「浮気」 Vol.1 始まり

精神的にキツイ描写があるかもしれません。
個人の責任でお読みください。




185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 22:20:36.27 ID:EURQ5tAo


ブルマ「それはズバリ浮気ね」
ピッコロ「浮気?」
>>129「それだけで浮気だと決め付けるのは短絡的じゃないかな」
ブルマ「だってあの>>1君よ!?あの>>1君が!!!」
>>129「僕はその人を直接は知らないんだけど、そんなに…その、旺盛なのかい」
ブルマ「旺盛も旺盛!アソコから生まれて来たんじゃないかしら」
>>129「ふふ、君がそんな非科学的なことを言うなんてね」

ピッコロ「いや、その前になぜ知ってるんだ。>>1のソレが旺盛だということを」
ブルマ「気にしないで」
>>129「はっはっは。なんとなく想像はつくけどねえ」

189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 22:27:20.46 ID:EURQ5tAo
ピッコロ「そもそもオレは別にこういう話をしにきたんじゃ…」
ブルマ「はいはい。解ってますって」
>>129「そうだったね。一応持ってきたよ、ドリンクとカプセルとゼリーがあるんだけど」
ピッコロ「……どれが一番疲労に利くんだ」
ブルマ「効き目はどれも一級品よ。安心しなさーい」
>>129「僕たちが自信を持って開発した選りすぐりの栄養剤だよ」
ピッコロ「……ふむ」
ブルマ「とりあえず全部あげるわ、>>1君が飲みやすいって言ったヤツまた取りに来なさいよ」
ピッコロ「……礼を言う」
ブルマ「うふふ、あんたにお礼言われるなんてね。悪くないわ」
>>129「良いお嫁さんですね、ピッコロさんは」
ブルマ「そーねえ。最初は何の冗談かと思ったけど、案外うまくやってるみたいじゃない」

ブルマ「それなのに浮気かぁ〜、>>1君ったらだめな子ねえ」
>>129「だから決め付けるには早いと」
ピッコロ「浮気……」


191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 22:32:44.74 ID:EURQ5tAo
ピッコロ「……オレには良く解らない」
ブルマ「そぉよね。ナメック星人には浮気どころか恋愛って概念もないでしょうしねえ」
>>129「そうなんですか?興味深いですね。それなのにピッコロさんという固体は>>1さんを伴侶に選んだと?」
ブルマ「そこが不思議なのよね〜」
ピッコロ「……」
>>129「ピッコロさんは>>1さんという存在に対して恋愛感情を抱いているのかな?」
ブルマ「そりゃーそうなんでしょ?だから一緒にいるんだもんねぇ」
>>129「女性らしい意見ですね。ですが種族として恋愛、つまり他者に対する執着などを持たないとするなら…」
ピッコロ「……オレは」

ピッコロ「……今のオレは、恋愛…感情、は、……学習したと言える状態だ。…恐らくな」
>>129「ふうむ……」
ブルマ「愛の奇跡ねえ〜」


193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 22:36:39.06 ID:EURQ5tAo



>>129「なるほど…」
ブルマ「お話終わった?コーヒー淹れたわよん」
>>129「興味深いお話でしたよ。ブルマさんもお聞きになればよかったのに」
ブルマ「やめてよね〜。私は心理学とかは範囲じゃないわよ」
ピッコロ「……オレは水を」
ブルマ「解ってますって」

>>129「つまり、ナメック星人とは本能として持っていない情報や感情も、」
>>129「外部からの刺激、反復学習などによって己のものとすることができるんだね」
ピッコロ「うむ」
>>129「つまり、君は心変わりや浮気も、……そういった背徳の喜びも」
>>129「学習出来るってことなんじゃないかな」


197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 22:41:33.26 ID:EURQ5tAo
ブルマ「ちょっと……何が言いたいのよ」
>>129「ブルマさんは>>1さんが浮気をしていると見ているんでしょう?」
ブルマ「やーだ、本気じゃないわよそんなの!そうだったら面白いな〜ってだけで」
>>129「いえいえ、女性の第六感はなかなか優れているものです」
ブルマ「か、科学的じゃないわ」
>>129「あなたがそれを言いますか?」
ブルマ「……どうしたいの?あんたは」

ピッコロ「??」


198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 22:45:35.66 ID:EURQ5tAo


ピッコロ「>>1が、浮気をしているだと?ばかばかしい」
ピッコロ「オレには解らないことだが……、まさかあいつが」
ピッコロ「……」

ピッコロ「……、だが…一応、捨てずに置くか。>>129の名刺……」


ピッコロ「……今日も帰りが遅いな」


199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 22:50:47.69 ID:EURQ5tAo
俺「たっだいまあー!」
ピッコロ「……」
俺「あー疲れたマジ疲れたー。ピッコロさんお水買って来ましたよッ」
ピッコロ「ああ」


俺「よっし寝るかー。えっへっへ、今日も布団敷いてくれてサンキューっす幸せwwwwwwww」
ピッコロ「……ああ」
俺「寝ましょ寝ましょッ。ピッコロさーん、はやくはやく」
ピッコロ「……」


俺「ぐーすか」
ピッコロ「……」
俺「ぐーぐー」
ピッコロ「……」


200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:01:06.21 ID:EURQ5tAo
>>1は。
毎日のように遅く帰り、疲れた、と口癖のように繰り返した。
そして、オレを抱き締めて眠る。
その腕の温もりも、阿呆のような寝顔も、オレが知っているそれらとなんら変わりはしない。

