ピッコロ「お、おい、」
>>1「こっちこっち!」
ピッコロ「勝手に入っていいのか、ここは神社だろう」
>>1「無人だからへーきへーき、ここ夜んなったら人来ねーし」
ピッコロ「おい、主人公が」
>>1「うん」
ピッコロ「ついてきていないぞ」
>>1「うん、まいたし」
ピッコロ「ま、まいたって!」
681 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:14:17.30 ID:SZolqyYo
オレの手を強く握った>>1が石段を駆け上って行く。
その手に引かれるようにオレは後を付いて走るが、
振り返っても主人公はいない。
撒いた?なぜだ?今日は三人で、祭りを、と。
浴衣が足に絡みつく。
「つーいた!!」
>>1が楽しげに声を上げ、はーっ、と疲れたように息を付く。
暗い神社の境内へ向かい、赤い鳥居が立ちふさがっている。
「いこ、ピッコロさん、こっちなんだ」
汗ばんだ>>1の手が、躊躇いなくオレを引っ張ってその向こうに連れて行く。
686 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:24:04.32 ID:SZolqyYo
少し弾んでいた>>1の呼吸が収まって行く。
オレの手をぎゅっと握ったまま、>>1は歩いていく。
2人とも黙ったまま、建物をぐるりと回りこんだ裏手に到着した。
「>>1」
呼びかけてみる、が、>>1はこちらを向かない。
建物の裏手は、細く背の低い木々が生い茂り、
その更に先は少し開けた場所に出る。
「花火、見易いんだぜ、ここ」
確かに、大きく広がった夜空が目の前に現れ、
星がきれいに瞬いている。
良く知っているな、と呟くと、>>1は曖昧にああ、だの、うん、だのと口を動かした。
「ピッコロさん、ここ、座ろ、あ」
「うわッ?!」
突然>>1が脱いだ。
687 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:31:20.52 ID:SZolqyYo
タンクトップを思い切り良く脱いだ>>1から、思わず目を逸らしてしまう。
いいや、オレは、ナメック星人だ。
人間の女子や男子の体を見て、どうこうなぞ思わんし、
大体>>1は体育の着替えなぞで隠しながら着替えるということをせんから
見慣れていると言えば見慣れている。
だが、
ふいうちだ。
「おーいピッコロさん、ほら、座れってば」
「な、お前、」
688 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:32:24.18 ID:SZolqyYo
少し大きめの木の根元に腰を下ろした>>1がオレの浴衣の裾を引っ張る。
>>1の方を見ることが出来なくて躊躇った。
「え?ピッコロさん照れてんの?」
>>1がからかうような声を出す。違うわッ、と怒鳴りながら目を向けた。
「ブラつけてっから気にしなくていーじゃんかよwwwwwwwwwwwwwwwwww」
>>1が少し体を持ち上げてオレの手を引っ張る。
仕方なくその隣に腰を下ろして、
何気なく浴衣の裾を捌いた。そして指に触れた感触に目を見開く。
オレの尻の下に、さっきまで>>1が着ていたタンクトップが敷かれていた。
「浴衣、汚したくないじゃん」
地べたに胡坐を掻いて、>>1が笑う。
692 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:38:30.76 ID:SZolqyYo
「バカ、お前、」
「ん?」
「こんな」
なんと言えば良いのか解らなかった。
困る、オレは、
「ほら、花火始まんぜー」
>>1の手がぎゅっとオレの手を握って、視線を空に向ける。
どうしたらいいのか解らなくて、
浮かしかけた腰を、オレはまた落ち着けた。
>>1が着ていた服を敷いて、座る、なんて、
おかしい言い方かも知れないが、
オレはそんなことをするようなヤツじゃないと、
妙に心が落ち着かない。
>>1の手は熱く湿っていた。
彷徨う視線を、オレも、空に向ける。
693 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:41:23.78 ID:SZolqyYo
>>1が小さく歌を口ずさんでいた。
神社の裏は、暗くて、だが星がきれいだった。
夏祭りの屋台が並んでいた通りが見下ろせる。
あのどこかに主人公もいるんだろうか。
>>1が漏らす歌を聴きながら、オレも、ゆっくりと手を握り返した。
「ピッコロさん」
不意に歌が止む。
頭の中で旋律をなぞっていたオレは、少し驚いて視線を>>1に戻した。
「あのさ……」
夜空を見上げたままの>>1の顔が、かあっ、と明るく照らされる。
695 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:43:47.96 ID:SZolqyYo
どん、と少し遅れて音が響く。
