現代>>1ピコの里帰り Vol.4 〜二日目の夜〜

1:現代>>1ピコの里帰り Vol.1
2:現代>>1ピコの里帰り Vol.2
3:現代>>1ピコの里帰り Vol.3 〜おかいもの&おりょうり編〜

148 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 14:49:41.35 ID:25M6gfMo Be:
〜〜現代俺ら里帰り・二日目夜〜〜

俺「なんすかー?」
ピッコロ「なんでもない」
俺「……ピッコロさーん」
ピッコロ「なんだ」
俺「手、手。こう」
ピッコロ「!」
俺「うへへーwwwwwwww」
ピッコロ「……どう繋ごうがおなじだろう」
俺「なんかこっちのが幸せになるっすよ」
ピッコロ「おかしなヤツだ」
俺「うへへーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ピッコロ「……」
俺「どしたっすかー」
ピッコロ「……なんでもないんだ、ただ」
俺「うん?」


151 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 14:58:00.57 ID:25M6gfMo Be:
ピッコロ「ただ、…」
俺「うん」
ピッコロ「……さっぱりしていて好ましいヤツだったな」
俺「え?ああシモヅル?」
ピッコロ「ああ」
俺「まあいいやつっすよー」
ピッコロ「……」
俺「?」

ピッコロ「夕食の支度の手伝いをせずにいて申し訳ないな」
俺「いwwwwやwwwwいやいや、それはまあ、いいじゃないっすか!ね!」
ピッコロ「手伝うと言ったのに…」
俺「いやいやいやwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww甘えましょうやwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「うちの母親あんま料理上手じゃないっすけどね…」
ピッコロ「そうなのか?」
俺「うっす。だから習うならほんとチチさんとかのがいいかも」
ピッコロ「だがお前はその料理で育ったんだろう?」
俺「いやー大体レトルトとか…ファミレスとか…」
ピッコロ「なんだ、そうなのか…」
ピッコロ「お前の実家に行くとブルマに行ったら、」
ピッコロ「家庭の味を勉強して来いといわれたんだがな」
俺「お嫁さんっぽいwwwwwwwwwwwwwwクソ萌えるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


152 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:05:57.18 ID:25M6gfMo Be:
>>1は楽しそうに笑いながらオレの手を引いて歩いていく。
オレの方が歩みは速いが、ゆっくりその後をついていった。
たまに>>1が軽い口調で話す、この町のことに相槌を打ちながら商店街を抜け、
夕陽の色が落ちる町並みを2人で歩む。

絡み合うオレと>>1の指をちらりと見下ろす。
少し日に焼け始めた指にぴったりと挟まれる、人間の手の色とは違う手、
足りない指。


シモヅルは女だ。
気の良さそうな、良く笑う、女だ。
>>1のこの指はシモヅルと絡み合ったんだな。
オレを抱く腕でシモヅルを抱いたのだろう。

どんな風に、付き合っていたんだ。
どんな話を2人で重ねた?
どうして、別れたんだ。

「あの時」お前が言っていた、忘れられない人とは、シモヅルのことか?


153 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:19:27.84 ID:25M6gfMo Be:
そんなことを尋ねられるわけがない。

みっともない気持ちだと己の考えに自ら呆れる。


オレの知らない時代をお前と共有していたシモヅルが、
うらやましい。

お前とふざけあって笑いあうシモヅルが、
うらやましい。

シモヅルが、人間の女だということが、
うらやましい。

お前の母に受け入れられていたこと。
お前と語り合う昔があること、
オレの知らないお前を知っていること。

自分は心が狭いのだな、と嘆息する。


こんな気持ちを言える訳がない。


154 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:25:43.70 ID:25M6gfMo Be:
「ピッコロさん?」

