>>706は期末テストを頑張るようです Vol.4

1:>>706は期末テストを頑張るようです Vol.1
2:>>706は期末テストを頑張るようです Vol.2
3:>>706は期末テストを頑張るようです Vol.3


312 :KY野郎 ◆N70Lbe.Qic [sage]:2008/07/12(土) 21:45:51.21 ID:cdnLf0Y0

+前回のあらすじ+
>>706「いぇっふううううううううううううういwwwwwwwwwwwwwwwwクウラ先生への愛の力で、漢・>>706ただ今ふっかああああああああああああああああああああああつ!!」

以上。

313 :KY野郎 ◆N70Lbe.Qic [sage]:2008/07/12(土) 21:47:05.22 ID:cdnLf0Y0
>>706「クウラせんせええええええええええああああああああげふんげふんこふかはっ…消毒くせっ」
クウラ先生への愛を目一杯叫んだらむせ返った。っていうかここ保健室?何で俺こんなところにいるんだろ。
>>706「げふんげふん。ごはっ」
あーむせすぎてちょっと涙出てきた。しかも何か頭もいてーし口ん中が鉄くせー。

ぼやけた視界からクウラ先生の姿を探してみる。…ベッド、>>531さん、セル先生、薬棚、
あと何故かべこんべこんにへっこんだ床とひびが入った壁。何これ俺が寝てる間に雷でも落ちたの?
ざっと見渡してみたけど、クウラ先生はどうにも見当たらない。…考えてみれば、あの人が保健室になんか来る訳ねーか。じゃあ、さっきのは夢?

何だ夢か…いや夢の中で会えただけでも嬉しいんだけど。できれば現実でお会いしたいですはい。

はあああああああああああ、とため息をついてがしがしと頭を掻くと、セル先生が呆れたような声を出した。
セル「起きたばかりなのだから、少しは落ち着きたまえよ。…こんなのに興味を持つとは、あいつも大概悪趣味というものだ」
>>706「あいつってドイツ?」
セル「イタリアでないことだけは確かだがね。>>531、>>706に水を汲んでやりなさい」

わおはぐらかされた!俺がいくら馬鹿でもそれは気づくよ!この人誤魔化したよ今!

>>531「はい、>>706くん」
>>706「あ、あざーすwwwwwwwwwwwwwwww」

でもそこに突っ込むのもめんどいし、のども渇いてたし、とりあえず>>531さんが持ってきてくれた水をありがたく受け取っておいた。


>>706「あー…水うめぇ…wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
のどが潤ったら頭もすっきり。今日のことも何となく思い出してきた。図書室で勉強してたら、急に目の前まっしろになったんだっけ。たぶん、そのまま気絶したんだ俺。うはwwwwwwwwwwwwwwwwなさけねえwwwwwwwwwwwwww

まーでも、ここ三日間くらいカロリーメイトオンリー生活送ってたからなあ…ありえなくはねーよなあ。昨日は完徹だったしな。


…それにしても。
>>706「…クウラ先生、夢の中でも綺麗だったなあ…」
ビンタのインパクトも現実と変わんない。超痛かった。ああでももう最近あの尻尾ビンタさえも愛しく思えてきた。あれ、これってまさかヤバい?俺ヤヴァい?新世紀ヤヴァインゲリオン?新境地開拓?

…いやでも違うよ?俺Mじゃないよ?だってほら、ビンタされても勃たないし。純粋にクウラ先生に触れられることが嬉しいだけだし。俺はそっち側には行ってない。俺の性癖はいたってノーマル。うん、大丈夫。自分を信じて俺!

>>531「…>>706くんは、クウラ先生のことが大好きなんだね」
俺が水を飲み干すのをじっと見ていた>>531さんがぽつりとつぶやく。へい。おっしゃるとーりでござんす。俺クウラ先生大好き。でへへwwwwwwwwwwwwやっぱわかりますー?wwwwwwwwwwwwwwww

>>706「うん、好き。チョー好き。大好き」
あの人以外で好きな人ができるなんて、考えらんないくらい、好き。


>>531「>>706くん!」
って考えてたらうおお眼前にドアップで>>531さん。え、何か怒ってない?俺なんかしたっけ。


>>531「――どうしてあの人のことが好きなの!?」

>>706「うおおおあばばっばばばばばばばばばがくんがくん」
うわーまつげなげーなーとか我ながらのんきなことを考えてたら、天使さまが俺の肩を掴んで揺さぶり始めた。わーい首ががっくんがっくんいって止まらなーい。何かまた気持ち悪くなってきた。

