攻略可能キャラ
・ピッコロ
主人公のクラスメイト。優等生で学級委員長。余り砕けたタイプではない。
・フリーザ
別のクラスの同学年。優等生で生徒会書記。お嬢様タイプ。
・セル
保健室の養護教諭。誰にでも親しく接する。
・クウラ
最近転任してきた生物教師。人間嫌いで教員同士の飲み会などにも参加しない。
・チャオズ
初等部のアイドル。だが裏表があるようだ。
・デンデ
中等部。ピッコロとは昔からの知り合いのようだ。
・マジュニア
初等部。ツンケンしているが優しいところもある。
・>>129
別のクラスの同学年。成績優秀だが余り交友関係は広くないようだ。
・>>679
奉仕ボランティアロボ。制服は着ているが生徒ではないらしい。
・>>464
三年生。余り真面目なほうではなかったが最近素行が良くなってきている。
・>>531
一年生。体が少し弱いが学校生活を送れる程度。保健室に良く顔を出す。
435 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 01:28:17.42 ID:GAZ7gQEo
〜〜ピッコロルート・夏祭りその1〜〜
ピッコロ「……>>1はどうしたんだ?」
主人公「あー、来られないってさ」
ピッコロ「そうなのか…?」
夕闇の迫るオレンジの空の下、浴衣姿のピッコロが首を傾ける。
白地の浴衣はピッコロの肌に良く似合った。
緑の肌に透き通った朱色の光が照り映えて、
いつもより艶めいて見えた、気がした。
どこか戸惑うような表情を見せるピッコロに、にっこりと笑い掛けてみる。
主人公「俺と2人じゃ嫌か?」
ピッコロ「そんな、ことはないが」
慌てたように首を振るピッコロに、じゃあ行こうぜと声を掛けて先に歩き出した。
躊躇うような気配の後、追いかけてくる足音がカラコロと鳴り出す。
少し歩調を緩め、横に並んだピッコロに視線をやった。
俺より上にある顔が、俺を見て、すぐに前へと向きを戻す。
436 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 01:36:37.11 ID:GAZ7gQEo
〜〜ピッコロルート・夏祭りその2〜〜
ピッコロ「む、…きちんと狙ったのに」
主人公「射的ってのはさ、ちょっとコツがあるんだよ。かしてみ」
ピッコロ「うむ」
射的銃を借りると、少し姿勢を屈めて的を狙う。
ピッコロが何度も挑戦しては失敗していた、大きめのうさぎのぬいぐるみ。
大きいものを狙うときは、ど真ん中に当てようとしちゃだめなんだ。
背後に行きかう人々、祭りの賑わいが少しずつ薄れていく。
こんな夜店の出し物に集中する自分に、少し笑えてしまうけど、
ピッコロを喜ばせてやりたいと思うことは恥ずかしいとは思わない。
射的屋のおやじ「大当たり〜」
ピッコロ「すごいな!一発で落ちるなんて」
主人公「ほら、ちゃんと持ってろ」
ピッコロ「え、だがお前が落としたのに」
主人公「やるよ、欲しかったんだろ?」
ピッコロ「……」
主人公「迷惑だった?」
ピッコロ「いや……、ありがとう」
暗くなった中、夜店の明かりに照らし出されたピッコロの顔が、
ほんのりと紫に色づいているのは俺の気のせいではないだろう。
嬉しそうにうさぎを抱き締める両腕。
439 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 01:50:16.95 ID:GAZ7gQEo
〜〜ピッコロルート・バッドその1〜〜
放課後の教室、椅子に座っているピッコロを背後から強く抱き締める。
ビクリ。俺の腕の中で小さくピッコロが震え、困ったように身じろぎをした。
腕の力を強めると、「主人公」と小さく俺の名を呼ぶ。
主人公「ピッコロ、好きだ」
ピッコロ「……!」
ピッコロの長い耳が、ぴんっ、と一度跳ね上がってから、ゆっくりと垂れていく。
俺の腕を解こうとする手に逆らうように抱き締める。好きなんだ、と繰り返して。
ピッコロ「主人公、オレは…人間じゃない」
