ドキドキ☆お祭り物語・当日 後編

前スレ:ドキドキ☆お祭り物語・当日 前編

84 KY野郎 ◆N70Lbe.Qic [sage] Date:2008/07/19(土) 23:02:14.37 ID:AOC5KU.0 Be:
+>>706とクウラ先生があんなことやこんなことになる前のその他の人々の様子+
〜女装・男装コンテスト直前〜

デンデ「けっきょく、はやくち言葉は上手に言えませんでしたね〜…」
カルゴ「しゃべりすぎてあごがいた〜い」
>>679「…とーきょーきょっきょ、こきゃこく…」
デンデ「やっぱり言えてませんよ>>679さん」
カルゴ「>>679さん、はやくち言葉へただね」

餃子「おねーさん!おねーさん!はやくちことば言えた!僕頑張ったよ!」
>>464「わーったからくっつくなっての!動きにくいな!」
餃子「…」(じわっ)
>>464「だっ!…か、ら、何で泣きべそかくんだよ!あぁーハイハイ!お前はがんばったよ!えらいえらい!」(がしがし)
餃子「…えへへー」

マジュニア「くそっこの俺がこんなもんに手こずるとは…!」
>>129「いいんだよ、マジュニア。僕は早口言葉が苦手な君も好きだから。たとえまじちゅしがびじゅちゅしちゅでしゅじゅちゅちゅうだったとしても、僕は君を愛しく思うよ」
マジュニア「俺の失態を蒸し返すなきっさまああああああああああああ!!」


司会『え〜それでは、そろそろ男装女装コンテスト参加希望者は受付を済ませてください』

餃子「おねーさん!一緒に参加しよーよ!」
>>464「はぁ!?あたしがこんなの出るわけ…ってひっぱんなばかちびっ!」

クリリン「なぁ…18号ぉ〜…ほ、ほんとに出なきゃだめかぁ?」
18号「あたりまえじゃないか!絶対に賞金もってくるんだよ!そ、それに、そのウェーブのかかったカツラもピンクのワンピースも、け、結構にあってるじゃ、ない か 、…ぶふっ」
クリリン「今噴出した!?」
18号「気 のせ い。気、のせ、い …       」
クリリン「いや肩むっちゃ震えてるぞ18号!くっそ〜グレてやる!」

>>464「めんどくさいことになったな、ったく。しかもろくな衣装がないじゃねえか…アフロとボクサーパンツだの、新撰組のだんだら羽織だの、…こ、これは、あのバカ殿によくでてくるような白鳥さん…!?ふざけんな、こんなん着れるか!」
餃子「おねーさん!これ着てこれ!」
>>464「あぁ?学ラン?…ま、他の衣装に比べればいいほうか。じゃーとりあえずさらし巻いて…っと」
餃子「締め付けられて形のつぶれた巨乳ハァハァハァ(ry



KY野郎 ◆N70Lbe.Qic「あー女装男装コンテスト始まったっぽいっすね」
◆QEojHReE0E「男装はともかく、女装コンテストなんかいかにキモイ姿を晒すかを競うようなもんだよな。あ、おっさんさくらんぼ飴9つね」
>>831「ありがとさまーwwwwwwwwwwwwwwwwww」
◆AC57OO8nhs「それよりも俺のデンデとカルゴはどこー」
◆QEojHReE0E「あっちでネイル先生とロボにくっついてるのがそうじゃねーの」
◆AC57OO8nhs「ああっネイルはともかくあいつは俺なのに!俺があいつであいつが俺なのに!何かすげー負けた気分!!」
KY野郎 ◆N70Lbe.Qic「わかーるわかるよ君のきーもちー」








940 KY野郎 ◆N70Lbe.Qic [sage] Date:2008/07/18(金) 22:43:22.17 ID:vGL/l6Y0 Be:
A:とりあえず奥へ


>706「…あの、とりあえず、奥いきませんか。ここじゃ見つかりそうっす」
クウラ「……」

クウラ先生は無言だったけど、すんなりと俺の後に付いてきてくれた。
…怒っては、いない、のかな。

ていうか、何でクウラ先生まで逃げようとするんだろ。俺はクウラ先生と二人っきりがいいから見つかんないようにしてるわけだけど。

…フリーザ、か?





