909 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 13:22:43.98 ID:OcqViLU0 Be:
なかったことにしてください。
910 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 13:25:44.67 ID:OcqViLU0 Be:
マジュニア=イエローカード2枚(飛んだ=チート使用)
>>129=イエローカード2枚(司会兼審判をいびり過ぎたため)
>>464&餃子=餃子のクラスでペナルティのさんすうドリル勉強中(初等部)
>>531&セル=保健室(1F)
>>706&クウラ=生物準備室(2F)
お肉&フリーザ=高等部の屋上
三星球所持者=庭師(只今校庭の木の剪定中)
911 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 13:32:18.24 ID:OcqViLU0 Be:
司会「さて校内です!私がおりますのは玄関!」
司会「突き当たりには既に生徒の山が堆く築かれています!」
フリーザFC・ABC「いいぞベイベー!」
フリーザFC・DEF「邪魔する奴はベトコンだ!」
フリーザFC・GHI「邪魔しない奴はよく訓練されたベトコンだ!!」
フリーザFC・JKL「ホント 戦場は地獄だぜ! フゥハハハーハァー」
「ひぎぃいいいいい」
「らめええええええ」
912 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 13:33:16.88 ID:OcqViLU0 Be:
司会「これはフリーザFCの方々!素晴らしく統制のとれたスリーマンセルです!」
フリーザFC総員「フリーザ様と言えこのド腐れグラサンベトコンがああああ!!!!」
司会「あああ私は司会者ですってばあああああ!!!」
司会「ハートマン軍曹怖いハートマン軍曹怖いハートマン軍曹怖い……」
通りすがりのMIB『ピカッ!!』
J「どーしたんだK」
K「宇宙人からの被害者だ」
J「マジでか!」
>>129「マジ……、マジュニア?」
J「うわお!」
K「こ、これはお嬢さん」
>>129「怪しい人物像の再現を完璧にこなしているような方々だ」
J「おいおいおい、そりゃーちょっと」
K「失礼じゃないか?」
>>129「……まあいい。僕はなすべき事があるんだ」
J「おいK!あのヤンチャなお嬢ちゃんにピカってのしろ!」
K「お前はいつもノーだと言ってきたじゃないか」
J「今回は特別だ!」
K「……帰るぞ」
司会「……」
913 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 13:37:34.80 ID:OcqViLU0 Be:
やあぼく司会兼審判さんだよ!
ちょっと記憶があやふやだけど何の問題もないから心配しないでね!
今は一階にいるよ!それじゃあどこへ行こうか?
A・家庭科室
B・保健室
C・どこかの部室
917 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 13:49:46.70 ID:OcqViLU0 Be:
B・保健室
司会「ちょっと遠いですが保健室まで足を伸ばしてみましょう!」
司会「おや?」
司会「購買部でグルド選手が何やら買い物をしているようですね……」
グルド「チョコパン四つと……あと、バナナサンド一つ!」
ヤジロベー「あいよー」
グルド「ほくほく」
司会「……(見目が可愛ければなあ)」
司会「保健室に着きました!さて中の様子は?」
918 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 13:59:31.33 ID:OcqViLU0 Be:
司会「どきどき」
セル「安静にしていなさい」
>>531「せんせ」
セル「んー?」
>>531「……ごめんなさい」
セル「何がだね?」
>>531「セル先生、本当は七夕大会楽しみにしてたのに」
セル「私のせいで、などと言ったら許さないよ」
>>531「!」
セル「>>531は大切な生徒だ。足手まといだと思った事は一度もない」
>>531「せん、せ」
司会(百合!百合!!)