鼓膜が痺れ、じん、と体に音がぶつかるような感触。
その一瞬に垣間見ることの出来た>>1の表情は、
次の花火が上がった時には、掻き消えていた。
「花火、始まったな!」
弾んだ声、いつも通りの。
嬉しそうに笑いながら、>>1が繋いでいない方の手で空を指した。
698 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:52:25.71 ID:SZolqyYo
それ以上>>1に視線を向けていることも出来なくて、
オレも空を見た。色とりどりの花火が打ちあがっては音が弾ける。
眩さに目を細めた。
「きれいだな!」
少し大きな声で、>>1が言う。そうだな、とオレも大きめに返した。
これだけ近くにいれば、いくら花火の音が大きいからと言え、
聞き取れないことはないのだろうが。
不意に、じり、と。
繋いでいる>>1の指が動き出したのに気付く。
気付くが、>>1は何も言わない、視線を空から離しもしない、
だから、なんとなく、オレも何も言えず、
気付かないようなフリをした。
699 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:54:39.02 ID:SZolqyYo
「…………」
>>1の指が、ゆっくりとずれて、
オレの手の甲を包み、更に這い上がり、
「…………」
オレの手首まで辿り付いた。
そこの赤い筋を>>1の指先が、ほんとうにゆっくり撫でていく。
オレも、>>1も、次から次に打ちあがる花火を見上げたまま。
700 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 00:55:37.48 ID:SZolqyYo
今日の>>1は
A・雌豹ですよ(ちょいエロ)
B・今日もいっぱいいっぱいですよ(やや切な?)
C・オヤジですよ
706 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:07:18.61 ID:SZolqyYo
>>703 B・必死です
「……ッ、」
何度も、何度も、赤いラインを>>1の指が滑る。
柔らかくて、暖かい、少し湿った指の腹が。
僅かに呼吸が乱れる。
花火からは既に意識が逸れ、
オレは視線をぼうっと空に投げたまま、ただ、
触れられている手首だけを気にしていた。
>>1が何も言わないから、オレも今更、何も言えなくて、
気付かないわけがないのに、気付かないフリを続ける。
708 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:12:53.92 ID:SZolqyYo
「ッ!」
突然、ぎゅ、と手首を掴まれた。
>>1の手のひらが熱い。
「ピッコロさん」
視線を向けていいのか、どうなのか、解らなくて、
どん、どん、と打ちあがる花火をオレはただ見ていた。
「……」
>>1もまた黙ってしまう。
手首にぴたりと押し当てられた手のひらは、指先なんかよりずっと熱かった。
A・「なんだ」
B・「……」
C・「……手首を離せ」
D・「何がしたい?」
713 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:21:10.66 ID:SZolqyYo
>>710 D・突き放さない感じで
「何がしたい?」
>>1を、落ち着かせるような静かな話し方をするつもりだった。
だがオレの声は僅かに上擦っている。
自分が落ち着けていない、どうしようもない。
ああ、
オレは緊張している、困っている、
>>1が、>>1の指が、オレを困らせた。
「……わかんねー、」
「いや、解ってるけど、」
主人公とじゃれている時の>>1は、いつも楽しそうで、明るくて、
時に煩いほどで。
ぎゃあぎゃあとよく廻るクチで喚き、暴れて。
どうして、オレと2人になると、>>1はそうじゃなくなるのだろう。
ひどく歯切れの悪い言い方で、>>1がぽつ、ぽつ、と呟いた。
715 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:26:42.10 ID:SZolqyYo
そしてそれきり>>1がまた何も言わなくなる。
オレの手首を握る手のひらが、するり、と解けて、
胡坐を掻いた>>1の足の上に行ってしまった。
微かに湿った>>1の体温がオレの手首の上にまだ残っていて、
だがそれも、少しずつ薄くなっていく。
「>>1」
「うん」
「何が、解らなくて、何が解らないんだ」
追求しないほうが、きっといい。
それなのにオレの口は言葉を紡いでしまって、
言ってしまってから後悔する。
オレとて、解らない感情に、必死で蓋をしているというに。
719 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:32:47.51 ID:SZolqyYo
「……わりー、聞かねー、で」
