「『これ』が私の望みだからです」
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:54:17.66 ID:HBi3.QI0
デンデ「……>>679、さん…!」
>>679「はい。神様。私はここに」
神殿から外へ出て目に飛び込んできたのは一面の花。
沢山のうつくしい色の後ろで、ぼくが快の電気信号を流させる、その方が立っていました。
花びらが舞います。
堆肥の臭いがします。
前にあるその姿が大きくなります。
気が付くとぼくは、
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:54:51.31 ID:HBi3.QI0
デンデ「>>679さん!」
>>679「はい」
>>679「最後の神様との邂逅及び会話から1年1ヶ月18日15時間53分10秒の間」
>>679「邂逅及び会話が不可能でした」
>>679「申し訳ございません」
デンデ「そんな事! そんなの、どうだっていいんです」
デンデ「何か、困った事があったんですか?」
デンデ「怪我はしませんでしたか?」
デンデ「ぼくではお役に立てない事があったんですね?」
デンデ「でも……でも、そんな事、」
>>679「……」
デンデ「>>679さんは、ぼくに会いに来てくれました」
デンデ「だから、もういいんです」
>>679「私に『何』があったか。説明を。ヒトの言葉では言い訳を」
>>679「させていただけますか」
デンデ「わ、分かりました」
>>679「離れないで。どうか。このまま」
デンデ「……」
デンデ「……は、はい」
ぼくは、
>>679さんに抱き付いていました。
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:55:04.22 ID:HBi3.QI0
「『私には愛したつもりだった染色体XXがいた』という事実を神様は知っています」
「いた。つまりは過去形」
「私が愛したつもりだった染色体XXは私を放棄しました」
「いいえ、完全な放棄ではありませんでした」
「私はセクサロイドではありません。しかしアタッチメントを付属する事により性交渉は可能」
「性交渉」
「愛情表現の一種」
「主に男女が性的欲求に従い、互いの性器を結合させる事」
「交配を目的としない娯楽的行為が私に可能な『それ』でした」
「ですが対象の染色体XXは私との交配を望んでおりました」
「ロボットである私には不可能」
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:55:16.29 ID:HBi3.QI0
「故に対象の染色体XXは新たにヒトの染色体XYを恋人として選択」
「私を放棄したはずでした」
「私は放棄されたつもりでした」
「私は私の住居を所有しております」
「対象の染色体XXは私を放棄した後も昼夜ごとに私の住居を訪問」
「訪問時以外は私の住居にある電話機は鳴り続け」
「その都度ディスプレイは対象であった染色体XXの名を示していました」
「私は考えました」
「事態の起因・元凶・罪の所在・対象であった染色体XXの意図は何か」
「しかし結果は全て理解の範疇を超過。理解不能」
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:55:27.77 ID:HBi3.QI0
「対象であった染色体XXと対面をしました。結果は意思疎通の不能が判明」
「対象であった染色体XXの精神は『壊れ』ているように見えました」
「精神の破壊をしたのは何か。或いは誰か」
「再び私には理解不能でした」
「対象であった染色体XXは泣いていました」
「花を贈りました。関係性として適切と思われる慰謝料というものを贈りました」
「対象であった染色体XXは笑いました」
「対象であった染色体XXは花と慰謝料を必要としてはいないと言いましたが」
「その両方を受け取り。全てが終了しました」
「対象であった染色体XXは新たな染色体XYと良好な関係を継続中」
「対象であった染色体XXは私の所有権を完全に放棄」
「私は」
「ヒトの心。対象であった染色体XXの心を理解する事が不可能でした」
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:55:43.40 ID:HBi3.QI0
デンデ「そ、それで?」
>>679「私は私を創造した機関の元へ戻りました」
>>679「設計者は全ての染色体XXの心を永遠の謎と評しました」
デンデ「そのひとはロマンチストなんですね」
>>679「はい」
>>679「私は永遠の謎の中でも特に不可思議な対象と関係を保持していた」
>>679「そう結論付けられました」
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:56:01.40 ID:HBi3.QI0
>>679「ロボットはチェコ語で「労働」を意味するrobotaが語源とされております」
>>679「故にロボットは誰かの。或いは何らかの機関の所有物」
デンデ「そうなんですか」
>>679「はい」
>>679「しかし私は違います」