920 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:09:13.58 ID:OcqViLU0 Be:
>>531「私、セル先生に吸収されたいです」
セル「……」
>>531「そうしたら、役に立てる」
セル「本来なら、そうするのが正しいだろうねえ」
>>531「じゃあ」
セル「だが、ね」
セル「……」
セル「つまらない、だろう?」
我ながらおかしな考えだ、とセル先生は指先で自身の顎に触れて苦笑した。
肩をすくめながら、私と話ができなくなる未来とは少々寂しい気がするね、と
まるで独り言のように囁いた。
ひゅ、と息を吸い込んで、それきり私は呼吸のしかたを忘れてしまった。
922 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:20:09.28 ID:OcqViLU0 Be:
>>531「セル、先生」
セル「何だね?」
吸収されたい。一つになりたい。あなたのものになりたい。
あなたと、永遠を。
こんなにも弱い私には、
あなたと共にある事のためにはこんな事しか選べない。
けれどもそれは叶わない。
あなたになってしまったら、私は、あなたを悲しくさせてしまう。
あなたが、そう言った。
その形のよい唇から、低い声が、そう告げた。
白いベッドのシーツに、ぱた、ぱた、と
頬を伝った熱いものが落ちる。
セル先生
923 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:29:27.56 ID:OcqViLU0 Be:
セル「>>531?」
>>531「あそこにあるのは何ですか?」
セル「んー?」
セル「おや」
薬品棚の透明なガラスの向こうに、橙色の煌き。
仄かに発光するそれを指して、私は先生の注意を逸らした。
目の前まで迫っていた愛しい人の目元、一瞬だけ丸くなって緩む。
鼻に小さく小さくしわが寄って、
口元が、きゅっ、と上につった。
緑色にクリーム色の模様がある頭が、ふ、と近づいて、遠ざかった。
セル「これはこれは」
>>531「ドラゴンボールですね」
924 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:37:55.69 ID:OcqViLU0 Be:
薬品棚を開けて、
茶色い瓶の奥に隠された丸い橙色を取り出したセル先生の指。
首を少しだけ傾げて、眩しそうに手のひらの上のそれを眺めている。
ただ、立っているだけ。
肘を曲げて、すっぽりと橙色を持って、ただ、真っ直ぐに立っているだけ。
それなのに、どうして、あのひとはあんなにも貴やか。
見惚れるたびにそう思う。
自然に溜め息をついた。
気付かれた。
925 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:47:43.21 ID:OcqViLU0 Be:
セル「……」
一歩、二歩。
衣擦れの音がして、先生がこちらに歩み寄る。
それだけで嬉しくなってしまう。
セル「いけない子だ」
こつん。
咎める口調も柔らかく、
中指だけの優しいげんこつ。
ああ。勘違いしてしまうくらい。
926 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:53:32.12 ID:OcqViLU0 Be:
セル「本当はいつから気付いていたんだね?」
>>531「……ベッドに、運んでもらった時」
セル「ふうむ」
>>531「ごめんなさい」
927 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:54:17.65 ID:OcqViLU0 Be:
私は悪い子です。
大好きなひとが、考え込むように腕を組んで下を向いた。
頬に添える手のひらには橙色。
その橙色を見たくなくて、でも目を逸らせない。
消毒薬のにおい。カーテンとベッドと、壁の、白。
セル先生の、恭しいくらい綺麗な姿。
橙色なんて消えてしまえばいいのにと思う、
私は、
どうして、こんなにも醜い。
928 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 14:59:44.83 ID:OcqViLU0 Be:
私は悪い子です。
セル先生を独り占めしたくて、わがままになりました。
うそをつきました。
ごめんなさい。
だから黙らないで。
934 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/08(火) 15:34:46.24 ID:OcqViLU0 Be:
セル「まあ、一日だけの願いだが。ねえ」
>>531「そんな」
セル「君の事だ。どうせ、私に吸収されたいとでも言うつもりだったんだろう?」
>>531「……」
セル「困ったねえ。叶わなくて」
>>531「……。そう、ですね」
セル「だろうとも」
935 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 15:44:28.66 ID:OcqViLU0 Be:
>>531「!」
軽く何かが頭の上に乗って、
びっくりしてしまった私が目を閉じて、それから開いたら、
