Bacchus

909 野菜 ◆n7gybZXt3g [sage] Date:2008/08/06(水) 17:48:40.57 ID:gqaT0v.0 Be:

※ 注意!!! ※

穴 が ある よー

嗜好の合わない方はお気をつけ下さい。
お手数ですが、自主的に飛ばしていただけると幸いです。

テラデレクウラ先生のターン!

910 野菜 ◆n7gybZXt3g [sage] Date:2008/08/06(水) 17:49:24.50 ID:gqaT0v.0 Be:

     Bacchus


「地元の名物にならないかって造られた特産品の新作っす!良かったら試飲してみませんか?」

「今回のは特に気合い入れたんだそうで、自信作らしいんすよー!」

その酒の話を聞いた時、先生は酔ってしまっていたらしい、いつかの夜の事を思い出した。
微かに期待を抱き、現物を送ってもらうよう実家に頼んでいた。
それが先程、夕方に差しかかったところで届き、早速先生に携帯をかけた。
特に深く考える間もなく承諾の返事を貰う事が出来、数本の酒を掲げ喜び勇んで先生の家に向かった。



吟味する様に一口含み、動きを止めているその姿を、チーズの類いなどのつまみを用意しつつ
見ていた。
無言、無表情で、再び飲み始める。
グラスを傾けるスピードが早まるその様子に嬉しくなって笑った。

「あ、飲みやすいみたいっすけど、ちょっときつめらしいんで気をつけてくださいね。」




飲むのは専ら先生で、俺はそばで日常の話題をいつもの様に喋った。
最後の酒は残り少なくなり、そろそろ終わりかと溜め息を吐き名残惜しんでいた。
告げられたのは本当に唐突だった。

「――おい、服を脱げ。」
「え、……ええぇっ!?ど、どーしたんすか急に……!っていうかなんでっ!?」
「人体の仕組みに興味が湧いた。知識としてだけでなく実際に検分してみたい。さっさと脱げ。」

驚き気後れしつつも、言われるまま服に手をかけた。
脱衣を済ませてベッドに腰掛ける。自分だけが裸という今の状態に恥ずかしさが込み上げてくる。

要所要所を触診するかの様に撫で、心臓の上、鼓動を確認する為か、胸に掌を広げて置かれた。
そのままゆっくりと下っていき、腹筋、臍と触れていく。
そして何となくこれだけは回避されるだろうと思っていた中心に手が伸びる。
慌てふためいて全力でその手を阻止した。

「ちょ、ちょっ、ちょっと待ってください!こ、ここもっすか!?」

首を傾げ、先生は軽く不思議そうな表情をしていた。

「生態は熟知している。詳しく解らないのはこれの反応だ。」

開閉を繰り返す口から意味のある言葉は出てこない。
抵抗して必死に止めようとするが、俺の力では少しの抑止力にもならなかった。




拙く覚束ない手で努めて高めようとしている様だった。
ぎこちない動きで上手く出来ていないが、熱心なその様子に感動した。
そう思う一方で、この状況が未だに理解出来ない。混乱しつつも煽られ、ひどく昂っていく。
堪えきれなくなりいつの間にか押し倒してしまっていた。
服を脱がせるのもそこそこにその身体を欲する。
だが知識を得る為に望まれた事だと思い出し、何とか理性を奮い立たせた。
先生の身体を引き起こし、ベッドの上に向かい合わせで座る。
不服そうに見つめられる。
尻尾に手を這わせると、予期していない刺激にか、肩を竦めて一度身体を震わせた。
最初は柔らかく撫でて解す様な触れ合いから、だんだんと早く上下に扱く動きに移る。
戦慄き、時折跳ね上がりつつうねるその尻尾を、自分のものに見立てて動作を教えた。
その意図を察したらしく、先生は大人しくされるがままになっている。
徐々に上がっていく呼吸を首筋に感じる。

と、制止をかけられ尻尾から手を離す。
今度は先生の手がおずおずと添えられ、先程示した通りそのままをなぞる様に動きをつけた。
扱かれる度、更に熱を持ち始め、血流が集中していく。
先端への所作は伝えられなかった。明確な快感ではなくそこを掠める程度のものでもどかしい。
先生の手の上から自分の手を合わせる。驚いたのか、びくりとその手の中のものを握り込まれた。
先導する様に重ねた手の動きを早める。濡れた音が聞こえていた。
自身を追い上げ限界に向かう。先生の手の中で達した。