+神社付近+

奥のほうまで引っ込んだら、フリーザとお肉の話し声も聞こえなくなった。ここならちょっとくらい声出しても大丈夫だな。
でもクウラ先生は相変わらず黙ったまま、あっちを向いて動かない。

りーんりーん。

鈴虫の音がやけに響く。

そういえば、クウラ先生とフリーザって姉妹なんだよな。それなのに、学園ではお互いに話してるところとか見たことねーし、ほとんど関わりもってなかったような気がする。俺も>>1に言われるまで姉妹だなんて知らなかったし。
あー、でもフリーザの方は、クウラ先生のこと何となく気にしがちだったかな、そういや。
…じゃあ、ひょっとしてクウラ先生の方がフリーザのこと避けてたのか?何で?

いつだったか>>1が言ってた情報によると、クウラ先生は昔、何か洒落にならないいざこざに巻き込まれて、継ぐはずだった家を飛び出したらしい。
その後すぐにドラめき学園に赴任して、今じゃ実家とは絶縁状態だとか。詳しいことはあいつもわからないって言ってたけど。

でもさ、フリーザの家…つまり元クウラ先生の家って相当でっかい豪邸だってお肉が言ってたよなぁ。らむねも飲ませたことないような家なんだから、俺たち一般人には想像もつかないような、いわゆる上流階級なんじゃねーかな。

そんな家で育った人が、自分の持っていたもの全部捨てて、なりふり構わず飛び出してくるなんてさ。何かよっぽどのことでもあったんだろうなぁ、ってことくらい、

アホの俺でも想像つくよなぁ。


そこまで考えて、あっちを向いたままのクウラ先生の姿をちら、と見やる。
白と紫のすべすべしてそうな肌。この蒸し暑い中で汗一つにじまない身体。すらりと伸びた優雅な尻尾。意外と細い肩。

…この綺麗な身体で、この人は一体、何を経験してきたんだろ。

…あ、やべー

なんかもう、たまらん。

クウラ「―――!き、さま」

つらかったのかな、とか、人嫌いの原因はそれなのかな、とか、そんなこと考えてるうちに、

勝手に感極まって勝手にクウラ先生に抱きついてる俺アホスwwwwwwwwwwww我ながらwwwwwwwwだwwwwwwいwwwwwwたwwwwwwんwwwwwwwwwwwwwwww

>>706「サーセン、さーせんクウラ先生、さーせん…なんか、色々とその。…ちょっとでいいんす。お願い、ちょっとこのままで…」

心の中では、自分に突っ込み入れられるくらい落ち着いてたのに、俺の口からは呆れるくらい情けない声がでた。


・・・でも、昔のことなんか、別に話してくれなくたっていいし。知らなくたっていいんだ、俺。俺は、クウラ先生の過去を好きになったわけじゃないから。
俺が好きなのは、人間嫌いで、表情や態度が冷たくて、自分にも他人にも厳しくて、ちょっとアブないサイコ趣味で、…実は大の甘党で、案外世間知らずで、最近はビンタのときにも少しだけ手加減してくれるようになってて…いやそれでも痛いけど。

そんなクウラ先生が、俺は好きになったんだから。クウラ先生の側面を知れば知るほど、もっともっと好きになる。クウラ先生にどんな過去があったとしても、俺がクウラ先生を嫌いになることなんて、絶対にありえない。
だから、別に知ってても知らなくても一緒なんだ。クウラ先生が話したくないなら無理に聞く気もしないし、もしも話したいって言うんなら喜んで聞くだけだ。


でもなー、それとこれとは別問題なこともあるよなー。もっと進展したいとかさ。近くに行きたいとかさ。
おっかしいな。前はそばにいるだけで満足だったのに、今じゃクウラ先生が近くにいればいるほど、もっと先が欲しくなる。