いつだったか、猫のようだと言ってくれた私の髪の毛を
セル先生の手が撫でていた。
右手に持っていた、中に星が五つある橙色の真ん丸を、
左手に持ち変えて。
>>531「もー、何するんですかぁ」
セル「ははは」
937 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 15:49:41.13 ID:OcqViLU0 Be:
首を横に振ったり、
手で払ってしまえば簡単に離れてしまう事が分かっているから、
口で言うだけで何もしない。
何もしないで、そのまま頭を垂れている。
セル先生が笑っている。
いたずら好きの雰囲気で、よく分かる。
それだけで私の心は、さわさわ、と、浮き立つ。
すぐになくなってしまう感触の一瞬が、ひどく尊しく感じられて。
愛しい。
939 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 15:56:43.38 ID:OcqViLU0 Be:
セル「……」
>>531「?」
乗せられていた重みと、温もりが消えて、
セル先生の声が届いた。
頭の上が寒くなって寂しくなる。
>>531「先生?」
セル「いけない>>531には、もう一つ、罰だ」
941 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:03:05.73 ID:OcqViLU0 Be:
セル「……ここで、待っていなさい」
>>531「?」
セル「私はこれから、ドラゴンボールを集めに行くよ」
>>531「!」
セル「いいね?」
942 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:11:38.58 ID:OcqViLU0 Be:
>>531「……はい」
セル「そんなにしょげないでくれ」
>>531「……」
>>531「!」
下を見つめたまま、シーツを握り締めて、
何も言えないでいた私の口に、
943 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:11:50.12 ID:OcqViLU0 Be:
するりと、何かが触れた。
945 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:21:45.35 ID:OcqViLU0 Be:
セル「しょげないでくれ、と、言ったろう?」
瞬きの向こうに、
>>531「ふぇんふぇい?」
なさけない声を上げた私を、
セル先生の、ほんのりと、
寂しいのかもしれない眉間と、
少しだけ下がった瞼と、
穏やかな視線と、
猫の爪の形をした笑みの唇。
こくりと動かない喉仏。
緑色。クリーム色。白。黒。沢山の艶やかな色。鮮やかな質感。
大きな肩口。
垂れ下がった白衣の奥にある、
分厚い胸板。
細い腰。
私の全てとも言える、全てが、私の視界を包んでいた。
948 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:31:00.90 ID:OcqViLU0 Be:
すぐ面前に、屈んだ肩から伸びる腕が、あって。
>>531「ん」
セル「ふふ、」
さっきまで私の唇を押さえていた『何か』が、
セル先生
の、
唇に
重なった。
951 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:42:44.19 ID:OcqViLU0 Be:
>>531「せ、ん、せ、」
セル「おやおや。どうしたんだね、そんなに赤くなってしまって」
>>531「……ッ」
セル「風邪かね? それはいかんなあ」
くすくすと笑いながら、私を見据えたまま、
先生は、する、する、と、遠ざかる。
一歩、二歩、三歩。
952 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:45:55.50 ID:OcqViLU0 Be:
橙色を白衣の中に隠して、
後ろ手に薄くて眩いカーテンを、掴んだように。
先生が触れただけで絹のように思える布が集まった。
>>531「待って、」
カーテンが開かれる。
953 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:51:22.48 ID:OcqViLU0 Be:
セル「待っていたまえ」
>>531「!」
セル「……と、 いう意味は、だ」
からからと窓が開く。
セル「帰ってくる、という事。だろう?」
955 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 16:59:37.00 ID:OcqViLU0 Be:
激しい外の色彩が、洪水のような光が、
>>531「……はい」
くすくすと楽しそうに笑い続けるそのひとを、抱いた。
956 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:06:44.86 ID:OcqViLU0 Be:
セル先生は笑みを崩さない。
私を見つめたまま、右の膝を折って足首を窓に掛けて、
重みを感じさせないで、左足が、ふわり、浮いた。