>>679「私は公共物でも誰か或いは何らかの機関の所有物でもありません」
>>679「慰謝料の金銭を得るために労働を致しましたが」
>>679「『それ』はロボットとしての私の存在価値を満足させるものではありませんでした」
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:56:44.24 ID:HBi3.QI0
>>679「神様」
デンデ「は、はい!」
>>679「No>>679-TypeL.O.S.Aが私の正式名称」
デンデ「はい」
>>679「ヒトを目指して創造されました。しかし私はロボット」
デンデ「……はい」
>>679「ロボットは誰かに或いは何らかの機関に存在価値を依存します」
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:58:23.32 ID:HBi3.QI0
デンデ「……」
>>679「ヒトになり得ぬ限り私はロボットです」
>>679「神様」
>>679「私は求めます」
デンデ「な、何をでしょう」
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 16:58:38.49 ID:HBi3.QI0
>>679「婚姻」
>>679「ヒトは誰かの伴侶となる時に対象へ何らかの資産を贈答する事があります」
デンデ「こんいん?」
>>679「結婚とも言います」
デンデ「け、けっこん?!」
>>679「神様から焦燥・羞恥・そして僅かな喜の感情が読み取れます」
デンデ「そ、それはあなたが…」
>>679「ロボットである私に結婚は不可能です」
>>679「ですが、婚姻に際する資産の贈答をロボットに転用する事は可能かと」
>>679「私というロボットの所有を望むために」
>>679「神様。私は今ここにいます」
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:03:36.93 ID:jwa5ZsDO
>>679「神様」
デンデ「は、はい!」
>>679「私は神様に所有される事を望みます」
デンデ「そ、それは、でも……」
>>679「欲求の解消をヒトに望む。ロボットとしてあるまじき行為である事は自覚しております」デンデ「い、いえ、そんな」
>>679「ですが私の『ヒトを目指して』いる部分が私に問題の解消を強制するのです」
>>679「ロボットが誰か或いは何らかの機関の所有物であるべきならば」
>>679「神様の所有物になりたいと」
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:06:55.25 ID:jwa5ZsDO
>>679「神様」
>>679「神様から困惑の感情を知覚しました」
デンデ「ええと、……ちょっと、ビックリしちゃいまして」
>>679「……」
>>679「私の発言が原因です。申し訳ございません」
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:10:42.66 ID:jwa5ZsDO
>>679「質問の変更」
>>679「ロボットでありながらヒトとしての思考を。我侭を有する。これは罪ですか」
デンデ「それは悪い事じゃありませんよ」
>>679「ありがとうございます」
>>679「では」
デンデ「…あ……ま、待って、>>679さん、待ってください」
>>679「はい」
デンデ「>>679さんは、ひとを目指して作られたんですよね」
>>679「はい。その通りです」
デンデ「だ、だったら、ぼくはあなたをぼくの“物”にする事はできません」
>>679「何故ですか」
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:13:41.72 ID:jwa5ZsDO
デンデ「ううん、ぼくは本来、誰かや何かを特別扱いしちゃいけないんです」
デンデ「ぼくは神様です。神様がえこひいきしたら、平等じゃなくなってしまいます」
>>679「理解します」
>>679「私が神様に所有されたいという願いは私の我侭です」
>>679「度を超えた我侭は時と場合により叶える事が不可能であると認識しております」
>>679「神様にとってこの願いは」
>>679「許容の範疇を超えているのですね」
デンデ「……、……そう、です」
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:16:33.36 ID:jwa5ZsDO
>>679「神様」
デンデ「はい」
>>679「お許しください」
デンデ「……何を、でしょうか?」
>>679「自らの電気信号が私に残念だと伝えております」
デンデ「……ッ…、」
>>679「残念です」
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:20:52.78 ID:jwa5ZsDO
デンデ「……」
>>679「………」
デンデ「……ねえ、>>679さん」
>>679「はい」
デンデ「ぼくは、『あなたをぼくの“物”にする事はできない』って、言いましたよね」