この人に触れていたい。手をつなぎたい。抱きしめたい。抱きしめ返してもらいたい。きす、したい。

>>706「…好きです。クウラ先生、…好き。好き、です」

伝わってほしい。気づいてほしい。応えてほしい。
俺ってほんとにわがまま人間。誰か助けてください。

……

…なんで。俺に、…人間に、抱きしめられてるのに、何で抵抗しないのかな。



クウラ先生。








後ろから抱きすくめられた瞬間に、その腕をふりはらうのは容易なことだった。
俺が少しでも抵抗するそぶりを見せれば、こいつはあっさりとその手を離しただろう。そしてあの普段の締まりのない顔で、俺に誠意の感じられない謝罪をしただろう。
―――その震える声も、なかったことにするだろう。

それが最善の選択だった。そうしていたはずだった。以前の俺ならば。だが今、俺は腰の辺りにまわされた奴の腕を解こうとはしない。
何故。

あの>>531とかいう小娘から腕を掴まれたときは、身震いするほどおぞましかったのに、こうしてこいつの腕のなかにある今、俺は僅かな嫌悪も感じていない。

それどころかこれは、俺の脳裏をかけるこれは……喜悦?

近頃の俺はおかしい。俺が出張から帰ったあの日から、あの阿呆がやってきたあの夕方から、俺のなかで何かが狂い始めたのだ。俺は、生ける者を、こいつを迎え入れようとしている。
馬鹿な、と俺の頭の冷静な部分が否定する。これはニンゲンだ。俺がもっとも嫌うものではないのか。俺の心に安寧をもたらすのは、死を迎えたものだけではなかったのか。

>>706「…好きです。クウラ先生、…好き。好き、です」

俺を締め付ける力が強くなる。なおも震える声で、奴は何十回、何百回目とも知れない、俺に対する好意をささやいた。


背中から伝わる、>>706の体温。死せる者にはない熱。
耳元から首筋にかけてかかる、>>706の吐息。生ける者の証。


ああ。
もう、認めざるを得まい。


俺がこいつを邪険にしなかったのは、興味本位だけではない。

心地いいのだ、これが。この阿呆の存在の全てが。

気になったのは、あの激情を宿した瞳だけではなかった。俺は確かに、このニンゲンに、大嫌いなはずの生きた人間に、>>706に、引き込まれ始めている。



クウラ「おい」
奴の身体がびくりと跳ねる。まわされた腕がかすかに緩む。

>>706「…はい」
蚊のなくような声だ。いつものあのわめき声はどこへ行った。

クウラ「貴様は俺に何度となく『好き』だと言ったな」
最近まではそれも鬱陶しいとしか思えなかったが。

>>706「……はい」
クウラ「だからなんだ」
>>706「…はい」


>>706「…はい?」
間抜けな声だ。どうにも理解力が欠如しているように感じる。

わかりやすく言い換えてやろうか。

クウラ「お前は俺を、どうしたいというのだ?」








絶対振り払われると思ったのに。クウラ先生は、全っ然抵抗しなかった。
しかも何だかよくわからないことまで聞かれた。

クウラ「お前は俺を、どうしたいというのだ?」

…どう、って、どうよ。どーもこーも、言ったらあなたにビンタされるようなことばっかですよ。

>>706「…えーっと、手ぇつないだり、一緒にどっか出掛けたり、抱きしめたり、抱きしめかえされたり…ち、ちゅー、した、り?」
でも俺答える。テラ正直。俺超正直者。いきなり振り向いて顔面ゲンコ食らったらどうしよう。

クウラ「……そうか」

あれ意外に普通の反応。予想外に穏やかな声。テラ肩透かし。ここまでくるとぶっちゃけ何か不気味でがす。

クウラ「つまりお前は、世間一般に言う『恋人同士』になりたいわけだな?この、俺と」
>>706「かぴょっ」

これほんとにクウラ先生?偽者だったりしない?
ええええなになにどうしたのクウラ先生!?

クウラ「違うのか」

いや違わないけど!そのとおりですけど!そんな、その、ねえ!
改めて言われると照れるっつーか!なんかおこがましいこと考えてたみたいっつーか!

ていうかこれなんでクウラ先生はこんなこと聞いたの?何でこんなこと言っちゃうの?あとからなんかどんでん返しがきちゃうの?ビンタ百連発がきちゃうの!?いやあああああああああああ顔が見えない分何考えてるかわかんなくてこええええええええええええ。

いやいやいやいやでも!たとえこれが何かの罠だったとしても、俺は正直に生きるぜ!?