荒い息を吐きつつ、先生の胸元に頭を預ける。
先生は手を掲げ、俺が吐き出したものを見つめていた。

「ひどい臭いだ。」

知的好奇心を満たされた事による充足だろうか。
切って捨てられた言葉とは裏腹に、純粋な笑みを素直に晒しておかしそうに笑っていた。
……酔った先生は兵器なのだと、雑多な感情の奔流に翻弄されながら悟った。




他愛もない疑問を訊かれては、多少狼狽しながらもそれに返答する。
飽く事なく続けられた問答は連想ゲームの様に進み、いつしか行為の話題へと発展していた。

「愛情を込めて、と以前言っていたが、それは触れ合いから察しろという事なのか?」

「お前はいつも、最中は口数が少ないではないか。言葉として明確には示さないのか?」

「好意を表したのは一度きりだろう。何故だ。」

早くなく、むしろ落ち着き払った様な、普段よりも幾分穏やかな棘のない口調だが、その多弁さに圧倒されてしまった。
ただ純粋な疑問という風に、真っ直ぐ見つめられて問われた。
常態ならばまず訊ねられる事はないであろう質問に慌て困惑したが、その視線に平静を取り戻す。
抱く想いが真剣だからこそ、昂っている時には口にしたくはなかった。
睦言で済まされてしまうのではないか、と危惧を抱いていた。

「…………態度で示してたつもりっす。あの、伝わってましたか……?」
「ああ。分かっているつもりだ。……お前の目は口程にものを言う。」

苦笑の様な口元の綻びに惹きつけられる。

「言葉にする必要はないかもしれんな。」

「お前に『好き』だの『愛してる』だのという言葉を尽くされた事がきっかけで、生殖器が形を成した。」

「普段の実生活で、挨拶の如く告げられるのはそうでもないが。……堪らないんだ。意識を手放してしまいそうになる。」

訥々と明かされる怒濤の内容を、脳が許容しきれない。
今度こそ激しい恐慌を手にし、心底から混乱に陥る。目を見開くばかりで身体は動かない。
衝撃で働かない思考は先生の言葉を繰り返し流すばかりだ。
そして後から湧き溢れる歓喜。好きだと、熱に浮かされたまま、思うままに言ってもいいだろうか。




「く……っ、先生、我慢出来ません……っ!」
「んっ、ぅ……ん、は……っ。ああ…………。」

秘されたその部分に宛てがい、打ち震えながら深く息を吐こうとしている先生に頬を寄せた。
完全に酔いが回りきった風で、定まっていないがこちらに向けられた視線は潤んでおり、漂う様に揺れていた。

「耐える事はない……。お前の、好き、に……っ。」

「焦らされるのは嫌だ。……泣いてしまう…………。」

目を細めて小さく告げた先生は、過去を思い出す様に茫洋と遠くを見遣る。
その姿がうっとりと何かに心奪われている様に見えてしまい、強く心に響いた。
忘れまいと記憶に焼きつけ、『泣いてしまう』、そう零した先生の言葉が心の中で何度も響いた。

より深く、より強く、と熱望し、その望むがままに動く事しか出来なくなった。
熱く、溶けてしまいそうなその内。柔らかく絡みつく感覚にずっと浸っていたい。
最奥を穿ち続ける。悦楽に震える姿に強烈な引力を感じる。

「はっ、 う、っん !ぅ、あッ  あっ  あ、っく  ん、ぅ ッ  ァあ……っ!」

先に脱力した先生から内部の締めつけを強く受ける。
その快楽と、繰り返す荒い呼吸から来る下腹部の蠕動。引きずり込まれる様にして達した。




その顔は喜悦に満ちていた。

「明日は丸一日空いている。だから……。」

口が軽い今でさえその先は言えない内容なのか、察しろ、と
そう望まれているとしか思えない目でじっと見つめられる。
……明日の予定は決まった。



連日夜を明かしても問題のなかったこの身体は、今まさに迫り来る睡魔に抵抗し得ない。
温く包むその誘惑に、抗う術もない。



泳いだ後の虚脱感に似た感覚で、いざなう睡魔に引きずり込まれる。
先生に顔を近付け、逃れられない眠りについた。



俺の世界は今、>>706と二人だけで完結していた。







次の日。

「昨夜のあれは特に旨かった。また、」
「駄目っす。」
「何故だ。」
「駄目っす。」
「……だから何故だ。」
「なんででもっす。今は駄目っす。」
「…………。」
「おっ脅しても駄目なもんは駄目っ!」
「ではいつならいいんだ。」
「…………俺が我慢出来るようになったら、かな…………。」
「は……?」



おしまい。

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