>>679「記憶しております」
デンデ「確かにあなたはロボットだけれど」
デンデ「ひとの心が欲しい、自分を見つけたいあなたを、」
デンデ「ぼくは、ただの物として見る事ができないんです」
>>679「神様」
>>679「神様。それは」
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:28:55.72 ID:jwa5ZsDO
デンデ「例えひとじゃなくても、」
デンデ「>>679さんは>>679さんです」
デンデ「そして、あなたがあなただから、ぼくは大切に思うんです」
デンデ「ぼくはとてもずるいかも知れません。今のぼくは神様としてふさわしくないと自分でも思います」
デンデ「でも、こんな答えしか出せません」
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:34:45.46 ID:jwa5ZsDO
デンデ「……ごめんなさい」
>>679「どうか謝らないでください。神様」
>>679「神様が大切に思っている対象は私」
>>679「光栄な事です」
泣いてしまいそうなぼくの頭を>>679さんの手の平が撫でてくれます。
それがあまりにも優しくて、ぼくの目から涙があふれました。
ぼくが泣いているのを知れば、>>679さんはうつくしい花を摘もうとするでしょう。
うつくしい花はとても近くに咲いているけれど、
離れてしまうのが嫌で、ぼくは目先にある衣を少しだけ手繰り寄せます。
>>679さんはそれを見て、ぼくを見て、ぼくが泣いているのに気付きました。
それでも何も言わずにぼくを膝の上に載せて、抱きしめていてくれました。
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:43:02.91 ID:jwa5ZsDO
>>679「泣かないでください。神様」
デンデ「はい」
>>679「泣かないで」
デンデ「……ごめんなさい」
>>679「謝らないでください」
デンデ「……」
デンデ「……ぼくは悪い神様だと思います」
>>679「何故ですか」
デンデ「>>679さんの望みを叶えてあげられないのに、自分は我侭を通しているからです」
>>679「私はロボット。ロボットはヒトの要求に応えるためにあります」
デンデ「でも、」
>>679「私は『それ』を望んでいます」
デンデ「でも、それじゃ、ぼくは>>679さんを…!」
>>679「ヒトは矛盾する存在です」
デンデ「はい……」
>>679「そして私自身もまた矛盾する存在です」デンデ「……」
>>679「しかし今は矛盾した考えを所持しておりません」
デンデ「え……?」
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 20:53:58.85 ID:jwa5ZsDO
>>679「ロボットである私は神様の我侭を満足させる事が使命」
>>679「しかし『ヒトを目指し』ている私も」
>>679「神様の我侭を嬉しいと感じているのです」
デンデ「……それ、は、どういう……?」
>>679「……」
>>679「神様は泣いています」
>>679「それは私に不快の電気信号を流れさせます」
>>679「故にうつくしいヒトの涙はうつくしい花で拭う」
>>679「ロボットとして『それ』を行いたい」
>>679「神様の手が『それ』の遂行を拒んでいます」
>>679「神様の手が電気信号による不快を超えて」
>>679「もしも私にヒトの心があるならば」
>>679「これは間違いなく喜びです」
デンデ「!!」
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 21:08:56.94 ID:jwa5ZsDO
>>679「思い込みかも知れません。思い込みである可能性は高い」
デンデ「>>679、さん」
>>679「多くの演算を繰り返しファジー理論を並べ、」
>>679「私はかつて解読できていたと信じていたヒトの心を理解していなかったと認識しました」
>>679「電気信号と科学的反応」
>>679「『それ』がヒトの心の正体だと信じていたかつての私は」
>>679「過ちだったのです。神様」
デンデ「それは……、……そうでしたね」
>>679「今喜びを覚えている理由もかつての過ちからの説明は可能」
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 21:22:06.08 ID:jwa5ZsDO
>>679「神様が私の抱擁を求めており、私は神様の要求を満足させております」
>>679「しかし今」
>>679「私に不快の電気信号を流れさせるはずの神様の涙が私を不快にさせていないのです」
デンデ「あ……」
>>679「この涙が」
>>679「この小さな手によって」
デンデ「……はい…」
>>679「かつて過ちであったはずの感情を」
>>679「私に思い起こさせるのです」
>>679「この感情は愛でしょうか」
>>679「愛情。愛着。愛しさ」
>>679「私は今。神様を愛しいと感じているのでしょうか」