>>706「…違わ、ないっす」
さっきとは逆に、心の中は大乱闘スマッシュブラザーズなくせに、びっくりするほど冷静な声がでた。








>>706「…違わ、ないっす」
ふん。どうやら俺の考えは正しかったらしい。
手をつなぐだの、抱きしめるだの、ニンゲン相手にそんな行為をするのには吐き気すら催す。だが。
だがしかし、だ。

俺は奴の腕の拘束を解かないまま、くるりと奴に向き直った。
目も口も呆然と開かれた阿呆面の背後に、炎の花が上がっている。

俺は、あの夜の闇に咲く花よりも鮮やかに輝く光を知っている。
昼にじりじりと照りつけていたあの太陽よりも熱く、この身を焦がす温度もまた、感じている。


それを、もっと感じることができるのなら。
あるいは。

クウラ「…悪くはない」

こんな考え、らしくもないことくらい、俺自身重々承知している。








>>706「―――え?」
クウラ先生、いま、なんて。

ドアップで俺の視界に映し出されるクウラ先生の顔。さりげなく俺の胸に置かれた四本指の手。そんなもんに動揺してたら、クウラ先生の呟いた言葉を聞き逃してしまった。
ねえ、クウラ先生今なんて言ったんすか。
そう確かめるより早く、クウラ先生はするりと俺の腕から抜け出してしまった。

クウラ「…花火も終わりが近い。帰るぞ」

言うが早いか、来た方向とは反対側にある崖から、飛び立とうとするクウラ先生。

>>706「クウラせんせ、」
フリーザ『こらお肉うううううううううううううううううううううううう!あなたという人はああああああああああああああああああああああ!!!』

どたばたどたばだとったんばったんすってんしゃん

呼び止めようとした俺のセリフを途中でさえぎってくださりやがった
フリーザもKY認定ということでよろしいか。
よろしいな。

ああああああああああああああああああああああああああんもおおおおおおおおおおおおおおおこんなときにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。



あー割りと凹んだ。俺せっかくシリアスでいい雰囲気になってたのに。

俺が頭をかかえてしゃがみこんでいると、クウラ先生から声がかかった。
クウラ「おい」

感情の読めない声。いつものクウラ先生の声だ。

あい、と返事をした俺の方は見ないまま、クウラ先生は言う。

クウラ「…さくらんぼが届いたら知らせろ。あの飴は気に入った」
>>706「へ?」

それだけ言って、俺を省みることなくクウラ先生は闇の中へ。

さくらんぼそんなに気に入ったんかい、とか、さっきの会話聞こえてて、しかも内容理解してたんかい、とか、結局クウラ先生は俺に何を言ったんだろ、とか、色々思うところはあったけど、とりあえず言えるのは、
クウラ先生を家に呼び込む口実ができたってことっすかね。


>>706「…>>831のおんちゃん、今日この祭りにいてくれて、ほんとにありがとう」
ありがとうおんちゃん。ありがとうさくらんぼ。


こうして、進展があったんだかなかったんだかいまいちわからない俺とクウラ先生のお祭りでぇとは幕を閉じたとさ。

>>831「ぶえーっくしょい!あ゛ー…誰が俺の噂ばすったなwwwwwwwwwwwwwwモテる男ぁつらいっだらwwwwwwwwww」



終わり。

00 : 32 : 34 | どらごんメモリアル 【書き手が>>1以外】 | page top↑
| ホーム |

プロフィール

Author:picoma
VIPに投稿された「ピッコロと俺の結婚生活」から派生したお話のまとめサイトです。
簡単な解説はカテゴリの説明にて。

お話を連続して読むためだけの目的で作成していますので、途中のレスなどは省かれています。
現行スレへのリンクは、混乱を避けるためしておりません。コメント・トラバも受け付けておりません。ご了承下さい。
リンクは基本辞退させていただきます。

過去ログはカテゴリの一番上からご覧になれます。

ご用のある方はメールフォームをご利用ください。

最新記事

月別アーカイブ

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

カテゴリ

リンク

検索フォーム