957 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:07:20.87 ID:OcqViLU0 Be:
夏の気配が、
カーテンと白衣を揺らして。
ゆるやかに靡く白が、
恋しい想いびとの存在の一欠片を、
あのひとには届かぬ私の心へと届ける。
958 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:19:34.12 ID:OcqViLU0 Be:
光が鮮やかに先生を彩って、
確かに私を見ているはずの、顔に、影を置いた。
艶やかな目の輝きが鈍くなって、
涼しい瞳が、私のうなじの、
いつだったか猫みたいだと言ってくれた、
髪の毛をなぜだか、逆立たせてしまう。
960 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:19:52.43 ID:OcqViLU0 Be:
伸ばしかけた私の腕に、ちらりと視線が下がった気がして、
夏用の薄いブランケットの下に隠した。
くつくつ、と、震える肩と、胸の前で組まれた腕と、二の腕の上の手の甲。
セル先生は笑っている。
私はきっと上手に
セル「行ってくる、の、返事は?」
低い声。
意味を捉える。
>>531「はい、行ってらっしゃい、セル先生」
ああ、と心地のよい音を残して、先生はそれきり見えなくなった。
セル先生の愛しい笑みに。
私は、きっと、上手に、笑えた。
962 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:33:52.26 ID:OcqViLU0 Be:
開いたままの窓。
セル先生はいない。
後に残ったのは風景。
緑色。クリーム色。白。黒。沢山の色。
言葉に表してしまえばセル先生と同じ、色。
だけど艶やかじゃない。鮮やかじゃない。
963 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:40:36.58 ID:OcqViLU0 Be:
吸収されたい。一つになりたい。あなたのものになりたい。
あなたと、永遠を。
こんなにも弱い私には、
あなたと共にある事のためにはこんな事しか選べない。
けれどもそれは叶わない。
あなたになってしまったら、私は、あなたを悲しくさせてしまう。
あなたが、そう言った。
その形のよい唇から、低い声が、そう告げた。
白いベッドのシーツに、ぱた、ぱた、と
頬を伝って落ちた熱いものはもう周りに広がってしまった。
セル先生
964 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:41:12.20 ID:OcqViLU0 Be:
>>531「好き、です」
言えたらどんなによかっただろう。
言えなくてどんなによかっただろう。
好き、という声が、
口の中でほろほろと消えた。
言葉を外へは出さなかった唇に触れて、
私の唇を押さえたそれに口付けて、悪戯に微笑んだ鼻先を思い出す。
965 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:44:21.47 ID:OcqViLU0 Be:
ああ、あの時、
あのひとの右手の人差し指の先っぽは、
確かに私が独り占めしてた。
966 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:45:10.17 ID:OcqViLU0 Be:
消毒薬のにおい。カーテンとベッドと、壁の、白。
恭しいくらい綺麗な姿のセル先生はいない。
けれど、
行ってくると言った。
帰ってくると言った。
はっきりと、焼き付いた、脳裏に。
目を閉じて、浸る。
968 ◆QEojHReE0E [sage] Date:2008/07/08(火) 17:47:56.45 ID:OcqViLU0 Be:
司会「えー、私、KYではないので保健室に入る事ができませんでした……が、」
司会「セル先生は保健室を出る時に飛んでしまったので」
司会「チートのためイエローカード2枚、と」
971 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/08(火) 17:50:26.23 ID:OcqViLU0 Be:
イエローカード数
マジュニア=2枚(飛んだ=チート使用)
>>129=2枚(司会兼審判をいびり過ぎたため)
セル=2枚(飛んだ=チート使用)
居場所
>>464&餃子=餃子のクラスでペナルティのさんすうドリル勉強中(初等部)
>>531=保健室(1F)
>>706&クウラ=生物準備室(2F)
お肉&フリーザ=高等部の屋上
ドラゴンボール
三星球所持者=庭師(只今校庭の木の剪定中)
五星球所持者=セル
973 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] Date:2008/07/08(火) 17:53:51.69 ID:OcqViLU0 Be:
次回安価
A・にぎやかな家庭科室
B・廊下うろうろ
C・やたらと静かな空き部屋
つづく!!
次スレ:
どらめき学園七夕大騒ぎのようです Vol.3