ずきん、と胸がなぜか痛む。
いや、きっとこれで良い、知らない方がいいんだ、お互い。
オレと、>>1とは友人で……
そうであればきっとこれからも、一緒に、いられる。
「ごめんな」
花火が、どん、と開く。
721 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:38:25.02 ID:SZolqyYo
「何を、謝るんだ」
手を、繋いで欲しい、と、思った。
初めてだ。
胸が、落ち着かない、痛い。
>>1が手を握ってくれれば治る気がする。
いつも望まなくても>>1の手や、腕が、触れていた。
「んー」
>>1を見た。
>>1は空を見ていた。
花火に照らされ浮かび上がる>>1をオレは見ていた。
「なんか俺、おかしくね?」
なんと答えればいいのだろうか、
それならばオレの方が、きっと、おかしい。
731 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:47:46.24 ID:SZolqyYo
「おかし…く、ない」
「ウソ」
あはは、と>>1が笑う。
少し猫背になっていた背を伸ばして、木にもたれた>>1が、
久し振りにこちらに目を向けた。
見慣れた笑みが、
すーっ、と、消えて、
瞼が、目尻に向けてナナメに垂れた。
泣きそうな顔に見えて、
「なんでだろ、俺さ、」
差し伸ばそうとした手を、ぐ、と握って下ろした。
733 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:50:35.68 ID:SZolqyYo
「ピッコロさんに、」
「ピッコロさんを、」
「もっと…………」
全身で聞いた。
じっと>>1を見て、聞いた。
だめだ、聞いてはだめだ、と、どこかで警鐘を感じる。
だが、
その先を、聞きたかった。
735 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 01:56:05.64 ID:SZolqyYo
「…………」
「ピッコロさんが、」
――――キス、してみよっか――――
必死に、何かを。
オレに告げようとしていたその赤い唇が、
からかうように、楽しげに、甘ったるい口調で、
オレに告げた言葉を思い出した。
その赤い唇は、既に誰かのものになっている。
「ッ、 ?」
こいつは、女だ。
人間の、女だ。
男と繋がる女だ、
続きを聞きたくなくなった。
>>1の口を塞ぐ。
738 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:01:34.47 ID:SZolqyYo
>>1が、目を見開いて、オレを見る。
赤い唇はもう見えない、オレの
手が、隠しているから。
>>1が、
くしゃ、と表情を崩して、だが涙は零さず、
ゆっくりとオレの手を払った。
「わっりー。わりわり。なーんか変な空気なっちまったなーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
オレの手に触れた>>1の手は、だがすぐに引っ込んでしまう。
いつも通りの笑いを浮かべた>>1が、
少しの間だけオレを見詰めて、それから、
まだ色とりどりの花火を撒き散らす空へと視線を戻した。
オレは、オレの手を、見た。
この手が塞いでしまった、…………。
745 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:07:20.49 ID:SZolqyYo
花火が、終わる。
最後の30連発の間、ずっと
うおーだの、すげーだの、ひゃっはーだの、
騒ぎ立てていた>>1も大人しくなった。
「帰ろっか」
花火が終われば辺りは暗い。
>>1の表情も、解らない。
A・「ああ」
B・「……」
C・「……もう少し」
753 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:14:17.34 ID:SZolqyYo
>>750 C
帰ろう、と言い出したクセに、>>1は立ち上がらない。
オレも立ち上がらなかった、
オレは今何を考えている?
「……もう少し」
耳に聞こえたその、小さな声が、
自分の声だと気付いて身が竦んだ。
オレは、まだ、>>1と一緒にいたいと思っていた?
「んー」
落ち着け、…友人だ、友人と、離れがたいと思うのは、
……おかしなことではない。
754 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:17:04.66 ID:SZolqyYo
「ピッコロさんって」
「それ、天然なん?」
>>1が身じろぐ気配がした。
どん、と、ぶつかる。
肩と肩が触れ合った。
自分の体が僅かに跳ねたことに、気付いて、
ひどく狼狽する。
抱きつかれたことだって、あったじゃないか、
腕を組まれることなんてしょっちゅうだ、
どうして、こんなに落ち着かない?