>>531「あんなに冷たい人なのに、あんなに冷たくされてるのに、どうして好きでいられるの!?」

>>531さん、怒ってるというより、むしろ興奮してる?憤慨してる?どっちにしろ、俺こんな>>531さん見たの初めて。
セル先生も何故か止めてくれないし、俺はなす術も無くがくんがくん。

とりあえず、とりあえず落ち着かせよう、うん。このままじゃ俺の首がスポーンと抜けちゃう。

>>706「>>531さんwwwwwwww何々wwwwwwwwwwwwwwどーしたのwwwwwwwwwwおちつけもちつけwwwwwwwwww」
がくんがくんが止まった。もちつけが効いたのか。


>>531「な、>>706くんは、どうして、クウラ先生、の、ことが、…好きでいられるの?」

>>531さんの声が振るえてる。てゆーかしゃくりあげてる?至近距離すぎて逆によくわかんねーけど、真っ黒で綺麗な目には水が溜まってきてるような気がする。

溢れそうになる涙をこらえながら、俺の目を見つめる>>531さん。唐突な質問だなー。どうしてすきなの、か…


>>706「…そんなwwwwwwwwww誰かを好きになるのに理由はいらないんだぜwwwwwwwwwwww」
しばらく考えて出した言葉が、これ。ここに>>1あたりがいれば、またKYって言われるかも知れない。でも、これ事実だし。

>>531「な、殴られたり、邪険にされたり、してる、のに、?」
おっと痛いところをつかれたwwwwwwwwwwwwwwまあ確かにビンタとかホルマリン漬けの瓶でぶん殴られたりとか日常茶飯事ですけどねwwwwwwwwwwwwええ、それでも好きですwwwwwwwwwwwwww


>>531「それなのに…」
さっきまで叫ぶように俺を問い詰めていた>>531さんの声が、急に弱くなった。形のいい眉が歪められているのが見える。あ、あ、目から、水がこぼれそう。

>>531「好きになって、もらえ、ない、のに、どうして、…笑ってられる、の?」
あ、今、こぼれた。

>>531「好きな人から、邪魔だって、思われたり、」
>>531さんの目から、ぽろぽろと雫があふれ出す。溢れた雫は、一筋の流れになって、白い頬を伝わった。

>>531「つ、冷たくされるの、って、悲しい、でしょ?」
そこまで言うと、耐え切れなくなったのか>>531さんは俺の肩から手を離してうつむいちゃった。

…我ながらKYな考えだとは思うけどさ、>>531さんって、泣いててもかーわいいよなあ。かみ締めた唇とか。しっとり濡れた瞳とか。特に目なんかはアレに似てた。何だっけ、アレ、日本史の教科書に出てきたやつ。


>>531「…私、だったら、…耐えられない」
下を向いたままの>>531さんの口から、そんな言葉が漏れたとき。思い出した。

コクヨウセキ。>>531さんの目、綺麗で、真っ黒で、黒曜石みたいだ。


つーか、今までの言葉から推測するに、もしかして俺のために泣いてるの>>531さんは?俺がクウラ先生から冷たくされて凹んでると思って、俺のその心情を自分に重ねて、泣いてくれてるの?


…ほんっとにさー。いい子だよなー。つくづく。



俺、人の気持ちになって物事を考えられる人ってすげーと思うわけよ。俺には絶対できない。馬鹿だから。
だからこそクウラ先生にいつまでも纏わりついてられるのかもしんないけどwwwwwwww

>>706「んー、そりゃまーあのつれない態度は相当悲しーっすねwwwwwwwwwwwwいつ見ても絶対零度の眼差しとかwwwwwwwwww俺の心に突き刺さるお言葉とかwwwwwwwwwwww俺のハートがしくしくしちゃうwwwwwwwwwwww」
>>531「だったら、」
>>706「でも、俺の気持ちが通じないからって、クウラ先生を恨んだりすることはねーかな」
>>531「……?」

>>531さんが顔を上げて、濡れたままの黒曜石をパチクリさせた。どうして?と小首を傾げる。

>>706「だって、俺が勝手にクウラ先生を好きになったわけだし。クウラ先生にアタックするのだって、俺が勝手にやってることじゃん?だから、クウラ先生が俺にどんな態度とってても、俺が文句言う筋合いはなくねー?」