ああ、と生返事を返した。
手を引かれる、視線を向けた。
>>1が不思議そうな目付きでオレを見上げて、目が合うと笑う。

「すげー好き」

頬が、耳が、カァッと熱くなる。
深まる夜の気配に紛れて>>1が気付かなければ良い。

咄嗟に応えずにいると、絡み合う手がぎゅうっと握り締められた。

「なー、好きっすよー」

乾いた喉を湿らせるように、無理に唾液を飲み込む。
ああ、ともう一度小さく返事を返して、
それではいけないと咳払いをする。
ちゃんと伝えなければ。

「オレも、だ」

恥ずかしい。


156 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:32:48.74 ID:25M6gfMo Be:
>>1が薄闇の向こうで笑う。
きっと紫になってしまっている己の肌を隠せるこの暗さに、
先ほどは感謝したが今は疎ましさを感じる。
お前の笑った顔が見たい。

「>>1」
「なんすかー」
「少しだけ甘えても良いだろうか」

今お前の隣にいて、お前に言葉をもらえるのはオレなのに、
解っていてもなおオレはあの女が、シモヅルが、うらやましい。

「なんすかー?なんでもどーぞ!」

>>1の声が、楽しそうだ。



A・ちょっとだけ心情吐露
B・ぎゅーして
C・ちゅーして
D・もっかい好きってゆって


158 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:42:31.20 ID:25M6gfMo Be:
>>157 C・ちゅーして

繋いだ手に、少しだけ力を入れた。
余り強くしてはきっと>>1の手を傷めてしまう、
>>1はオレたちとは違う、ただの人間なのだから。
だが、縋りたいと思う、そんな気持ちになっていた。

「……>>1」
「うーっす」

>>1からも、ぎゅうっと握られた。
少しだけ幸せな気持ちになる。

「ちゅーを」
「え」
「してほしい」

確かな感触が欲しかった。


159 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:44:11.32 ID:25M6gfMo Be:
シモヅルがうらやましい、と、
なんの力も持たないごく普通の、
地球人の女に、もしもオレが生まれていたのなら、と。
わずかばかり脳裏をよぎってしまう、そんな、ありえないもしもの話。

忘れさせて欲しかった。
今ここにあるこのままのオレを、
お前は求めてくれているのだと、
確かに感じたかった。


160 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:47:48.80 ID:25M6gfMo Be:
>>1が足を止めた。
一歩、>>1の先に進んでしまってからオレも立ち止まる。
繋いだ手はそのまま。
もう片方の手が、オレの方へと伸びてくる。

「いち、ちが、 今じゃなく、」

「いち、外だ」

「……ッ」

引き寄せられる力になぜか逆らえない。
なぜか?
なぜかなんて解っている、
オレがそうして欲しがっているからだ。


161 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 15:54:22.43 ID:25M6gfMo Be:
唇が、触れる。


うなじを這う>>1の手は熱かった。
自動車の音が近づいて来る、ライトの光を感じる、
だが>>1がその手を外さないから、オレも顔を上げることが出来ない。

ゆっくりと、触れた唇が動く。
オレの唇を挟むように咥えて緩く吸われ、
それだけで背筋が震えるのを感じた。

>>1。

>>1の肩に手を置いた。
そう逞しくはない肩。だが、好きだ。


162 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:06:11.33 ID:25M6gfMo Be:
>>1の指が静かに肌を撫で、襟足から落ちていく。
マントの襟首の縁をなぞるように触れられ、
そこからじわりとした疼きが生まれて全身に広がる。

「  っ、   ふ」

小さく覗いた舌が、つる、と重なり合った唇の狭間を舐める。
くすぐったい、と感じて、
すぐに違うと気付く。
くすぐったいという感覚よりもだいぶ、
気に掛かる、無視できない、強い感覚。
体の色々なところがビクつく。
抑えようと思っても、押さえられない。

「  ぁ  ッ  、  ッん、」

触れていた手で、>>1の肩に頼った。
ほんの少しだ、ほんの少し舌を使われただけで、
もうオレの体は震えを産む。


163 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:10:15.59 ID:25M6gfMo Be:
(中略)