>>679「しかし同時に私の処理能力を混乱させる」
>>679「この反応を知らぬが故に」
>>679「不快感を齎すべき媒体が不快とは思えない」
>>679「予めインプットされているデータも私自身の経験もこの問題を解決させるに足りません」
>>679「神様『これ』は何ですか」
>>679「愛ですか。それとも愛ではなく他の何かですか」
>>679「私は恐怖しています。過去の私と同じ過ちを繰り返す事が恐ろしいのです」
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 21:33:00.15 ID:jwa5ZsDO
>>679「神様。どうか私に答えを授けてください」
デンデ「あ、あ、ぼくは……」
>>679「現在の私は誰かの或いは何らかの期間の所有物ではありません」
>>679「私はロボットでありながらロボットではない」
>>679「神様の『かけがえのない存在』という言葉が私の価値を消しません」
デンデ「そ、れは、」
>>679「神様」
>>679「不快を齎していた神様の涙が今の私に愛しさを伝えています」
>>679「この感情は何ですか」
>>679「望まれていない事であっても、」
>>679「神様の傍にありたい」
>>679「この思いはいかにして解消すればよろしいのでしょうか」
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 21:53:38.92 ID:jwa5ZsDO
デンデ「ぼくは本当に何もできな」
>>679「無力だと仰らないでください」
デンデ「……、う」
>>679「神様はここにありながら世界を見る事が可能。知る事が可能」
>>679「問いに答えるという分野において、神様は無力ではありません」
デンデ「でも、だって」
>>679「今すぐにとは申しません」
>>679「私の動力は内部で完結しております」
>>679「半永久的に待機する事が可能」
デンデ「え?」
>>679「私は命を持ちません」
デンデ「ロボットだから……ですか?」
>>679「はい」
>>679「神様が自らを納得させる答えを導き出すまで」
>>679「神様が望まれる限り」
>>679「神様の望まれる場所で」
>>679「私はこの感情の答えを待ちましょう」
>>679「ですから回答を」
>>679「私はロボット。ヒトの心を理解しません」
デンデ「……」
>>679「……」
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 22:06:37.69 ID:jwa5ZsDO
デンデ「ぼくはぼくをずるいと思っていました」
>>679「はい」
デンデ「……」
デンデ「>>679さんもずるいんですね」
>>679「そうですか」
デンデ「ぼくは、あなたが誰かの物じゃなくてもいいと思います」
>>679「神様は存在価値の依存を否定しますか」
デンデ「そうじゃありません」
デンデ「ヒトは、自分の存在価値を誰かに依存しなければいけないほど弱くはありません」
デンデ「>>679さんは自由なんです」
デンデ「>>679さんは>>679さんの物でいられるんです」
デンデ「ロボットとして、己を主にできませんか?」
デンデ「ヒトを目指しているなら、>>679さん自身が自分の主になれませんか?」
>>679「……」
デンデ「ねえ、>>679さん」
>>679「はい」
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 22:18:24.36 ID:jwa5ZsDO
デンデ「どうしてこの花をここまで持ってきたんですか?」
>>679「神様に所有して頂くための対価として」
デンデ「どうして花なんですか?」
>>679「うつくしいヒトの涙はうつくしい花で拭うものだからです」
デンデ「プランターに植えて、枯れないように」
>>679「生命は徒に滅ぼすものではないからです」
デンデ「こんなに沢山の花を」
>>679「神様に所有して頂くための対価として」
デンデ「花をうつくしいと思うのは誰ですか?ヒトをうつくしいと思ったのは誰ですか?」
デンデ「僕を愛しいと思ったのは誰ですか?」
>>679「はい。全て私です。神様」
デンデ「じゃあ、そう考えたのは誰なんです?」
>>679「私です。神様」
デンデ「だったら……」
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 22:20:57.28 ID:jwa5ZsDO
デンデ「>>679さんは自分で考える力を持っているじゃないですか」
デンデ「>>679さんは」
デンデ「もう、心を持ってるんじゃないですか」
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 22:39:37.66 ID:jwa5ZsDO
>>679「神様」
デンデ「ぼくが神様として言えるのは、多分それだけです」
デンデ「間違えないヒトなんてきっとほんの一握りです」
>>679「過ちを犯す事がヒトなのですか」
デンデ「ヒトは時に間違います。たくさん間違うひともいます」