クウラ先生の意思とは関係なしに、しょっちゅうまとわりついてるのは俺の方。何がなんでもあの人のことを諦めきれないのも、俺の方。
だから、俺に気のないクウラ先生からどんな態度を取られても仕方ないかなーって。

…クウラ先生が観念して俺のことを好きになってくれるか、業を煮やして俺のことを消し炭にするか、そのどちらかに行き着くまでは、絶対に諦める気は無いんだけどさ。俺テラしつこいwwwwwwwwww俺が俺にドン引きだよwwwwwwwwwwwwwwww


>>706「例え優しく断られても、いつもみたく尻尾ビンタされても、クウラ先生が俺のこと好きじゃないってことは変わらないわけじゃん。だったらどっちだって一緒だろ。結果が同じなんだったら、優しくなんかされなくっていーや」


まあ、この前は我慢が足らなくて某キレちゃったんですけどねwwwwwwwwwwww思い返してみるとwwwwwwwwwwあの時の俺wwwwwwwwクウラ先生に掴みかかるとかwwwwwwwwwwwwなんて恐ろしいことをwwwwwwwwよくぬっころされなかったなwwwwwwwwwwテラ奇跡wwwwwwwwwwwwwwwwww

俺がそう言うと、>>531さんは少し乾いてきた目でもう一度俺の顔をじっと見た。

>>531「…>>706くん、クウラ先生と、同じこと言ってる」
>>706「wwwwwwwwwwえwwwwwwwwwwマジでwwwwwwwwwwwwうはwwwwwwwwクウラ先生と同意見とかwwwwwwww嬉しい気がするwwwwwwwwww」

ひっく、と、>>531さんがまたしゃくりあげる。また泣いちゃうのかな。

ん、待てよ。さっきから>>531さんは俺のことを思って泣いてくれてる訳じゃん?つまり>>531さんが泣いてる原因は、俺なわけジャン?
…ひょっとして、これは俺が泣かせたってことになるの?

>>531「…っ」
>>706「え、あ、ちょ、ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まって待って、>>531さん泣いちゃう泣いちゃうwwwwwwwwwwwwww


わー困った。今更だけど困った。俺、女の子に涙は流させないぜ☆委員会の会長なのに。俺が泣かせてどうするよ。

>>531さん、白目の部分が充血してる。目の端もすこし赤いし、頬には涙のあとがついてる。目のふちからは、またじわじわと透明な液体がにじんできてるし。

>>706「あ、あ、あの、>>531さん」

わー俺急に動揺してきたぞー。わーわーわー。あーらーらーこーらーらー。いーけないんだーいけないんだー。>>531さんなーかせたー。


>>706「>>531さん、サーセン、何かなんか、サーセン…さーせん」

とりあえず謝ってみました。だってなんていったらいいかなんてわからない。今まで普通に話してたのに、突然俺のせいで泣かせちゃったような気分になってくるとか、その俺のパーチクリンな思考回路に困った。

>>706「あの、あの、ほんとなんかさーせん、泣かないで、」
>>531「>>706くんは、強いね」

制服の袖で涙を拭って、>>531さんが言った。

…強い?俺が?まっさかーwwwwwwwwwwww図々しくて諦め悪いだけっすよwwwwwwwwww俺を諦めさせたら大したもんすよwwwwwwwwww


>>706「ご、>>531さん?」
>>531「…大丈夫。いきなり叫んだり泣いたりして、ごめんね。迷惑だったでしょ」
泣き止んでもらうことには成功したけど、>>531さんはそんなこと言っちゃうの。
いやいやいやいや。あなたそんなまさか。

>>706「迷惑とかwwwwwwwwねーよwwwwwwwwwwwwてゆーか、いきなりぶっ倒れた時点で迷惑度は俺の方が上だしwwwwwwwwwwそもそも俺、勉強のこととかで迷惑かけっぱだしwwwwwwwwwwww」

元はと言えば、俺が倒れたせいで何かややこしいことになったみたいだし。
気絶してる間に何があったのかは知らないけど、>>531さんが泣いちゃったのも、保健室の床と壁に深刻なダメージが残されてるのも、何か俺のせいな気がする。



>>706「>>531さんが謝る必要なんてナッスィンナッスィンwwwwwwwwwwww」
それどころか感謝しなきゃいけないんだよ俺。授業もろくに聞いてない俺に勉強教えるの、大変だっただろうに。

