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小さな小さな魔王様 僕はニセモノ勇者様2:小さな小さな魔王様 僕はニセモノ勇者様 Vol.2
3:小さな小さな魔王様 僕はニセモノ勇者様 Vol.3
4:小さな小さな魔王様 僕はニセモノ勇者様 Vol.45:
小さな小さな魔王様 僕はニセモノ勇者様 Vol.5636 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:18:30.70 ID:kH.hkjE0 Be:
よいこのためのしんせつなあらすじ!
>>129「マジュニアが出ない」
>>464「ち、餃子の出番なんて待ってねーんだからな!」
>>531「おかしいですねここは無性スレのはず」
>>679「なのになぜ無性が登場しないのでしょうか」
>>706「クウラ先生ドコだし!いねーし!超ショック受けるし!」
お肉「オレとフリーザさんのイチャイチャちゅっちゅはまだディスカー」
俺「うるせーどらメモじゃねーからおめーら全員ムサ苦しいんだよ寄んなバーカ!!」
安価キャラ「MU・SE・I!!MU・SE・I!!」
俺「うわあん」
637 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:18:47.58 ID:kH.hkjE0 Be:
なかったことにしてください。
640 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:21:52.86 ID:kH.hkjE0 Be:
どつ、どつ、と重苦しいドアを叩く反響が聞こえた。
黒いローブに身を包んだ魔王様は玉座に座り、
あまり見晴らしがいいとは言い難い外の景色を眺めている。
王様暮らしというのも楽なもので、
簡単な指示を出してしまえば後は特に働かずとも、
事務や雑務、稽古など必要な事は部下が全てこなしてしまう。
643 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:25:00.02 ID:kH.hkjE0 Be:
端的に言おう。
この生まれて七年しか経っていない稚き緑の魔王様は、
代わり映えも味気もない生活に何かもう飽きに飽きていたのだ。
再度、どつ、と音がする。
つまらなそうに小さな溜め息を吐いて、小さな緑の王様は目を閉じた
644 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:26:14.71 ID:kH.hkjE0 Be:
マジュニア「入れ」
「失礼します」
マジュニア「オレさまの部屋に入る時くらい、兜を脱いだらどうだ」
「―――は」
言われて部下は兜を両手で持ち上げ、
実に魔族として相応しい顔を露にする。
646 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:29:56.10 ID:kH.hkjE0 Be:
マジュニア「……不思議なもんだ」
「何がでございましょう」
マジュニア「きさまとオレはよく似ている」
「それを不思議と?」
マジュニア「ああ」
「姿形が似ていたとて、私はあなた様の僕として存在しているのです」
マジュニア「そうか」
651 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:37:17.00 ID:kH.hkjE0 Be:
「マジュニア様にお仕えする事が私の喜び。誉れにございます」
マジュニア「……ふん。せいぜい精進しろ」
「は」
マジュニア「で?何の用だ」
「はい。南西の黒森にて不穏な動きが見られると」
マジュニア「それだけか?」
「情報によれば……紫色をした、人ではない『何か』が、魔族に抵抗をしているそうで」
マジュニア「見事にあやふやだな」
「申し訳ございません」
652 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:38:28.02 ID:kH.hkjE0 Be:
マジュニア「だが調べる必要はある」
「は。こちらで黒森調査の準備を進めております」
マジュニア「なあ。オレもおとなになれば、きさまのようになるのか」
「いいえ」
マジュニア「?」
「私などより、もっと御立派になられましょう」
マジュニア「はは。口のうまい奴だ」
「そんな事は」
657 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:42:03.14 ID:kH.hkjE0 Be:
マジュニア「黒森か」
「はい」
マジュニア「よし。きさまらは特別手を出すな」
「は?」
マジュニア「オレさまが直々に視察へ行ってやろう」
「え? あ、そ、それは、」
マジュニア「決めたぞ。今日からきさまはオレの補佐役にしてやる」
「は、有難き幸せ、 ですが……」
マジュニア「うまく立ち回れよ? きさまはオレとよく似ているんだからな」
マジュニア「……頼んだぞ? ネイル」
662 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:49:48.91 ID:kH.hkjE0 Be:
ネイル「ま、ちょ、ちょ―――」
ネイルと呼ばれた騎士が慌てるのを他所に、
窓が大きく開け放たれガラスが振動した。
主のいなくなった玉座の脇をすり抜けそこへ到達すると同時、
マジュニア「すぐ戻る!」
何とも元気のいい幼声が、目にも捉え切れぬ一筋の碧を視界に残して
雲の果てへと過ぎて行ってしまった。
663 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 16:51:45.53 ID:kH.hkjE0 Be:
ネイル「……え、えらい事になったァー!!!」
騎士の絶叫に、
後ろで控えていたゲル状の可愛いのが、びくりと震えた。
667 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/09/06(土) 17:08:12.17 ID:kH.hkjE0 Be:
さて、勇者である。
如何にも百科事典は一冊しか持てませんというくらい貧相な体つきの青年は、
ずり落ちそうになる眼鏡を何度も直し直し山中を彷徨っていた。
彼の村では珍しい、
HPMPはおろかステータス異常まで全回復できる薬を作るのに必要な
黄金色の草が見つかったために、
冷静を装いつつも内心テンションが上がりすぎて道を逸れてしまったためである。
つづくよ!