気になる「あの子」

22 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 17:40:39.83 ID:2UgXJ16o Be:
誰も居なくても俺は自重しない変態紳士なので投下するんだぜ。

>>1の「どらメモ番外編の番外編・三つ巴編」のサイドストーリー的なの妄想した。

23 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 17:54:38.90 ID:2UgXJ16o Be:
「先輩!例の子、今日も来ましたよ!」
後輩が駆け寄ってきた。
「お前さー、わざわざそんなん言いに来なくたっていいから」
「あ、ですよねー。気になってるなら自分で気付きますよねー?」
「うるせー、メニュー取ってくる」

女のくせにスキンヘッドで、仕草も動作も大変に男らしいこのファミレスの常連。
俺は何でそんなのに惹かれたのか自分でも分からない。
だが確かに、俺はあの子に何となく興味を持ったのだ。
制服からして、どらめき学園の生徒なのは確かだろう。
あそこでっかいからな。

あの子は一人でここに来る。
そしてドリンクバーだけ頼んで、少しの間そこで過ごす。
さらに、その後男が来るんだ。
お決まりのパターン。

ふたりは知り合いって訳ではないらしく、どこかよそよそしく腰掛け、
やっぱり男もドリンクバーだけ頼んで、
そして男が1杯でも何か飲んだら出て行ってしまうのだ。
更に言えば、男のほうは毎回違っていた。


24 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 18:01:58.69 ID:2UgXJ16o Be:
援交。
見ていてそう思った。
よくもまぁ、あんな男みたいな女をひっかけるもんだ。
最初はそう思った。

だけど、気付けばその子が来たらいつもチェックを入れている自分に気付いた。
なんでだろうな。
「ドリンクバーで」
それだけ伝える声。
物憂げな感じで外を見つめる様子。
ストローでコーラを回す仕草。
たまにつかれるため息。
その声と表情に、どうやら俺はやられたらしい。
不思議なもので。

後輩には何か言ったわけじゃないが、
本人曰く「女のカン」らしい。
なぜか気付かれてしまって、こうやってあの子が来るたびにからかわれる。


25 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 18:10:58.06 ID:2UgXJ16o Be:
そんなわけで、今日も俺の気になる「あの子」のご来店である。

でも、今日はちょっと違っていた。
初めて連れてくる友達?らしいふたり。
一人はごく普通の高校生って感じの男で、
もうひとりはやたらでっかい緑色のナメック星人だった。
そしてあの子はいつもより更に男らしい。

「三名様ですか?」
「あ!はい!」

あの子の声。
いつもよりハリがある気がする。

「ピッコロさん、マジで助かるよー。俺結局なんも勉強してねぇ」
「>>1、声でかいんだよ!もうちょい静かに話せないのか?」
「うっせ!いいんだよ」
「まぁ、範囲が広いから、今日はやれるところまでやろう」
「はーい!」


26 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 18:23:59.66 ID:2UgXJ16o Be:
聞こえてくる声によると(というか声がでかくて丸聞こえ)、
あの子の名前は>>1というらしい。
そして友達の名前はピッコロと主人公。
どうもカップル。
ふたりは隣同士に座り、その前に>>1が座っていた。
三人とも仲良くドリンクバーのみ。
でも、後でなにか頼まれるかもしれない。
カップルはいそいそと勉強道具を取り出した。
そういえば、この時期って期末とかある頃か。

あの子といえば、ひとりだけ元気よく立ち上がると、
「飲みもんとってくる!ふたりとも何がいい?」

主人公「お前なぁ、これはある意味お前のための勉強会なんだぞ」
>>1「わーってるって!でもせっかくドリンクバー頼んだんだしさ、何がいい?」
主人公「はぁ・・・あー、じゃあ俺はコーラ」
ピッコロ「オレはアイスティーを頼む」
>>1「はいよっ!」

あの子はさっと走っていって、アイスティーを普通に注ぎ、
コーラも普通に注ぎ、
でも最後のコップにだけはうちにある飲み物を色々混ぜて注いだ。


27 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 18:40:50.75 ID:2UgXJ16o Be:
「勉強会」はつつがなく進んでいるようだ。
というか、ピッコロがそう進めている。
>>1と主人公がヒーヒーいってるのが遠目にも解った。