朝早くにオレが起こすと、急いで身支度をして出かける。
そして夜更けまで帰らない。


オレの前で>>1は楽しげにしている。疲れたと言いながらも、いつも笑っている。
幸せだ、と口にする。好きだ、愛してると。
だが、>>1と繋がっているはずのちんこは大人しくしている。

もしも。
もしも、だ。
>>1の「好き」やら、「愛」やらの言葉や、感情が、オレではない誰かに向かい始めたとするならば。
>>1のちんこが、今は、オレの知らぬ誰かを欲しがっているとするならば。


204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:07:25.18 ID:EURQ5tAo
少しずつ、>>1に触れることがなくなった。
オレにしがみついてくる>>1の貧弱な背中に腕を廻してやることもなくなった。
ちゅーを、オレからすることも。
好きだと、言わなくなった。
おかえりと、言わなくなった。
>>1が乞えば口に出す、だがオレから触れ、オレから言葉を作ることはなくなった。

したくなくなったわけではない。
言いたくなくなったわけではない。
出来なくなった。
オレの中で、「もしも」が少しずつ大きくなっていく。



>>1はそれに気付かなかった。


208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:16:06.56 ID:EURQ5tAo
>>129「連絡、貰えて嬉しいよ」
ピッコロ「……」
>>129「諦めかけていたところだったからね。……何か飲むかい?」
>>129「ああ、君は水しか飲めないんだったね」
ピッコロ「……」
>>129「酒を飲まぬ賢者に、酒を語る資格はない」
ピッコロ「……」
>>129「煙草を吸ったことのない識者に、喫煙の意義を語ることは出来ないよ」
ピッコロ「……」
>>129「君は、人間では、ない」
ピッコロ「ああ」


211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:19:28.75 ID:EURQ5tAo
>>129「今の君は、そうだね。恋愛については語ることが出来るのかも知れないが」

>>129「浮気、について語ることは出来ないさ」
>>129「僕に連絡をくれたということは……」
>>129「教えて欲しい、ということだと受け止めても構わないかな」

ピッコロ「……」


213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:30:01.41 ID:EURQ5tAo
ピッコロ「……>>1は」
ピッコロ「……『浮気』をしているのだろうか」
ピッコロ「以前のあいつなら、オレの変化や…ちょっとした態度の違いを」
ピッコロ「いちいち、面倒なほど気にしていたように思う」
ピッコロ「だが、今の、あいつは」
>>129「それだけでは僕には解らないよ、僕は>>1さんじゃないからね」

ピッコロ「……」
>>129「しているのかも知れないし、していないのかも知れない」
ピッコロ「……」

>>129「そんなに考え込むほどのことかい?」
ピッコロ「……オレに」
ピッコロ「……不満があるから、他で解消しようとするのか」
>>129「一概にそうとは言い切れないね。どんなに愛した人がいても、」
>>129「ちょっとしたお楽しみでつまみ食いしたくなるものさ」
ピッコロ「……オレではない誰かを>>1が愛したのではないか?」
>>129「どうかな。そうだとしたらそれは浮気じゃなくて、心変わりだ」


214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:35:20.73 ID:EURQ5tAo
>>129「浮気なら、君が許せるのならこのままの暮らしが続くだろう」
>>129「心変わりなら、遅かれ早かれ君たちの暮らしは終わるだろうね」
>>129「だが、悲観することじゃないさ」
>>129「人の心なんてものは、そんなに大したものじゃあない」
ピッコロ「……」
>>129「君は考え込み過ぎているんじゃないか?」
ピッコロ「……」
>>129「君は、どんな風に恋愛を学習したんだい?」
ピッコロ「……」

>>129「そんな恐ろしい顔で考え込まないでいたまえよ」
>>129「もっと、気軽に楽しめばいいじゃあないか」

>>129「恋は人生の玩具だよ」


218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:40:34.81 ID:EURQ5tAo
ピッコロ「オレは、そうは教わらなかった……」
>>129「そうかい」
ピッコロ「おもちゃ…、>>1にとっても、そうなのか……?」
>>129「玩具という響きが気に入らないのなら、長い人生を彩るデコレーションだとしようか」

ピッコロ「……長い、人生を」

>>129「なくたって、構わないものさ」
>>129「だが全く装飾がないのならあまりに味気ない。折角の人生だ、目一杯着飾ったほうがいいだろう?」
ピッコロ「……」
>>129「>>1さんとの恋が終わったのならば次にいけばいい。新しい恋は新しい彩りをもたらしてくれる」
ピッコロ「……終わった、わけじゃ」
>>129「そうだね。だが僕の第六感では、もうすぐ終わると思うよ」
ピッコロ「な、」
>>129「実際、君は>>1さんを疑っているのだろう?そんな日々は辛いだろう?」
ピッコロ「……ッ」
>>129「美しくないデコレーションが、果たして必要だろうか?」


226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/05/27(火) 23:56:42.97 ID:EURQ5tAo
>>129「楽しくない玩具はいらないだろう?」
ピッコロ「……」
>>129「君が良ければ、次は僕が君の人生を飾ってあげたいね」
ピッコロ「……」
>>129「まずは浮気から始めようか。約束通り、教えてあげよう。伴侶から隠れて進める恋の楽しさを」
ピッコロ「……オレは、」
>>129「それからゆっくり心変わりをさせてみせよう」
ピッコロ「……」
>>129「1人の人間に固執しちゃ、いけない」

>>129「そんなことは人生の浪費だよ」

ピッコロ「……固執?」

>>129「そう。君は>>1さん以外の人間も知った方が良いと思うね」




つづく・・・。

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