコロ「……晩飯も作っておいてやる」
俺「…………!!!」
ピッコロ「じゃあな!」
俺「…………!!!」
上司「おい、>>1はどこだ」
後輩「なんかさっきトイレに言ってくるって言ったっきり戻らないです」
上司「なんだとッ、たるんでるなー!」
ピッコロさんの肉じゃが配達・おしまい
つづく!