主人公「そんなこと解ってる!だけど好きなんだ、もう自分にウソはつけない」
ピッコロ「……オレは…恋愛なんて解らない」
主人公「ピッコロ?」
ピッコロ「お前たちの言う、すきだの、恋だの、解らないんだ!」
泣き声のような声だった。
狼狽した俺が腕の力を緩めると、ピッコロは立ち上がってかばんを持つ。
ピッコロ「すまない、……」
主人公「ピッコロ」
ピッコロ「友人じゃ、ダメなのか…!」
主人公「俺はお前が好きなんだ、我慢出来ない!」
振り返ったピッコロの頬は濡れてはいなかった。
ただひどく悲しそうなその目が俺を突き放す。
ピッコロ「……お前と、友人になれて、嬉しかった」
主人公「ピッコロ、俺は」
ピッコロ「オレは……友人でいたかった、だがお前が我慢出来ないというなら」
ピッコロ「友人をやめよう」
死刑宣告のようだ。
きっぱりと言い切ったピッコロが足早に教室を出て行く。
早足に立ち去る足音が廊下の向こうへ消えて行き、
それが完全に聞こえなくなってから、俺はゆっくりと床に膝をついた。
〜友達にしか思えませんでしたEND〜
443 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 02:00:50.18 ID:GAZ7gQEo
〜〜ピッコロルート・バッドその2〜〜
主人公「ピッコロ、好きだ」
ピッコロ「なッ……」
風の通り抜ける屋上。
呼び出しに答えてくれたピッコロは、いきなりの俺の言葉に目を見開いて一歩後ずさる。
主人公「恋人として付き合って欲しい」
ピッコロ「そんな…オレは、」
主人公「お前が好きなんだ、俺はお前がキレイだと思う」
ピッコロ「お、オレは……」
オロオロと視線を彷徨わせるピッコロに、俺は押せば落ちると確信した。
後ずさるピッコロにずいと近づいて、その手を取ろうと……
>>1「ちょっとまったあああああああああああああ!」
デンデ「おおっとここで>>1さんのちょっとまったコール!!」
観客「わあああああ!!!」
主人公「何いい?!」
445 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 02:07:39.42 ID:GAZ7gQEo
>>1「ピッコロさあん!俺だってピッコロさんのことが大好き!!!」
ピッコロ「い、>>1…!」
主人公「ナンダッテーー?!」
ピッコロに差し出していた手を思い切り蹴り飛ばされる。
痛い、思わず手を押さえていきなり飛び込んで来た>>1を睨みつけた。
>>1はこっちなんて見向きもしていない。
ピッコロの両手をがしっと握ってほお擦りなんてしている。気持ち悪い。
>>1「ピッコロさん大好き!ずっとずっと大好きだった!俺のもんになれよ!!!」
ピッコロ「……>>1、実はオレも……お前のことが、…」
>>1「ピッコロさん!!!いいんだな?!」
ピッコロ「……」
デンデ「恥じらいながらピッコロさんがこっくりとうなずきましたー!!!」
デンデ「カップル成立!カップル成立でーーーーす!!」
観客「わああああああああああああ!」
主人公「ちょ……」
>>1「ピッコロすわああああああああぁん!」
ピッコロ「やめろ>>1みんなが見ている!」
観客「わああああああああ!」
デンデ「フラッシュの嵐の中抱き合う2人!感動的!感動的です!!」
主人公「おま……うわああああ!!!」
盛り上がる集団に尻目に俺は泣きながら走り出した。
〜〜まさかの>>1に取られるEND〜〜
448 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 02:15:38.00 ID:GAZ7gQEo
〜〜フリーザルート・グッドその1〜〜
フリーザ「もう一度おっしゃい」
主人公「……もう一度聞きたいのか?」
高飛車な態度で胸を反らしていたフリーザが、
俺の言葉にカッと頬を紫に染めた。
しどろもどろに「うるさい」だとか言い返してくるフリーザ。
かわいいな、と俺はしみじみ胸中で呟いた。