>>706「…でね、>>531さん。その思いっきり迷惑かけた俺から図々しいお願いなんですけど…明日からも、俺に勉強教えてくれませんか」

あつかましいかな、とも思ったけど、俺どーしても諦めたくない。クウラ先生とお祭り行くの。とは言っても俺の脳みそだけじゃ80点以上とか無理だしー。情けないけど頼れるのは>>531さんしかいないしー。

そういった俺は相当情けない顔をしていたようで、>>531さんは一瞬きょとんとした後にふふ、と笑った。

>>531「…私なんかでよかったら、いつでも力になるよ」

このテスト終わったら>>531さんに菓子折り持っていこう。ありがたい。よかった。ほんとによかった。希望がつながった。ほっとした。俺まだ頑張れる。


>>706「wwwwwwwwwwあざっすwwwwwwwwwwwwww助かるっすwwwwwwwwww」
>>531「でも、>>706くん随分勉強したから、もう私が教えられることなんてないかも知れないよ?方丈記の初段も暗記しちゃったし、円と直線の方程式の出し方も覚えちゃったでしょ?」

イエス。俺、何気に頑張ってます。一週間前よりかなり進歩してます。

行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫は、かつ消えかつ結びて、久しく留まりたるためしなし。

うん、完璧に暗唱できる。

>>706「いやーこれも>>531さんのお陰っすわwwwwwwwwwwwwでも英語とかまだ不安だしwwwwwwwwwwあと一週間wwwwwwwwwwwwwwお願いしまっすwwwwwwwwwwwwww」
>>531「…うん。頑張ろうね、>>706くん」

>>531さんが笑う。黒曜石の瞳。天使の微笑み。優しい声。いつもの>>531さんだ。

>>706「ういっすwwwwwwww頑張るっすwwwwwwwwwwww」
>>531さんに向かって親指を立てる。はにかみながら>>531さんも親指を立ててくれた。




333 :KY野郎 ◆N70Lbe.Qic [sage]:2008/07/12(土) 23:17:18.64 ID:cdnLf0Y0
セル「話はついたかね」
うわびっくりした。いやーそういえばセル先生のこと完璧忘れてた。横からスライドしてきたよこの人。

>>531「セル先生!」
セル「まさかこの私が空気になるとはね…もう君の友人の事をおいそれと馬鹿にできなくなってしまったなぁ」
空気。ああ、主人公のことか。あいつの空気スキルは相当ハイレベルだしな。

セル「さ、二人ともいい加減帰らなければまずい時間帯だぞ、ん?」
ちら、と壁掛け時計に目をやると、もうとっくに八時を回っていた。

セル「これ以上遅くなると補導されかねん。早く帰りなさい」
>>706「そっすねー。そろそろ行きますわwwwwwwww」
俺のお腹と背中がくっつきそうだしな!帰ったら飯食おう!三日間カロリーメイト生活に終止符を打とう!



>>706「そんじゃ、色々お世話になりましたーwwwwwwwwwwwwww」
>>531「>>706くん、もう無理しないでね」
セル「また懲りずに栄養失調で運ばれてきたら、吸収してしまうかも知れんよ」
おほほいwwwwwwwwおっそろしいこと言われたんだけどwwwwwwwwwwwwww勘弁してwwwwwwwwwwww

>>531「セル先生!駄目ですったら!」
セル「はっはっはっは。冗談だよ冗談」

いや、アレは本気だった。目が言ってた。もう絶対飯抜かないようにしよ。

>>531「セル先生の冗談は冗談に聞こえないんですよ!」
セル「そんなことはなかろうよ。私はジョークのセンスも持ち合わせていると自負しているのだからね」
>>531「セル先生ったら…」

あー雰囲気がときめいてきた。俺はここにいちゃいけない。本能でわかる。
楽しそうに戯れる二人を尻目に、俺はドアを押し開けた。


ドアベル『ぶるぁ!ぶるぁ!』
>>706「しっつれーしましったーwwwwwwwwwwさいならーwwwwwwwwww」
ばたん。



340 :KY野郎 ◆N70Lbe.Qic [sage]:2008/07/12(土) 23:33:54.91 ID:cdnLf0Y0
>>531さんにへらへらと笑って手を振って、薄暗い廊下に出た時、唐突に思った。いや俺はいつも唐突なんだけど。とにかく思った。