757 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:26:43.84 ID:SZolqyYo
「てん…ねん?」
「……うー、」
>>1の頭が、ことん、と肩に落ちて来る。
ぐりぐりと肩に、頭が押し付けられて、
なんだか甘えてくるようなその仕草は、
あの図書室で見せたような、ぞっとする気配はなかった。
「どうしたんだ、どういうことだ」
すり寄せられる頭を、撫でてやりたいと思ったが、
……しなかった。
761 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:33:21.03 ID:SZolqyYo
>>1「ピッコロさんはさ」
ピッコロ「ああ」
>>1「……俺とさ」
ピッコロ「ああ」
>>1「一緒にいんの好き?」
ピッコロ「ああ」
>>1「……」
ピッコロ「そうじゃなかったら、友人 に、…なったりなぞせん」
>>1「……だよ、な。」
>>1「友達だもんな」
763 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:35:25.34 ID:SZolqyYo
>>1「じゃあさ」
ピッコロ「ああ」
>>1「もう少し、一緒にいたいってのも」
>>1「友達だから?」
ピッコロ「……」
A・「ああ」
B・「他に何かあるのか」
C・「……」
D・「解らん」
E・「違う」
768 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:42:38.68 ID:SZolqyYo
>>765 D・「解らん」
「解らん」
>>1が、ふ、と小さく笑った気配がする。
そっか、と呟かれた声が小さくて、なぜか不安に駆られた。
何か、言わなければ、と気が焦り、
「……ただ、まだ、帰りたくはないと…思った、」
言葉を紡いでしまってから、必死に頭を働かせる。
何かおかしいことを言ってはいないだろうか、
大丈夫だろうか、
オレは友人として、おかしくないだろうか。
「……うん、」
何か、言葉を継ごうとしているような気配があったが、結局>>1は黙る。
>>1の頭がオレの肩の上で揺れて、
耳がコリ、と押し付けられる。
769 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:50:12.02 ID:SZolqyYo
>>1「なあ」
ピッコロ「うん?」
>>1「ナメック星人って同化出来るんだろ」
ピッコロ「……ああ」
>>1「どんな感じなん?いいもん?」
ピッコロ「突然、なんだ。」
>>1「…………」
>>1「ピッコロさんと、」
>>1「おんなじ種族だったら、俺、もっと、ピッコロさんとさ、」
ピッコロ「>>1」
>>1「うん」
ピッコロ「お前は人間だ、」
>>1「……おー」
ピッコロ「……お前は人間だ」
ピッコロ「オレとは違う種族だ」
771 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 02:54:55.09 ID:SZolqyYo
「お前は人間の、女で、」
擦り付けるように揺れていた>>1の頭が止まる。
もたれかかってくる体は軽い、小さい。
オレとは全然違う。
「オレは、ナメック星人だ。性別のない」
「……知ってるつの」
お前に言っているわけでは、多分、ない。
オレはオレに、言い聞かせているんだ、恐らくな。
「だが、それでも」
さっきから胸が、痛いのは、気のせいだ。
気付かないでいなければいけない。
「オレとお前は、友人だろう」
>>1が、そっとオレの肩から離れる。
「オレはお前と……ずっと、友人でいたいと思っている」
773 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 03:00:14.90 ID:SZolqyYo
>>1「うん、」
>>1「うん、わかった、っつーか解ってるってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ピッコロ「>>1……」
>>1「そんなに俺とオトモダチしてたいなんてwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
>>1「デレかよwwwwwwデレかよwwwwww照れるっつーのwwwwwwwwww」
ピッコロ「……>>1」
>>1「なーんだよー?」
ピッコロ「……いや、」
>>1「かえろーぜ、そろそろさ」
ピッコロ「ああ」
775 : ◆hAmnyPalgs [sage]:2008/07/06(日) 03:05:48.95 ID:SZolqyYo
風が吹いた、オレと>>1は立ち上がった。
地面からタンクトップを拾い上げた>>1が、
軽く払っただけで無造作にそれを着る。
「おい、」
「どーせ帰ったら風呂なんだしへーきへーき」
明るい、軽い声だった、オレの友人の声だった。
並んで、くだらない話をしながら歩いた。
>>1は本当にいつも通りで、
もしかしたら、オレが遮った言葉の向こうには、
オレが危惧していたようなことなんてなかったのかも知れない、と、
……思った。
オレは空回りをしているのかも、知れない。
「そんじゃ、おやすみな!ピッコロさん、またガッコで」
「…ああ、気を付けて」
分かれ道で手を振った、>>1を見送る。
それから、>>1は、オレと2人きりになっても、
…………オレを戸惑わせるようなことは、しなくなった。
おしまい。