>>1「あ゛ーーーーーー!もうだめ!休憩しよーぜ!」
1時間ほど経った頃、あの子がそういって伸び上がった。

主人公「お、お前たまにはいいこというなwwww」
>>1「だろwwwwww」
主人公「じゃあなんか頼むか!」
>>1「おう!腹減った!」
ピッコロ「お前ら・・・」

話を勝手に進められて、ピッコロはやや呆れているようだった。
が、特に反対もしなかった。

主人公「あ、俺トイレ行ってくるから、ピッコロ、何か適当に頼んどいて」
ピッコロ「分かった」
>>1「うんこかwwwwゆっくりきばってこいよwwww」
主人公「うるせーよ、ちげーし!」

>>1はやっぱり男らしい。


29 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 18:46:52.02 ID:2UgXJ16o Be:
ピッコロ「>>1、その、すまん・・・」
>>1「へ?何が?」
ピッコロ「いや・・・お前とオレは一番の“友達”なのに・・・」
>>1「ピッコロさん謝るようなことしてねーってwwww」
ピッコロ「だが、主人公とオレは・・・」
>>1「いいから!なんか頼もうぜ?」
ピッコロ「あ、ああ、そうだな・・・」

ピッコロはそのままメニューに顔を落とした。
あのカップル、>>1になんかしたのか?

と思って、あの子の顔を見て、俺は自分が赤面していくのを感じた。


30 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 18:59:48.80 ID:2UgXJ16o Be:
てっきり一緒にメニューに顔を向けると思っていた>>1の顔は、ピッコロを見ていた。

>>1の顔は、本当に優しく笑っていた。

目はやわらかく甘く細められ、唇は、ふうっと弧をえがいた。
いつも見えない女らしさ、というか色っぽさが顔に広がって、
でもその顔はやっぱり>>1の顔で。
あんな表情を俺は見たことがない。
俺は、自分の心臓をその表情に捕まれたように感じた。

>>1の顔はそのまま満面の笑みとなって、ふふっと笑った。
そこでピッコロも気付いて、顔を上げ、何だ?といったが、
>>1は「ううん、何でもねーよ!」と答えてメニューを見た。


あの笑みは、つまり、きっと、そういうことだ。
どんな言葉で説明されるよりも解りやすい。
多分>>1は自分でも気づいていないだろう。
自分がどんな表情でピッコロを見ていたかなんて。
じゃあ、ピッコロの言っていた「一番の“友達”」・・・って・・・そういうことか?!


31 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/09(水) 19:08:29.92 ID:2UgXJ16o Be:
「先輩なに赤面してるんですか?そんなにあの子が気になる?」
「うるせー、俺は今ちょっと忙しい」
「??意味分かんないんですけど」

>>1は俺が思っているよりもずっと奥の深い子らしい。

あの子はいつも一人でここに来て、
物憂げな顔で知らない男と一緒に出て行った。

でも、これからはそんなことは無くなるかもしれない。
あんな笑みは、今まで来たどの男にも向けられたことがないものだったから。
・・・俺はピッコロに勝てるのかね。

「あ!俺、主人公に飲み物取ってきてやろーっと!」

そう言った>>1の顔は、いたずらっ子そのものの表情でニシシと笑っていた。




おしまい。

17 : 40 : 31 | >>1ピッコロ(どらメモ) 【書き手が>>1以外】 | page top↑
| ホーム |

プロフィール

Author:picoma
VIPに投稿された「ピッコロと俺の結婚生活」から派生したお話のまとめサイトです。
簡単な解説はカテゴリの説明にて。

お話を連続して読むためだけの目的で作成していますので、途中のレスなどは省かれています。
現行スレへのリンクは、混乱を避けるためしておりません。コメント・トラバも受け付けておりません。ご了承下さい。
リンクは基本辞退させていただきます。

過去ログはカテゴリの一番上からご覧になれます。

ご用のある方はメールフォームをご利用ください。

最新記事

月別アーカイブ

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

カテゴリ

リンク

検索フォーム