俺、クウラ先生がいなかったら、多分>>531さんに惚れてたんだろうなー。って。


>>531さん、優しいし、可愛いし、気遣い上手だし。どっかはかなくて守ってあげたいなーと思うけど、一人では何もできないタイプじゃない。それどころかしっかり者だし。
何よりも、誰かに対する思いやり、これがすごく深い。
惚れちゃうよなあ。

でも、俺にはもうクウラ先生がいて、>>531さんにはセル先生がいる。…>>531さんは隠してるつもりっぽいけど、この俺の目は誤魔化せないんだぜwwwwwwwwwwwwwwww

だから、このテストが終わったら、>>531さんとはいい友達として付き合っていけたらサイコーかな。無性の人を好きになった者同士、語り合うのもいいかもな、うん。そしたら隠れファンにうらやましがられるだろうなwwwwwwwwwwwwうはwwwwwwwwwwざまあwwwwwwwwwwww



『ぐるごごここここここ〜』
校門に着いたところで腹の虫が鳴る。でけーよ音がよ。俺はお肉か。

さて、帰ったら何を食おうかな。確か米はまだあったはずだから、明日の朝に持ち越せるように炊いておこう。それから味噌とわかめもあったから味噌汁も作って、ああもやしはあったっけかなあ。もし残ってたら焼肉のタレかけて野菜炒めにしよう。

>>706「……」

ふ、と。校門から出る前に、校舎を振り返った。生物準備室の明かりが、まだついていた。

あそこにクウラ先生がいる。ここ一週間、朝の掃除の時か授業中にしか会っていない、クウラ先生。
こんな遅くまで準備室にこもって、期末テストの問題用紙でも作ってるのかな。生物のテストは、毎回意地で高得点を叩き出してはいるけど、油断はできねー。クウラ先生のテストはめちゃめちゃ難しいから。

>>706「でも、諦めないっすよ」
俺は諦めないっすよ。クウラ先生と仲良くなるチャンスは、一つとして逃さないっすよ。

だって、好きなんだもん。



『ぐるるるるるるる…ごわ〜ごわ〜』
あー腹の虫がうるさい。一人腹の虫オーケストラが開幕されてる。早く帰って胃に何か詰めよう。
腹が減っては戦はできぬ!ことわざもばっちりだぜ俺!よーしテンションも上がってきたことだし、古典の文章を暗唱しながら帰ろう!

>>706「行く川の流れは絶えずして!しかももとの水にあらず!淀みに浮かぶ泡沫は!かつ消え!かつ結びて!久しく留まりたるためしなし!世の中にある人と住処とまた!かくのごとしぃ!」

期末テストまであと一週間。よーし某頑張っちゃうぞーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww






+で、テスト当日+
>>706「…………」
>>531「おはよう、>>706くん。いよいよだね」
>>706「……………」
>>531「…>>706くん?」
主人公「お、>>706じゃん。おはよ…ってどうしたその顔。何でそんなげっそりしてるんだ」
>>706「……お腹…イタい…」
>>531「ええっ!?」
>>706「…昨日、5日前に買った豚肉食ったら、は、腹下したっぽくて…」
>>1「うっわーばっかでー」
>>531「だ、大丈夫?テスト受けられるの?」
>>706「うううう…いや、大丈夫、ぜってー受ける…ぐおおおおお…」

一同「………」
>>1「…いやー、流石の俺もこれ以上は茶化せねーわ」
主人公「…グッドラック、>>706」





+テスト全過程終了の後日+
>>706「結局気合と根性で全部受験したぜ!乾杯!俺に乾杯!」
主人公「お前って何だかんだで不運だよな…」
>>1「KYすぎてツキが逃げてってんじゃねーか?見放されてんだよお前wwwwwwwwwwww」
>>706「黙ってろスイカみてーな頭しやがってwwwwwwwwwwwwww砂浜に埋めてかち割るぞwwwwwwwwwwwwwwww」
主人公「今日から各教科の授業中にテスト返却されるんだから、ちっとは緊張感ってのを持てよ…」
>>706「テストの結果?余裕余裕wwwwwwwwwwちょーよゆーwwwwwwwwwwwwwwだって俺めたくそ頑張ったしwwwwwwwwwwww努力に結果はついてくるからwwwwwwwwwwwwww」
>>1「へっwwwwwwwwどーだかwwwwwwwwww」
>>706「なんだとテメwwwwwwwwwwなんか文句あんのかよwwwwwwwwww」
>>1「へっぽこヘタレ野郎に結果なんかついてくるかよwwwwww」
主人公「だからやめろと(ry