デンデ「>>679さんが言ったんですよ、ヒトは矛盾する存在だって」
>>679「はい」
デンデ「だったら、>>679さんの矛盾はひととどう違うんですか?」
>>679「神様、質問の意図を理解する事ができません」
デンデ「ぼくもです!」
>>679「……」
デンデ「難しく考えても、答えなんてきっと出ませんよ」
デンデ「だって、ひとを目指して作られたロボットが>>679さんなんですから」
>>679「はい」
デンデ「>>679さんはひとでロボットなんです。矛盾してるんです」
デンデ「矛盾してる存在はひとだけど、でもロボットなんです」
デンデ「ほら答えなんて出てこない」
>>679「答えを得ることは不可能ですか」
デンデ「>>679さんが>>679さんな限りその問題は>>679さんのものですよ」
>>679「理解します」
>>679「私は私ですか」
デンデ「はい」
>>679「理解しました」
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 22:52:37.25 ID:jwa5ZsDO
>>679「この花は無駄でした」
デンデ「……」
デンデ「>>679さん」
>>679「はい」
デンデ「ちょっと変な提案なんですけど」
>>679「何でしょうか」
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 23:11:01.22 ID:jwa5ZsDO
>>1「ピッコロさんこれどーぞwwwwww」
ピッコロ「何だそれは」>>1「見ればわかるっしょwwww花っすよwwwwwwww」
ピッコロ「食えんぞ」
>>1「ああん俺の嫁ったらズレすぎwwwwwwwwだがそこがいいwwwwwwwwww」
ピッコロ「……ふん」
>>1「ねーねーピッコロさんピッコロさんwwwwwwww」
ピッコロ「何だ」
>>1「俺ピッコロさんの事、ホント」
>>531「好きです!」
セル「知っているようるさいな」
>>531「受け取ってください!」
セル「バラの花束かい。フリーターの身分で」
>>531「一念発起しました!」
セル「勝手にしろ」
>>531「でも受け取ってくれるんですね!結婚してください!」
セル「バラは美しいがね、トゲがあるんだよ」
>>531「ええ、それがどうかしましたか?」
セルjr.「ままーこれ吸っていい?」
セル「ダメだ」
>>531「うわああ僕セルさんに必要とされてる!」
セル「……脳天気だねえ?」
>>531「いいんです、だって」
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 23:20:55.82 ID:jwa5ZsDO
>>129「愛?」
看守「そうだ。感じたことはあるか?」
>>129「さて、どうでしょうか」
看守「生意気な奴だ」
>>129「……」
>>129「おや、珍しい。これは」
餃子「四つ葉のクローバー?」
>>464「た、たまたま見つけただけだからな!」
餃子「ふうん」
>>464「あッ?!そんなぞんざいに扱うな!見つけるのに結構苦労……」
餃子「苦労?」
>>464「う、うるせー!」
餃子「お兄さん!ありがとう!」
餃子「でも、どんな意味あるの?」
>>464「そんな事も知らねーのかよバッカだなー!」
>>464「いいか、それの意味はなー」
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/06/20(金) 23:24:40.03 ID:jwa5ZsDO
>>679「幸せですか」
デンデ「多分、誰も損はしないと思います」
>>679「そうですか」
デンデ「ぼくは花が好きです」
>>679「そうですか」
デンデ「でも、この花は>>679さんのものです」
>>679「よろしければ差し上げます」
デンデ「いえ、ちょっと待ってください」
デンデ「それでですね、ここは神様であるぼくの住んでいる所なんです」
>>679「存じております」
デンデ「それはよかったです」
デンデ「じゃあ、ちょっとおかしな提案をしますね」
デンデ「ここのお庭をプランターの分だけ貸しますから、」
デンデ「>>679さんにここでお花のお世話をしてほしいんです」
デンデ「ね、お花は無駄じゃなかったでしょう?」
>>679「……」
>>679「はい」
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/06/20(金) 23:39:06.38 ID:jwa5ZsDO
むかしむかし、ある空の上に小さなかみさまがすんでいました。
小さなかみさまといっしょに、黒いはだのめしつかいもすんでいました。
二人のすんでいるところには色とりどりの花がさいていました。
その花のせわをしているひとのようなロボットはときどきむずかしそうなかおをして、
ひととはなにかと、てつがくしていました。
むずかしいことばかりをかんがえているロボットでしたが、
花をつむときや花のにおいにさそわれたかみさまとお話しをするときはえがおをみせたりしました。
そうしてかみさまとめしつかいとロボットは、いつまでもなかよくくらしているそうです。
おしまい