「ッあ、 ぁ、  っはぁ……」

足が震える。
>>1の首にしがみつくように腕を回していなければ、
この場に座り込んでしまっただろう。
口が熱い、
次から次に唾液が湧き出てきて、飲み込んでも飲み込んでも治まらない。
オレの体は覚えてしまっている、>>1がくれる快感を。

ああ、

もう少しされていたら、きっといってしまっていた。


165 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:19:29.05 ID:25M6gfMo Be:
「ピッコロさん、大丈夫?」

まともな声で返事が出来そうになかったから、少し手を握り返して応えると、
>>1が嬉しそうにマントごとオレの背を抱いて来た。
頭が、ふつふつと滾るようだ。くらくらする。
目を閉じたままなのに目の前が眩むようだ。

「ぁ…ふ、  ふ……」

自分の息が甘ったるいのが耳に障る。
>>1のこと以外うまく考えられない。
どうしてこんな道端で、こんなに深い口付けをされているのか、
通り過ぎていく自動車の風圧にマントが靡く度に、
びくん、と震えたオレの体は、
それでも>>1に逆らえなかった。


166 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:24:03.57 ID:25M6gfMo Be:
「歩けそうにない?」

首を横に振る。
だが、しゃんと歩く自信はなかった。
もう少し時間が欲しい、
頭が、体が、熱くて何も考えられない。

「……ピッコロさん、すげー好きっすよ」

オレもだ、オレも、好きだ。


171 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:28:15.16 ID:25M6gfMo Be:


A・頑張って歩く
B・もうちょっと待ってもらう
C・もうちょっと待ってもらいつつ甘える


176 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:40:14.56 ID:25M6gfMo Be:
>>173 B・もうちょっと待ってもらう(普通に)

俺「ピッコロさーん?」
ピッコロ「すまない、……ふ、 …もう、すこし…」
俺「うっす」
ピッコロ「  …ん、すまない…」
俺「あ、大丈夫っすよ、凭れててくれていっすよ」
ピッコロ「重いだろ…う」
俺「だいじょぶっすよ、…ピッコロさんがぴくぴくしてんのが伝わって来てうれしい」
ピッコロ「……うるさい」
俺「……ピッコロさん、好き」
ピッコロ「……。……ああ」
ピッコロ「すまん…な、……おかしなことを言い出して」
俺「え、おかしなことじゃないっしょ!すげえときめいた」
ピッコロ「……」


177 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:46:50.69 ID:25M6gfMo Be:
俺「…でもどしたんすか、急に」
ピッコロ「なんとなく、な」
俺「……」
ピッコロ「なんでも…、ないんだ」
俺「…なんか、やっぱあの、なんつーか、シモヅルと話すのイヤだった?」
ピッコロ「! そんなことはない、あいつはいいやつだ」
俺「っすよねーwwwwwwwwwwwwwwww」
ピッコロ「……」



A・どうして別れたんだとか
B・一度我慢したんだから我慢しろオレ
C・そろそろ歩ける


179 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 16:57:59.39 ID:25M6gfMo Be:
>>178 B・忍耐

ピッコロ「……>>1」
俺「うっす、なんすか」
ピッコロ「……オレは、お前が好きだ」
俺「ちょwwwwwwwwww何すかwwwwwwwwちんこおさまらないwwwwwwwwww」
ピッコロ「…たっていたのか」
俺「そりゃもうたつっすよたちまくりっすよ、頑張って我慢してる」
ピッコロ「路上でたてるな」
俺「だってwwwwwwだってwwwwww」
ピッコロ「…………おい」
俺「うっす」
ピッコロ「…、」
ピッコロ「…………」
俺「ピッコロさん?」
ピッコロ「……」
俺「ちょwwww手ぎゅうってされたwwwwwwちんこがwwwwちんこがwwww」


