神様がもう一度679と下界へ降りるようです 2

前々スレ:神様がもう一度679と下界へ降りるようです 1


696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 04:06:05.30 ID:pveHe.DO
一人残された、殺風景な部屋
相変わらず真っ白で病院のそれのようなベッドに腰掛け、辺りを見回してみる

679さんがいるときはそうは思わなかったけど、一人でいるとこの部屋は広い
やることもなく、ベッドに倒れ込んでみる
白い壁、白い天井…
……
679さんは、天界からここへ帰って、毎晩一人で何をしてるのかな…
このベッドに横になって、機械の身体を休めるのでしょうか…

デンデ「…」

枕に顔を埋めてみても、匂いはない
ロボットですから、当たり前と言えば当たり前ですが…

デンデ「…」

初めてここに来たときのことを思い出す
初めて、この空間で恋人のようなキスをした…
意味や理由の存在しない、キス

デンデ「…」

無意識に指で唇に触れると、今でもあのキスはありありと思い出せました
幸福感に満たされ、ぼくは679さんが好きなんだなぁと、実感したあの日あの時


698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 04:18:48.81 ID:pveHe.DO
デンデ「ん…」

あぁ、それでその四日後…だったかな
そのキスのこと思い出して、ぼくは…執務室で…

デンデ「…む…、ぅ」

無意識に舌と指先を絡ませる
あのキスを今一度思い出すように…
あぁ…あの日の四日後のぼくと、今のぼくは同じ事をしている
違うのは、環境だけ

今のぼくは…
679さんの部屋で、679さんのワイシャツを着て、679さんのベッドで、こんなことを…

デンデ「ん…ん…ぁ」

いけない、と思っても指も舌も止まらない
むしろ、ダメだと思えば思うほど加速していく

デンデ「あ…あぅ…、…んっ」

身体の心が痺れるように熱くなる
脚の間…股間のあたりも、なんだか熱い
唾液にまみれた指を口から外し、股間のぴんくの膨らみに持っていく

いつだったかの晩
679さんの手が、ここに触れて…

デンデ「…んっ」

口の中程ダイレクトな感覚ではない、ぼんやりとした快感
唾液で滑る指で、そこを擦る

デンデ「くぅ…、ん…」

熱い


703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 04:31:40.57 ID:pveHe.DO
デンデ「…ぅ…あ」

左手の指を口の中に滑り込ませ、舌先や内頬を撫でる

いけないんだ、こんなこと…
679さんに知られたら、怒られちゃうのに…

でも指は止まらないし、身体の火照りも収まらない

デンデ「ろ、679さぁ…ん…、ッ」

その名を呼んでも返事はない
ただ外の雨の音と、唾液の粘性のある濡れた音、あとぼくの荒い息づかいだけが部屋に響いていた

679さんの部屋で、679さんのベッドで、679さんのワイシャツで、こんなことをしている罪悪感
申し訳なくて恥ずかしくてどうしようもないのに、執務室で一人でしていたときより遙かに気持ちいい

デンデ「…ごめ…なさい…679さぁん…」

この空間に今は存在しない彼の名を呼び、謝る
途方もない感覚
身体が熱くて、じんじんして、679さんの熱がほしくてたまらない
ぼくを叱る声でも良い、いますぐ声が聞きたい


711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 04:53:22.72 ID:pveHe.DO
『やらしいな』
あの最後の日に耳元で囁かれた言葉が頭の中でループする

デンデ「や、らし…くて…ごめな…さい」

ぼくはほんとうにやらしい神様です
ひとりでこんな…こんなことして、気持ちよくなって…
こんな最中なのに679さんの声が聞きたくて…

なのに、股間を弄くる右手も口の中を掻き回す左手も止まらない
くちゅくちゅくにゅくにゅと、やらしい音が殺風景な部屋に響く

そしてぼくは、何度も頭の中でループするあの言葉に、ひたすら謝る

デンデ「ご…めんなさ…い、…やらし…くて」
『やらしいな』
デンデ「ひぁ…っ、も…言わな…で」
『やらしいな』
デンデ「い、あ…ッ…、やだ…ぁ」
『やらしいな』
デンデ「…ッん、で、でんでは…やらしいこ…、ですっ…」
『や ら し い な』
デンデ「ーーっ!…あ、あ、あ、あ、あ…あーっあーーっ!」

