ピッコロ「>>1」
俺「あ、今日はそれっすか」
ピッコロ「ああ」
俺「んじゃお布団敷くっすね」
ピッコロ「ああ」
俺「お話たのしみ?耳がぱったぱったしてる」
ピッコロ「やかましい!」
俺「ティキの涙のあとはおさとうの……」
ピッコロ「……ひくっ」
俺「! あ、大丈夫っすよ、何もかもうまくいく話っすから」
ピッコロ「 ぅ ……、 ティキ、は、悪いこと、していないのに」
俺「大丈夫っすよー大丈夫。全部うまくいくから、ね」
ピッコロ「わるい、こと……〜〜〜〜っしてない、のに!」
俺「うん、ティキはいいこっすね。大丈夫大丈夫」
ピッコロ「う、 ……う」
俺「しまったなぁ、こんだけの悪展開でも泣いちゃうか」
557 : ◆PICorehgzw [sage]:2008/08/27(水) 04:04:17.82 ID:fu/zF2Uo
ピッコロ「ぎゅうぅ」
俺「よーしよしよし。大丈夫っすよ、ね。」
ピッコロ「どう、しよう」
俺「んー?」
ピッコロ「ティキが、っ……このまま弱って、死んでしまったら、どうし…っ」
俺「大丈夫大丈夫、ティキはいーこだから助かるっすよー」
ピッコロ「うちのっ!あの、あの、クロゼットの上のほこりがっ」
ピッコロ「ティキだったらどうし…よ…う…っ」
俺「んなことねーっすよ、ティキは今も元気でぴんぴん飛び回ってるっすよ」
ピッコロ「ほんとうか…」
俺「うん!ウソだと思うならこのお話最後まで聞いといてくだせー」
ピッコロ「……こわい」
俺「だいじょうぶだいじょうぶ。俺を信じて、な?」
ピッコロ「……」
ピッコロ「ああ……」
558 : ◆PICorehgzw [sage]:2008/08/27(水) 04:09:13.68 ID:fu/zF2Uo
勿論、俺が選んだこの話は、笑ってしまうくらいのハッピーエンドだ。
話が進んでいくにつれ、怯えたように縮こまっていたピッコロさんの羽がふんわり柔らかくなって、
きゅうっと握っていた拳もほろほろと解けた。
何度かうれしそうに俺を見て、
話が優しくあったかいエピローグに流れていくに連れて、
安心したせいかうとうととまぶたを落とし始める。
かわいい。
もう少しでおしまい、のところで寝入ってしまったピッコロさんのまぶたに口付けて、
本を閉じる。
幸せがいっぱい詰まっためでたしめでたしのところは、
また明日、聞かせてあげよう。
「おやすみなさい」
すべすべとしあわせな感触の羽を撫でて、
それから灯りを消す。
抱き締めた体のほのかなぬくもりを愛しく思いながら目を閉じた。
俺たちの話は、いつ終わりが来るんだろうな。
めでたしめでたしで閉じられるように、
俺はあなたに依存しないようにしていないと、いけない。
いつまでも一緒にいられる俺とあなたではないのだから。
現代>>1ピコは
こちら。7年後>>1ピコ(別居前)は
こちら。マジュニアと>>129は
こちら。餃子と>>464は
こちら。