〜>>706の結果は各教科ごとに分けてお送りいたします〜








〜結果はっぴょー〜

・現代文
>>706「ごじゅうろくてん…」
>>1「ほれ見ろwwwwwwwwwwほれ見ろwwwwwwwwwwざまぁみろwwwwwwwwwwwwwwww」
>>531「ど、読解力ってそんなに簡単に身につくものじゃないから!現代文は慣れてないと点数とるのが難しいんだよ!」

・古典
主人公「どれどれ?…おお、82点か!上出来だろ!」
ピッコロ「ところ構わず方丈記と徒然草を暗唱していた甲斐があったということか」

・日本史
>>531「うわぁ、98点!?>>706くんすごい!」
>>706「うへへwwwwwwwwww俺の時代wwwwwwwwwwwwww到wwwwww来wwwwwwwwwwww」

・漢文
>>706「72点…くそっ白文さえなければ!」
お肉「ふひひwwwwwwwwww俺29点wwwwwwwwwwww相変わらずwwwwwwwwww赤点wwwwwwwwwwww」
フリーザ「笑いながら言うことですかっ!少しは恥じいりなさい!」


・世界史
>>706「ふほほほほwwwwwwwwwwwwwwwwこれぞ俺の底力よwwwwwwwwwwwwww」
主人公「95点か!やるな>>706!」
>>464「よお。何か面白いことやってんなー」
主人公「あ、>>464先輩」

・保健
>>706「へへんwwwwwwwwww88点wwwwwwwwまあ保健は毎回取るしーwwwwwwwwww」
>>464「下心みえみえだな」
お肉「俺90点だったーwwwwwwwwwwwwww」
>>464「お前もかよっ」

・数学
>>706「うおお85点!数学でこんな点数とったの初めてだぜ!」
主人公「ちなみに最高得点は>>679の98点だってよ」
>>706「数学でwwwwwwwwwwありえねえwwwwwwwwwwwwww人間じゃねえwwwwwwwwwwww」
>>679(男)「失礼だな(まあ実際ロボットではあるが)」

・生物
>>706「オラどーだ90てーんんん!!!これぞ愛の力じゃーい!!」
>>464「よくもまぁこっぱずかしいことを大声で…」

・英語
主人公「だから何でここでがくんと下がるんだよお前は!」
>>706「…………」
>>531「そ、そんな頭を抱えてうずくまる程…?一体何点だったの?」

>>531「……!」
>>1「ぷっwwwwwwwwwwwwww49点wwwwwwwwwwwwwwだっせwwwwwwwwだwwwwっwwwwせwwwwwwwwwwwwww」
>>706「ああああああああああ俺のばがあああああああああああああああああ!!!!!」



>>706「うっうっうっうっ…ちくしょー何で英語とかしなきゃなんねーんだよ…俺日本人だもん…外国とかいかねーもん…もん…」
>>1「まあほざいたところで現実はかわらんぜwwwwwwwwwwwwざまぁwwwwwwwwwwwwww」
>>464「…ま、まぁ何だ、大丈夫だ。平均点が80点以上ならいいんだろ?集計してみようぜ」

主人公「っつーわけで暗算のスペシャリスト、頼む」
>>679「…現代文が56、数学が85、英語が49、日本史が98、世界史は95、生物が90、保健が88、古典が82、漢文が72…これらの平均値は…」



>>679「……約79.4」
>>706「………え」


>>706「………………」
>>679「…小数第二位を四捨五入した結果がこれだ。…その、」
>>531「>>706くん…あの…」
>>464「…あー、なんていうか、えーっと…」
主人公「ま、まあ、こんな時もあるさ、っつうか…」
>>706「…………………………」

ぱたっ

>>1「あ、崩れ落ちた」
>>531「>>706くーんっ!」
主人公「>>706ぅー!しっかりしろー!!」

>>706「は…はは…はっはっ。はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは」

>>464「おい、仰向けに寝転がったまま息継ぎなしで乾いた笑いを吐き出し始めたぞ!」
主人公「やべえ!!相当キてる!」

>>706「はっはっはっはっはっはっははははははははははははあああああああああああああおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

>>531「>>706くん!>>706くん!!しっかりしてぇ!戻ってきてえええ!!」

>>706「えええええええええええええマジすかマジすかまああああああああああああああああああああじすか神様あああああああああああああああああああああああああん」

主人公「戻って来い>>706っー!!!」


>>531「あああ…>>706くん…」
>>679「…つらいだろうが…こればかりは実力だからな…」


>>129「ふう。マジという単語に惹かれてきてみれば…五月蝿いなここは」
主人公「うお!びびった!」
>>1「あぁ?誰かと思えば>>129かよ!けっ!ぺっぺっぺ!」