主人公「言って欲しいなら何度でも言うよ」
主人公「俺はお前に惚れてる。お前も、俺が好きだろ?」
フリーザ「なッ…」
主人公「そうだ、って言えよ。な」
フリーザ「……ッか、勝手にそう思い込んでなさいッ!」
尻尾をぴんと伸ばしてツンとそっぽを向いたフリーザを、
片腕で抱き寄せた。僅かに強張る体は、逃げようとはしない。
フリーザ「……主人公」
主人公「ん?」
フリーザ「……ぼ…ボクは、……扱いづらいですよ」
主人公「知ってる」
フリーザ「……それに、嫉妬深いよ」
主人公「それも知ってる」
フリーザ「…………」
主人公「だけど俺のことが大好きなカワイイヤツだ」
フリーザの丸い頭が、ことん、と俺の肩に預けられた。
白いうなじが微かに紫がかって、小さく震えている。
〜〜普通にグッドEND〜〜
450 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 02:23:00.43 ID:GAZ7gQEo
〜〜フリーザルート・グッドその2〜〜
俺の目の前でぷるぷると震えるフリーザが、
握った拳を戦慄かせて、必死に、ひとつの言葉を搾り出した。
フリーザ「……あなたが欲しい」
主人公「……ん?」
目はもう涙すら浮いていて、そんなフリーザが俺に何を言いたいかなんて
解りすぎるほど解っているけど、俺だって随分がんばったんだ。
続きを促すように首を傾げて見せた。
途端にフリーザの頬に一筋涙が伝う。
フリーザ「…………ボクのものにおなりなさいッ」
なんともフリーザらしい物言いに、少し笑ってしまう。
笑う俺を見てフリーザは何だかショックを受けたような顔をした。
フリーザが逃げる前に、と、俺は頷いてみせる。
主人公「もうとっくに、お前のものだよ」
信じられないものを聞いたかのようにフリーザが目を見開いて、
それから俺の胸に飛び込んできた。
全く予想していなかった俺は少しよろめいてしまったけど、
しっかりとフリーザを抱き締める。
主人公「……俺も、お前が好きだ」
俺の胸の中でフリーザが小さく頷いてくれた。
お前も、そうなんだよな?
〜〜お嬢様から告白END〜〜
452 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 02:31:00.21 ID:GAZ7gQEo
〜〜セルルート・通常エンド〜〜
主人公「セル先生」
セル「ふ、なんだい」
主人公「こうしてセル先生と休日も会うようになって結構経つけど」
主人公「……俺たちはまだ何でもないですよね」
セル「どうだかな」
主人公「俺は、あなたとこい…う、」
セル「それ以上は言わないことだ」
セル先生が俺を覗き込んで、にやりと笑う。
俺の唇を押さえつけていたセル先生の人差し指の力がふわりと抜けて、
ゆったりと形を辿るように唇を撫でていく。
セル「このままでいいじゃないか……わたしは君と共に過ごす時間が嫌いじゃない」
主人公「……」
セル「関係に名前をつける、だなんて、……不要だよ」
セル先生の指先が離れていく。
俺の唇に残った感触の後味は、風がひとつ吹けば消えてしまう。
俺たちのつながりもこのあわやかな感触の残り香のようなものなんだろう。
〜〜セル先生は自由な人END〜〜
454 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 02:43:18.05 ID:GAZ7gQEo
〜〜セルルート・バッドエンド〜〜
主人公「どういうことなんですか!!」
セル先生の大柄な体を保健室のベッドの上に無理やり押し倒した。
無理やり?まさか。セル先生は俺なんかよりずっと強い。
俺を見上げるセル先生は俺のことをあざ笑うように目を細めた。
セル「何のことだい」
主人公「誤魔化さないでください!セル先生は…セル先生はあいつともキスを」
セル「あいつ?誰のことだ」
首を傾げるセル先生に、ずきんと胸が痛んだ。
俺の見間違いだ、聞き間違いだ、きっとそうだ、そうであって欲しい。
