マジュニアの悪夢

基本の天使Ver.:天使のみた夢

518 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/29(火) 09:22:01.95 ID:RwKU87ko Be:
集計はEFで!
あとマジュニアの悪夢も見てみたいかもwwwwww

553 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/29(火) 19:12:48.19 ID:AcfDaqMo Be:
>>518

〜〜マジュニアの悪夢〜〜

>>129がオレさまを、呼んでいる。
何度も何度も。

オレは返事をした。
何度も、何度も。

それなのに聞こえていないのか、
>>129が何度も何度も。

オレさまを、呼ぶ。




「ピッコロさん」

なんだ。

「ピッコロさん、好きだよ」

……、解っている、そんなこと。

「愛している」

知っている。
きさまがオレを愛していることくらい、
知っている。

「愛しているんだ、すまない」

どうして謝る?

「ピッコロさん」



>>129が笑う。
きさまの笑った顔は、余り見ないが、悪くない。
悪くないんだぞ。
だからもっと笑え。オレさまが笑わせてやる。

「ピッコロさん、好きだよ」
「傍に居て欲しい」
「僕はあなたを手に入れたい」

けッ。
オレさまがいないときさまはダメなんだから、
仕方がないだろうが。
そばにいてやる。


>>129は幸せそうに笑っている。
そうしていれば見れたツラじゃねぇか。ふん。




>>129が腕を差しのべた。

オレへ向かって。



仕方ないやつだと思いながらオレもそれに手を伸ばして、








「ピッコロさん」

>>129が、抱き締めた。
オレではないオレを。


「好きだよ。好きだ。愛している」



オレではないオレを抱き締めて、
>>129は、笑う。

オレさまが、笑わせてやりたかった>>129が、
オレではないオレを抱いて、幸せそうに。




「ピッコロさん」

>>129が囁く。
オレのものではない緑色の長い耳。

「僕はあなたのものだ」

>>129がうっとりと見詰める。
オレのものではない赤い瞳を。

「僕のすべてはあなたのために」

>>129が指を滑らせた。
オレのものではない桃色の肉の上へ。







「好きだよ」


それはオレへの言葉ではなかった



「ピッコロさん」


それはオレへの言葉ではなかった



「愛している」


それはオレへの言葉ではなかった






オレの腕より太くて長いそれ
オレの口より大きなそれ
オレの手のひらより広く頼もしいそれ




「>>129」

落ち着き払った
自分は何でも知っているとでも言いたげな
ひどくカンに障りやがる声が、
>>129を呼ぶ。



そいつはオレさまのものだその名前もオレさまのものだ。





ゆっくりと持ち上がった
オレのに似てる、だが全然違う大きな手が
>>129の背中に、触れた。


さわるなさわるなそれは、それはオレさまの背中だ。
払いのけてやりたいその手首を千切ってやりたい

足がもつれて走っても走っても近づけない。



「お前はオレがそんなにも好きか」

静かで低い落ち着き払った不愉快な声。
ああ耳を引き千切ってしまいたい、いや、
貴様の舌を引き千切ってくれてやる!


違う、あほうめ!勘違いをするな、そいつはオレさまの下僕だ!
そいつはオレさまを愛している、そいつはオレさまのものだ!!

「好きだよ」


………………あ、


「愛している。あなただけを、一生かけて」




………………あ、あ、   。




ふっ、と、オレじゃないオレが笑って、
赤い目が
オレのと良く似た赤い目がオレを見た。

オレを見て笑いやがった。


「だがそれではあれが余りにもかわいそうだろう」


かわい、そう?
かわいそうだと。
オレさまに、同情しやがるのか!キサマが!!



「あれ?」
「あの小さな、みすぼらしい、かわいそうなアレだ」



「ははは」
「あんなもの」
「あなたとは比べ物にならない、卑小な存在だよ」








「マジュニア」


あ、あ、



「マジュニア」



「マジュニア。どうしたんだい、うなされていたよ」


薄明かりの中>>129がオレさまを見下ろしている。
表情は陰になっていて解らない。


オレさまを、
あんな目で見ている、のか?



「うわっ。……どうしたんだい、マジュニア」

ベッドに>>129を押し付けた。
のしかかる。
仄かな明かりに照らし出された>>129の表情は、
オレさまのよく知っている、
無表情で。
目だけがオレさまを心配していやがるように、
静かにじっと、視線を注いでくる。



「けッ」

夢だ。たかが夢だ。夢ごときに、オレさまが惑わされるなんてな。
とんだお笑い種だ。


「おい」
「なんだい」
「愛していると、言いやがれ」
「……マジュニア?」

「っ、どうしたんだ」

>>129のやたらつるつる滑りやがる素材のパジャマを、
引き裂いた。

「マジュニア」
「言いやがれ」

オレも胴着を消し去る。
くそッ。暗いから、きっと>>129にオレさまがよく見えない。

枕もとの照明をつけた。

「オレさまをよく見て」
「愛していると」


オレの尻の下の、
>>129のもんが反応を示した。
口元に笑いが浮かぶ。

「オレさまに欲情していやがるのか」
「……当たり前、だろう」
「いいやがれ。愛していると」

剥き出しにした>>129の胸を撫でた。
静かに注がれていた視線に熱が篭る。
感じる。

けッ。

「早く言え。……言わんと何もしてやらねぇぞ」

>>129が喉を鳴らし、口を開いた。
ぐり、と尻を擦りつけながら、
オレさまは言葉を待つ。

解っている。
愛しているんだろう、オレさまを、心から。



                     おしまい。

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