その瞬間、身体を一気に走り抜ける快感ともなんとも付かない感覚
口元から涎が垂れ、身体がガクガクとふるえて、涙がこぼれる

デンデ「あ、あ、あ…ぅ…んっ」

腕に力が入らなくて、身体を起こすこともできない
余韻が冷めない
呼吸さえもうまくいかない

がたんッ

デンデ「!!」


714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 05:05:14.24 ID:pveHe.DO
頭が真っ白になる
心臓が早鐘を打つ
ぼくの周囲だけ空気がなくなったかのように息ができない

帰って、きた?

震える身体をむりやり動かして時計を確認すると、679さんが出てから丁度30分が経過しようとしていた
もう帰ってきてもおかしくはない時間
全身から血の気が引く
ど、どうしよう

痕跡を消さなきゃ

偏ってずれたシーツを直そうと、ベッドから立ち上がるが
頭がふらふらして、ぼくは床にしりもちを付いてしまった

「…ただいま」

玄関から聞こえる少し不機嫌そうな声
だめ、だめ、だめ、まだこないで
ばれちゃったら、間違いなく怒られて嫌われちゃいます
なのに身体が言うことを聞かない

近づいてくる静かな足音

デンデ「や、こないでください!」

思わず出てしまう、声


717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 05:17:31.47 ID:pveHe.DO
しかし思わず上げた大声は事態を悪化させるだけだった

679「!神様!?」

驚き焦ったような679さんの声が廊下から響く
感覚が狭くなり、早くなる足音
そして声を上げてから1秒もたたずにドアが開かれた

679「…神様」

ため息のような声
あぁ、呆れられちゃったのかな…
全身から力が抜け、手足が震えて立ち上がれない

679さんが近づいてくる

679「神様、だいじょうぶですか?」

優しいけど、少し疲れたような表情
どうしよう、どうしよう…
悩み戸惑い困っていると、679さんの手がぼくの頭を撫でた

679「神様、怖い夢でも見ましたか?」
デンデ「え…」
679「こんなに汗かいて…」

言われて初めて気が付く
ぼくは、シャツが肌に張り付くほど汗をかいていた

679「も一回シャワー使いましょうか」
デンデ「あの…」
679「大丈夫、一緒にいます」


719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 05:34:47.83 ID:pveHe.DO
679「私も匂い落としたいですし…」

ぽつりと679さんが呟く
匂い?

679さんからは、微かに女性の香水の匂いがした

デンデ「…」
679「何か?」
デンデ「いえ…その匂い」

679さんが困ったように疲れた笑顔を見せる
その顔に、ぼくは戸惑ってしまい声が出ない
笑顔は良いけど、こんな笑顔はあんまり見たくない…

679「xxですよ」
デンデ「…」
679「こんな雨の中、いきなり脅迫まがいの電話で私を呼びだして…」
デンデ「なんで…」
679「本当にね、何がしたいんでしょうね」

そう言って笑う679さんの顔には、確かな疲れが見えました
肉体的なものではなく、精神的な疲れ
たとえ彼が人間であっても、ぼくの能力では癒すことのできない、絶対的な疲れ

679「神様、おいで」

679さんが浴室のドアに手をかけ、ぼくを呼びますが
ぼくは立ち上がれない
脚に力が入らない

デンデ「…えっと」
679「怖い夢で、腰抜けましたか?」

近づいてくる優しい笑顔
そしてそのまま、ぼくを抱き上げようと腕をのばす

デンデ「ひぁっ…」
679「神様?」


722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/30(月) 05:40:56.07 ID:pveHe.DO
ぼくを抱き上げようと、微かに679さんの手が腿に触れただけで、快感に似た感覚が電気のように走り抜ける

まだ、さっきのの余韻が抜けていないのでしょうか

679「神様?」
デンデ「ふぁ…な、なんでも…ないです」

我ながら、あまりに見え透いた嘘でしょう

679さんが少しだけ、笑う


・・・つづく!
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