セル「該当人数が多すぎて、あいつ、だけじゃ解らないな」
頭が煮え立つようだ。セル先生の肩を押さえつけて、拳を握る。
だけど殴れるわけが無かった。
俺はこの人に、惚れているのに。
震える俺の拳を柔らかく撫でて、セル先生が笑う。
セル「何を怒っているのか解らないが、…折角だから楽しもうじゃないか?」
俺を引き寄せるセル先生の笑顔。俺の手から力が抜けた。
〜〜セル先生は自由な人END2〜〜
456 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 02:57:48.11 ID:GAZ7gQEo
〜〜マジュニアルート・通常エンド〜〜
主人公「なあマジュニア、」
マジュニア「なんだ?」
俺の膝の上でテレビを眺めていたマジュニアが、
カワイイ顔をひょいと上げて俺を見る。
随分俺に慣れて来てくれたことは嬉しいんだが、
そんな仕草にどきりとしてしまう自分はロリコンなんだろうかと
最近は不安になるくらい、マジュニアがかわいく見える。
主人公「>>129と俺どっちが好きだ?」
マジュニア「>>129」
即答に思わずへこんでしまう。
だが俺が落ち込んだのを見て、マジュニアは慌てたように俺の頬にペチペチと触れた。
マジュニア「だが人間の男では主人公が一番好きだぞ!!」
主人公「そ、そうか。ありがとう」
励ますような言い方につい笑ってしまう。
小さな体を、ぎゅっと抱き締めた。
主人公「もう少ししてマジュニアが大きくなるまでにさ」
マジュニア「うん?」
主人公「俺、頑張って>>129より好きになってもらうからな」
マジュニア「なんでだ?」
不思議そうなマジュニアの小さなおなかをよしよしと撫でた。
くすぐったそうに笑う子どもに、微笑ましさとときめきを感じてしまう。
大きくなるまで待てるだろうか。
いや待たなくてはなるまい、逮捕されたくはないから。
〜〜当面のライバルは>>129ですEND〜〜
459 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 03:06:26.08 ID:GAZ7gQEo
〜〜マジュニアルート・グッドエンド〜〜
マジュニアの小さな手のひらが俺の頬を捕まえた。
ぎゅうと瞑られたまぶたがどうしてだか痛々しく見える。
震える後頭部をそっと撫でてやった。
必死に押し付けられる小さな口元。
ぎゅうぎゅうこすり付けられて、ちょっと痛い。
ようやく離れて、マジュニアが目を開けた。
白目が少し紫がかってる。涙が、ぽつんと頬を濡らした。
マジュニア「どうして逃げない」
主人公「なんで逃げないといけないんだ」
マジュニア「……」
主人公「マジュニア」
震える細い体を抱き締める。
俺の腕の中にすっぽりと納まってしまう子どもの体。
強張る身を解すように背中を何度も何度も撫でる。
マジュニア「オレはっ……オレさまは、……>>129のように賢くもない」
マジュニア「……ピッコロのように大きくもないっ」
マジュニア「……いやじゃないのか、オレさまのこと」
主人公「イヤじゃないから逃げないんだぞ」
泣き声が上がった。
必死にしがみ付いてくる幼い手。
細い背中を手のひらで暖めながら、泣き止むのをのんびりと待つ。
マジュニアが泣き止んでから、
俺が見つけたマジュニアのいいところを、ひとつひとつ言い聞かせてやろう。
〜〜マジュニア頑張ったEND〜〜
506 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/16(水) 20:52:14.59 ID:GAZ7gQEo Be:
〜〜クウラルート・通常END〜〜
クウラ「また来たのか」
主人公「……邪魔でしたか」
クウラ先生が広げていた本を閉じる音が、静か過ぎる生物準備室に響いた。
邪魔かとの問いに答えはない。
邪魔ならばきっと正直にそういうだろうクウラ先生だから、
俺は迷いなく足を踏み入れた。後ろ手に、ドアを閉める。きい、ばたん。
