おはよう調律師・夜会前

130 ◆PICorehgzw [sage] Date:2008/09/09(火) 06:32:16.44 ID:TxaijjYo Be:
〜〜おはよう調律師・夜会前〜〜

調律師は静かに目を開ける。
そっと身を起こせば、身に掛けていた薄手の掛け物がはらりとベッドへ滑って行った。
カーテンの向こうから差し覗く日の光。
少し沈んだ印象を与える寝室の中で、その周辺だけが眩い。

ピッコロ「……朝か」

己に言い聞かせるように呟き、音もなく床に降り立つ。
寝台の下に置いてあるスリッパに四つ指のつま先が滑り込み、
体を窓際に運んだ。

カーテンを開き、窓を開放する。
視線を左に流せば、小さな花壇。
咲き誇る花に笑みが浮かんだ。自然と。

美しい花をひらかせるために、あの小汚い男がどのように努力したのか
調律師は良く知っている。
そしてあの男のおかげで今の自分は庭を見るたびに爽やかな気持ちになれるのだ、と、
調律師は良く感じている。

ピッコロ「今日もあいつは来るだろうな」

昼前に入っている仕事が終わったら、麦茶を作って待っていよう。
そう思いながら調律師は窓を閉めた。
少しだけ、己の心が浮き立っていることに、
調律師は気付いていない。





おはようマジュニア
おはようティンク
おはよう31センチ
おはよう現代
おはようチャオズ


06 : 32 : 48 | 調律師と庭師の恋 | page top↑
| ホーム |

プロフィール

Author:picoma
VIPに投稿された「ピッコロと俺の結婚生活」から派生したお話のまとめサイトです。
簡単な解説はカテゴリの説明にて。

お話を連続して読むためだけの目的で作成していますので、途中のレスなどは省かれています。
現行スレへのリンクは、混乱を避けるためしておりません。コメント・トラバも受け付けておりません。ご了承下さい。
リンクは基本辞退させていただきます。

過去ログはカテゴリの一番上からご覧になれます。

ご用のある方はメールフォームをご利用ください。

最新記事

月別アーカイブ

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

カテゴリ

リンク

検索フォーム