>>129「そこのほふく物体はなんなんだい」
主人公「…そっとしといてやれ…ショックがデカすぎたんだ」

>>706「うへへへへへへへへへへへへへさーさーのーはーさーらさらー天の川なんて氾濫しちまえばいーんだー」

>>129「見苦しい…本当に見苦しいよ」
>>1「ならとっとと巣に帰れや!おんどりゃお呼びじゃねーんだよ!」
>>129「僕だってこんな五月蝿いところに一分一秒たりとも留まりたくはないさ。だけど不本意ながらそこのほふく物体に用があってね」
>>531「>>706くんにですか?」
>>129「名前なんて覚えていないけれど、>>706というのが彼を指すのだとしたら、そういうことになるね。…もっとも、彼に用事があるのは、僕自身じゃないのだけど」
>>1「じゃー誰の用事なんだよ!もったいぶった言い方しやがって!さっさと言えっつーの!」


>>129「クウラ先生からのお知らせさ」
>>706「ぴくぴくぴくっ」


>>706「HEY!そこのイカした眼鏡のクールガール!」
主人公「復活しやがった!」

>>706「クウラ先生が俺に一体どぉーんな用事を授けてくださるってーの!?詳しくお聞かせ願えるかしら!!」
>>129「気安く肩に手を置かないでくれないか。…今放送が入るよ」

『ぶるぁ、ぶるぁ、ぶるぁ、ぶうううううるぁああああああああああ』(ピンポンパンポーンの音で)

クウラ『生物選択者に連絡する。今回の期末考査だが、問題用紙に一部間違いが発覚した。したがって、今学期の生物の試験の得点は、こちらの方で解答用紙の得点に5点ずつプラスしておくこととする。以上だ』


お肉「…結局どーゆーこと?」
>>464「生物の点数は、全員渡った得点より五点アップするってことだろ?」

主人公「…つまりこれは?人間計算機」
>>679「先ほどの合計点数にプラス5ということは、9教科の平均点数は」

>>679「…ジャスト80」

主人公「>>706の目標平均得点はいくらだった?」
>>531「80点以上…だったよね」

主人公「以上、っつーことは。つまりジャスト80点も入るってことだよな。…さて、>>706」

>>531「>>706くんっ」
>>464「そこのハの字眉」
>>679「…>>706」
>>1「KY野郎」










お肉「おめでとー」





>>706「…」

>>706「……」

>>706「………………」

>>706「っ!!??」

>>706「えっ何、え、え、え、え!え?え!!ええ!!」



主人公「何ボケてんだよ>>706!!80点いったじゃねーか!」
>>1「単にラッキーだっただけの上にぎりっぎりだけどな」
>>531「よかったね!ほんっとーによかったね!おめでとう>>706くん!」







>>706「……」

>>706「…世界が、輝いて見える」

>>706「…」
>>706「………――」

>>706「… えんだああああああああああああああああああああああああああいやあああああああああああああああああああああ!!!!きょっふぇええええええええええええええええええええええええええええええええいあああああああああああああああああああああああだあらっしゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!」


主人公「こんどは走り出したぞ!どこ行く気だ>>706ぅー!!!!」
>>706「クウラせんせええええええええええええええええええええ見てみてええええええええええええええええええええええ!!!!」

>>464「叫んでる叫んでる」
>>1「はーこりゃ行き着くところは一箇所だな。ほっとこーぜめんどくせぇ」


+生物準備室+
ドア『どがらがしゃーん!』
>>706「クウラ先生いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
クウラ「五月蝿い」
>>706「ワギャンランドっ!」
クウラ「貴様、何度言ったら学習するのだ…?ここで、わめき声を、出、す、な」
>>706「ああっしまってる!尻尾が首に絡みついてくる!窒息しちゃうぅ!!」




主人公「ところで>>129、結局クウラ先生が>>706に何の用事だったんだ?」
>>129「僕はただ彼を呼んで来いといわれただけさ。自主的に行ってくれて手間が省けたよ」



>>706「いやほら見てくださいよクウラせんせい!ほら!ほら!」
クウラ「…合計得点数と、9教科平均点…?」
>>706「80点とったっすよ!約束どおり!」
クウラ「……」
>>706「これで条件クリアっすよね!行きましょーよ!お祭り!!」
クウラ「……」