クウラ「何のようだ」
主人公「ようがなくても会いたいんだから仕方がない」
クウラ「……俺の方は別に」
主人公「あなたにも」
クウラ先生の言葉を遮るように口を開く。
阻まれた先生が、不愉快そうな表情を浮かべるが、俺はそれに笑みを返した。
主人公「俺に会いたいと思ってもらえるように、頑張ろうと思って」
クウラ「……そんなこと、」
背中に隠していた本を、クウラ先生の鼻先に突きつける。
キリリとした目が僅かに丸くなって、
それから俺を睨むような目付きに戻った。
507 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/16(水) 20:52:20.85 ID:GAZ7gQEo Be:
クウラ「何の真似だ」
主人公「プレゼントです」
訝しげに本を手に取ったクウラ先生が、一瞬だけ嬉しげな表情を孕ませて、
すぐに慌てたように無表情に戻す。
クウラ「……まあ、折角だから貰っておいてやろう」
クウラ先生の尊敬している、孫悟飯教授の新しい著書。ピッコロのコネでサイン入りだ。
流石にこれはどうしても欲しかったのか、素直に受け取ってくれた先生に
俺は笑いを禁じえない。
主人公「じゃ、お礼してもらいたいな」
クウラ「…なんだ」
早速ページを開き出してしまったクウラ先生が、
いやいやながら動きを止めて目を上げてくれる。
その目に笑みを返しながら、部屋の隅からパイプ椅子を引き摺ってくる。
クウラ先生の目の前でそれを開いて、腰を下ろした。
俺を眺めているクウラ先生の目つきは、出会った頃のような、
その辺りのゴミを見ているような眼差しじゃなくなっている。
それはとっくの前からだ。
主人公「その本、読み終わるまでこうしてクウラ先生を見ていても良いですか」
クウラ「…!」
驚いたようなクウラ先生の気配が楽しい。
この人が無表情の向こうに、色々な感情を隠していることくらい、
俺はとっくに知っているんだ。
〜〜主人公がちょっとうわてエンド〜〜
515 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/16(水) 21:30:35.18 ID:GAZ7gQEo Be:
〜〜クウラルート・グッドエンド〜〜
もう少しそのままでいろ、と言われて、もう何分経っただろうか。
早朝のまだ少し薄暗かった空も少しずつ明るさを増してきて、
校舎内にも人の気配がちらほらと現れ始める。
まだ、クラスに戻るまでには少しの余裕はあるけれど。
俺の背中に抱きついたクウラ先生の、腕。
胸に回されたそれを、おずおずと撫でながら俺は時が過ぎていくのをじっと待った。
体温が上がる。
首筋に押し当てられたクウラ先生のきれいな鼻筋。
先生が息をする度に俺の首の皮膚がぞわぞわとくすぐったい。
妙に恥ずかしい、と、感じる。
主人公「……先生」
白衣越しにクウラ先生の腕を撫でていた俺の手を、
緩やかに滑らせて手の甲へとそっと重ねた。
拒絶がない。
いけない、クウラ先生、こんな風にされたら俺は期待してしまう。
クウラ「もう、少し」
クウラ先生の声は落ち着いていた。
こんなに心臓をばくばくと跳ねさせ、こめかみに汗を浮かせるほど
緊張しているのは俺だけなのか。それが妙にショックだ。
だがその不意の悲しさが、クウラ先生の一言で霧散する。
516 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/16(水) 21:30:41.99 ID:GAZ7gQEo Be:
クウラ「お前の匂いが、……好きだ」
じんっ、と、心臓の裏が熱くなる。
頭が火照って、何も考えられなくなる。
今すぐ振り向いてあなたを抱き締めたい、いけないことだろうか。
俺の胸をしっかりと抱いているクウラ先生の力強い腕を、
そうっと解かせようと握り締めて引っ張る。
それは呆気なく離れてしまった。
振り向く。
クウラ先生は俺がしようとしたことなんて知っていたかのように、
口の隅に笑みさえ浮かべて、待っていた。