180 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 17:09:22.59 ID:25M6gfMo Be:
俺「ピッコロさん見てみ、星」
ピッコロ「ん」
俺「俺らんち辺りよりはキレイっすよねー」
ピッコロ「ああ、そうだな……」
俺「ナメック星はさすがに見えねーかなー」
ピッコロ「新ナメック星か。遠すぎるんじゃないか…」
俺「どっちらへんにあるか解る?」
ピッコロ「解らん」
俺「そっかあ。一度行ってみてえなーって思ったりもしたけど」
ピッコロ「そうなのか」
俺「いやなんとなくね。本気じゃねーけど」
ピッコロ「……新ナメック星もナメック星と良く似て穏やかな気候のいい星らしい」
俺「ああ、そっか、ピッコロさん行ったことないんかー」
ピッコロ「ああ」
俺「行ってみたいとか思うっすか?」
ピッコロ「……思わんな」
俺「へえ」
ピッコロ「お前の傍がいい」
俺「でへへwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


182 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 17:14:46.23 ID:25M6gfMo Be:
>>1が嬉しそうな声を上げて笑う。
繋いだままの手が揺らされる。
もたれていた体を、そっと浮かせると、
>>1が残念そうに少し腕に力を入れてオレを抱いた。
うれしい、と思う。

>>1がオレに触れていたいと思っていることが、うれしい。

聞きたい。
シモヅルとどんな風に付き合っていたのか、
どんな話をして、どんな風に結ばれていたのか。

どうして別れることになったのか。

聞けば、あっさり教えてくれるのかも知れない。
ヤキモチっすか、とかなんとか、調子に乗ってからかってくるかも知れない。
どちらにせよ、>>1が怒ることはないと思う、だが。

だが、己が恥ずかしい。
気にしていると知られることが恥ずかしい。


185 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 17:27:05.25 ID:25M6gfMo Be:
「そろそろ、大丈夫だ」

ゆっくりと>>1から離れる。
歩き出す、手はつないだまま。
>>1の親指が、オレの手の側面を撫でて、親指のかたちを辿る。
その感触が幸せで、
幸せなのに、じんじんと切ない疼きが親指の先から生まれて広がる。

「もうメシ出来てっだろうなー」
「手伝えなくて悪いな…」
「気にすることないっすよwwww」

何気ない会話を重ねながら、
>>1の指がオレの手をこする。
微かに息が上がる。

無理に抑え付けて落ち着かせた体の熱が、むくりと頭を擡げる。


186 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 17:33:17.91 ID:25M6gfMo Be:
親指の爪の付け根をやさしく擦られ、
>>1の指腹の柔らかさにぞくぞくと腰から震えが走る。
隣で楽しそうに笑う>>1は何も意識していないように見える。

「>>1」
「そんで兄嫁さんが一緒にやるって…ん、なんすか」
「…なんでもない」

オレばかりが意識しているようで少しばかり悔しい。
そして、
シモヅルと手を繋いだときもこんな風にしていたのだろうか、
などと、

考えてしまう自分が、バカみたいだと憎たらしくなる。


187 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/20(日) 17:38:06.44 ID:25M6gfMo Be:





「とうちゃーく」

>>1が靴を脱ぐ仕草で、
繋いでいた手は自然に離れた。
それが少しだけ悲しい、と感じて、
そんな自分に溜息が漏れる。

いかんな、オレは、随分と弱くなっているようだ。
気を引き締めよう。

過去に何があろうと、今>>1はオレを選び、
そしてオレは>>1を選んでいる。
その現実に間違いは、ないはずなのだから。

「おっかえりいいいいっちゃーーーーん!!!」
「はいはいただいま」
「おかえりいいいいいぴっころちゃああああんっ!!」
「あ、ああ」

「ただいま」


                  つづく


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お話を連続して読むためだけの目的で作成していますので、途中のレスなどは省かれています。
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