>>706「……クウラ先生…?」

クウラ「…貴様、テスト週間中に一度倒れたそうだな」
>>706「え?ああ、はい。ちょっとハッスルしすぎましてwwwwwwwwwwwwwwwwうぇへへwwwwwwwwwwww」
クウラ「自己の健康管理もできないような輩に、この成績を維持し続けることができるのか?」
>>706「え?」

クウラ「そもそも定期考査というものは、己の実力を知るために行うものであって、一回の考査がよい成績だったからといってそれで満足し、次からは手を抜いていいなどというものでは断じてない」
クウラ「この成績を保ち続けて初めて、実力というものがつき、学力を測ることができるのだ。定期考査の意義はそこにある」

クウラ「貴様は今回、寝食を忘れて考査に取り組んだという。だがそれを二度、三度と繰り返すことができるのか?」
>>706「えー…と…」

クウラ「ふん…考えも見通しも甘い輩との約束など、俺は知らん」



>>706「えええええええええええええええええ!?そおおおおおおんんんんなあああああああああああああああああああ!?????」
クウラ「大体この得点ならば、問題用紙の不備が見つからなければ80点に届かなかっただろうが。実力のうちに入らん」
>>706「ひいいいいいいいいいいいいいいいいんご無体なあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
クウラ「五月蝿い」
>>706「どっぴんしゃん!」


>>706「そ…そんな…俺頑張ったのに…めっちゃ頑張ったのに……しくしくしくしくごじゅなな」
クウラ「部屋の隅を向いて正座しながら鼻をすするな」

>>706「しくしくしくしく」
クウラ「………」

>>706「しくしくしくしくしくしくしくしく」
クウラ「…………」

>>706「しくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしく」
クウラ「〜〜〜っ、ちぃっ」

ぴっ サラサラサラサラ

クウラ「おい」
>>706「あい?…って!何投げたんすか!?紙くず…?」

がさがさ

>>706「…地図?喫茶『無機物』って…」

クウラ「来月の第二土曜日だったな。午後4時ぴったりにここに来い」
>>706「え?」
クウラ「一秒でも遅れれば俺は帰るぞ」
>>706「え?あの…え?」


クウラ「……」

クウラ「………約束は、約束だからな」



>>706「え、つ、つまりその、んと、あの、お祭り…」
クウラ「不満ならばそれで構わん。その地図も捨てる」

>>706「!!いやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!行きます!絶対行きますから!四時っすね!コンマ一秒も遅れず参上いたします!!!わお!わお!ひゅううううううううううううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
クウラ「叫ぶな鬱陶しい!」
>>706「かぺぺ!!本日三回目っ!」
クウラ「用は済んだ!さっさと失せろ!」
>>706「サー!イエッサー!!しつれーしまうすとぅーまうす!!!」
ドア『バツーン!バターン!』


クウラ「ったくあの阿呆が…帰り際まで煩わしい…」

クウラ「……」

クウラ「……何故、受け入れた…?」


――あの日、あの胸倉を掴まれた瞬間に見せた、あの燃え盛る目が。

もう一度見たいのだと言ったら、あのうつけ者はどんな顔をするだろうか。


クウラ「…馬鹿な。ただの気まぐれにすぎん」

クウラ「………」




>>706「おwwwwwwwwwwwwにwwwwwwwwwwwwくぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww聞いて聞いてwwwwwwwwwwwwクウラ先生がさあwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
お肉「そんなことよりサイゼ行こうぜ!」
主人公「俺らも着いてくぜー!祝杯だ祝杯!」
>>531「>>706くん、よかったね!」
>>464「しかしあのクウラ先生をなぁ…お前もいい趣味してんのな」

>>706「ぬへへwwwwwwwwwwwwwwwwwwなんかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwしゃーわせwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

〜>>706は期末テストを頑張ったようです〜  完!!






378 :KY野郎 ◆N70Lbe.Qic [sage]:2008/07/13(日) 02:13:44.54 ID:KihEsJE0
期末テスト編これにて終了!長々と何日もひっぱっといてあんまり進展なくてごめんね!
とりあえず>>706はクウラ先生とお祭りに行く権利を獲得したので、後日ドキドキ☆お祭り学園をお送りいたします!


02 : 13 : 22 | 706クウラ(どらメモ) 【書き手が>>1以外】 | page top↑
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