クウラ「来い」
俺を迎え入れるように僅かに広げられた、腕。
落ち着き払った表情の中に、俺は確かな照れを嗅ぎつけた。
主人公「クウラ先生」
それから。
予鈴が鳴ったことに、俺だけではなくクウラ先生も気がつかなかったという事実で、
先生も本当は切羽詰っていたってことが証明出来ると思う。
〜〜2人とも必死でしたEND〜〜
520 ◆hAmnyPalgs [sage] Date:2008/07/16(水) 21:51:21.05 ID:GAZ7gQEo Be:
エロパッチ体験版を当てましたバージョン
〜〜クウラルート・エログッドエンド〜〜
クウラ「……う、ッ ん、ぁ」
仰け反った紫の喉に舌を這わせた。深い紫色の肌は酷く敏感で、
これを俺以外の誰かも知っていると脳裏に過ぎるだけでひどい嫉妬に胸が燃える。
主人公「クウラ先生、……クウラ先生、好きです」
クウラ「あ、…あぁ。……黙って……いろ、ッっ くふ、」
俺の背にクウラ先生の指が這う。
抱いてくれている、そのことが嬉しい。
俺が俺であると感じて欲しい。俺は俺だ、今あなたに触れているのは。
主人公「クウラ先生」
クウラ先生の赤い目が、紫色の瞼の向こうからちらりと覗いて俺を見てくれる。
見詰め返して、俺から目を逸らしてしまった。
耐えられなくなりそうだったから。好きだ、堪らない。
主人公「先生の良いとこ、全部教えて」
クウラ「…自分で、見つけてみせろ……」
先生の長い尾がゆらりと俺の腰に廻って、そっと撫でてくれる。
咄嗟にそれを掴んで、意外な柔らかさにどきりとした。
弾力のある尾の感触。手のひらに吸い付くような肌。
これを舐めたい、俺は己の欲望のまま……
〜〜体験版はここまでです☆製品版を購入してね〜〜
466 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/16(水) 03:35:50.67 ID:GAZ7gQEo
〜〜トリオ友情ルート・通常エンド〜〜
卒業証書の入った黒い筒を持って寂しげに校舎を振り返るピッコロに、
近づいて笑いかけた。
>>1は俺たちの後ろで男子と筒でチャンバラをしてすでにボロボロにし始めている。
ピッコロ「……主人公」
俺に気付いて、ピッコロも小さく笑った。
肩をぽんと叩いて隣に並ぶ。俺も校舎を見返った。
色々あったし、何度か止めたいと思ったこともあったが(主に教師陣のせいで)
今となっては全て良い想い出だと思える。
ピッコロ「今日でこの学校ともお別れだな」
主人公「そうだな」
>>1「2人でなにムード作ってんだよバーカバーカ主人公シね!!!」
俺たちに気付いた>>1がダッシュで近づいて来て、そのままの勢いで俺にとび蹴りをかまそうとする。
慌てて避けて、笑いながら>>1とド付き合った。
ピッコロはそんな俺たちを楽しそうに見ている。
主人公「ちょっとぐらいしんみりしろよお前も!」
>>1「充分したっつーの!!しんみりタイムはもう終わったんだよ!!」
けろっと笑う>>1に溜息をついたが、ピッコロが笑うので俺もなんだかそれで良い気がした。
>>1「それに、高校卒業したからって離れ離れになるわけじゃねーしさ!」
ピッコロがゆっくりと頷く。
>>1が嬉しそうにそんなピッコロに抱きついて、俺がそんな>>1を引っぺがした。
そうだな、と、俺もしみじみ思う。
毎日同じクラスで顔を合わせることがなくなったって、
こいつらとはずっと付き合っていくことになるだろう。
>>1に笑いかけた。>>1は気持ち悪そうに俺を見て、舌を突き出す。
憎たらしいそんな仕草にイラっと来ながらも、
これからも友人でい続けるなら、いつか慣れるだろうと思い直した。
>>1「なんか食っていこうぜー」
主人公「ああ」
ピッコロ「付き合おう」
並んで歩き出した。
3人のうち誰かに恋人が出来ても、誰かが結婚したとしても、
変わらず付き合い続けていける間柄でいたいと、願う。
〜〜誰も落とさないで>>1とピッコロと仲良くしてたらこうなるEND〜〜